中小企業の営業とデータベースエンジニアリング
これまでの記事を通じて
Prime Seed合同会社代表の宗片です。
本ブログでは、これまで補助金についての発信を続けてきた中で、読者の皆様の中には、ご自身で事業を営まれている方も少なくないのではないかと思います。
もしくは、「安倍政権のもとで、いかに経営者層が特権を享受していたのかを痛感した。いち早く自営業として独立したい。」といった考えをお持ちのサラリーマンの方も多いかと思います。
今回は、そのようなマネジメント層の皆さまに向けて、現在私が手掛けている「データベースエンジニアリング」について簡単に説明させていただきます。
私は東京大学経済学部を卒業後、大学の友人と共にPrime Seed合同会社を立ち上げ、主にデータベースエンジニアリングの受託開発を手掛けています。
データベースエンジニアリングと聞くと、「金融機関のようなビッグデータを保有する会社」や「パソコンを駆使する最先端IT企業」にしか必要がない業務のように聞こえます。
しかし、私の経験では、実は、データベースエンジニアリングは「ITに少し苦手意識のある中小企業」で活用してこそ、絶大な効果を発揮する技術だと確信しています。
本稿では、「データベースエンジニアリング」が中小企業の業務にどのように役に立つのかを皆様に知っていただきたいです。
難しいことは抜きに、どなたでもわかるように、まずは全ての経営者がお悩みの「営業」に「データベースエンジニアリング」がどのように役立つのかをご紹介いたします。
データベースエンジニアリングにより可能になること
①営業を自動化する
法人を経営されている方で、営業に悩んでいない方は存在しません。これは世界の真理です。
なぜ営業が大変なのか、それは「属人的な作業だから」です。営業の仕事はChat GPTが行うことはできません。
そのようなお悩みをお持ちの皆様に私が言いたいことは以下の点です。
せめて「自動化できる部分は自動化しよう」
どういうことでしょうか?
例えば、既存のお客様に一斉メールを送るとします。宛名の部分、自分や社員で一つ一つ書き換えていませんか?
作業自体は極めて簡単で単純ですが、積もり積もって莫大な工数となっています。Sales ForceやHubspotでメールを管理することで、このようなつまらない作業を省力化することが可能です。
日々の「これめんどくさいなぁ」という感情が積もり積もって、「営業やりたくないなぁ」、「仕事めんどくさいなぁ」という気持ちに変わってしまいます。
今後こちらのNoteで、社内データベースの作り方や、Hubspotの使い方についても発信していく予定ですので、ぜひフォローしてみてください。
②社内データベースと生成AIを連携させる
仮にあなたがアイスクリーム屋の経営者をされているとします。「千代田区に住んでいる20代の女性に200円引きのクーポンをメールで配りたいなぁ」と思ったとしましょう。
さて、これをエンジニアに依頼するとなると、以下のようなSQLコードを書くことになります。
SELECT LastName, FirstName, 'E-mail'
From Users
where gender = 2
and age > 19
and age < 30
and district = '千代田区' ;
エンジニア以外の方は、「めんどくさそうだなぁ」と思うかもしれません。
ですが、実はデータベースエンジニアリングで社内データを整備することで、このコード、全く書く必要がなくなります。
「『千代田区に住んでいる20代の女性』の名前とメールアドレスを抽出して」
これをチャットボットに入力するだけで、誰でも営業リストを作成できます。
お客さんの名前とメールアドレスがリストにできたら、あとは先ほど紹介したHubSpotにリストを読み込ませて、メールを送信するだけです。
長くなってしまうので、今回はここまでにしておきます。
「よくわからないけど使ってみたいな…」
「大体はわかったけどもう少し詳しく知りたいな…」と思っていただけましたでしょうか?
Prime Seed合同会社では、「思いつきベースのご相談」を、週に10件以上受けつけております。
「こんなことがやってみたいけど、できるのかな?」「日々の仕事がもう少し楽しくならないかな?」といったカジュアルなご相談をいただくことは、私たちにとっても刺激的で楽しい時間です。
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Prime Seed合同会社 代表:宗片吉史
メールアドレス: info@primeseed.net
Webサイト: https://primeseed.net