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【Anisama world in shanghai 2024】 シャンハイニーズ・ラプソディ~メビウスの輪を壊して~

1.久しぶりの海外ヲタ活は上海!

Anisama world in shanghai 2024 
November 16th,2024 @上海久事体育館旗忠テニスセンター

外灘からながめる浦東地区(上海)

久しぶりに海外ヲタ活でございます。
とはいえKポファンの方なんかは本当になにかあるたびになんなら毎月韓国に行ってたりするし、飛行機で3時間の距離なら沖縄行くのとかわらないよね!

今回の目的地ははじめての中国本土・上海。
香港とか台湾くらいなら国内旅行とかわらんくらいに思ってる安易な私に、しかし本土はやはりちがった…

…ことばがぜんっぜん通じない!!!www

通じない通じないとは聞いていたけど、"パスポート"すら中国語ってどういうこと?
なんなら日本語通じる台湾や、普通に英語が通じる香港とはなにもかも違う。
さすが人口10憶人いればそれだけでまかなえちゃう国に多言語不要ってことなの?!強すぎる!(いろんな意味で)

でも言葉はどうにかするとして、今回の私のいちばんの鬼門は決済アプリ
アリペイとウィチャットペイという二大決済アプリでほぼ廻っているという中国、ふだんPayPayすら使わない私、使い方まったくわからんちんww
アニサマのチケットを取るとき使った「大麦」というチケットアプリを使うのに必要なのでどちらもインストールはしたけど使えるの?!
だって言葉が通じないのは仕方ないで済むけど、オカネ払えなかったら国際手配犯じゃん!!(思考が飛躍)

2.街角ピアノトラップ

そんなこんなで、入国直後からやっぱりいろんな人に助けてもらって(お店のひとにウィチャットペイの使い方実演してもらったww)
アニサマ公演当日です。

お化粧し終わって「けっこうかわいく作れたじゃん!(工作です)」と満足していると、
こむこむ公式様からこんなポストが。

「14時から上海のショッピングモールでストリートピアノ弾くで」

BiliBiliでは前日に告知があった模様

は…?

14時って、今13時25分ですけど、ここから6~7kmありますけど………
うううううううん!
とりあえず行ってみっか!!
(座右の銘;やらないで後悔するよりやって後悔)

タクシー捕まえて、Googlemap見ながら「遠回りじゃーん??」と焦るものの言葉もわからないのでなにも言えず、渋滞にハマってたどり着いたのは告知の開始時刻から10分も過ぎたころ。

ここでいいよね…?

おまけに『ショッピングモールのストリートピアノ』ってざっくり感すごすぎて、日本のモールならここだろ!って場所に行ってみるもののピアノらしきものはみあたらず。

ここはどこわたしはどこ

お店の人に聞いてみるも要領を得ず…というかチャイ語がそもそもわっからんww
焦ってるので翻訳アプリも忘却の彼方w

しばらく端から端まで探してみたけどやっぱり見当たらない…(´・ω・`)ショボーン

さすがに土地勘ゼロからの「30分でストピを探せ」は難易度が高すぎました。
でも最初からあきらめずに頑張った自分は褒めたい。わたしえらい!w

3."国際テニスセンター"への道

荷物もなにもかもホテルに放ってきたので仕方なく一度戻ってから、もういちどタクシーをつかまえて「上海国際テニスセンター」へとフライヤーを見せて向かってもらう私。
確かここから7kmくらいだからまぁすぐ着くよね。
めちゃくちゃ親切だったタクドラのおじさん、
翻訳アプリを使って「ここにつくのはショーの開演後になるけどいい?」と…

え?…ええええええええ?!

どうやら上海には「国際テニスセンター」が2か所あるらしく、今回のアニサマの会場は郊外の遠いほう。
一気に蒼白になった私をみてやばいと思ったのか、キンコンしながらおぢさんめちゃくちゃ車を飛ばしてくれました。
…グラッチェ…orz

結局やっとこさアニサマ会場の上海久事体育館旗忠テニスセンターに到着したのは17:00
はい、開演16:30ww
くっそーw
ストピはトラップだったか…自分をほめてる場合じゃなかったw

どうやらトップバッターのT.M.Revolutionはすでに終わった模様。
せっかくだから見たかったなあ。。

4.This is the Chinese Music Festival

エントランスでは、現地のスタッフさんたちがチケットではなく身分証をチェックしての入場でした。

なかなかものものしい雰囲気

アプリでとったチケットが当日表示されなかったらどうしよう、そもそもスマホなくしたりしたら…とドキドキしていたけど一切触らず。
日本の一般的な鑑賞チケットとは違って必ず本人の公的身分証番号を登録してその人しか見られないシステムなのは転売ヤー多すぎ中抜きジャパンにもちょっと学習してほしいスタイルかも。
チケットは一度購入してもキャンセルできるし(キャンセル料はかかる)、まぁ合理的っちゃ合理的。
あわせてX線で荷物チェックをして晴れて入場です。

よかったー入れたーーーー小室せんせいにあえるーーーー❣️❣️🥹(よろこび)

やっと着いたよせんせい!

野外のテントでグッズを売っていたけど終わってから買おうかなと思っていたら帰りには撤収していて完全にしくった感。
(こむてつ缶バッジほしかったよー)

魅惑の缶バッジ


トイレに行こうと会場をうろついたら「こっちは封鎖しています」と外の簡易設置トイレを案内されて、今日って野外フェスだっけ?と思わず瞠目。

今日って野外フェスじゃないよね?

いろいろぱちくり👀しながら会場に入ると、おお、、中国のヲタクが歓声あげて一糸乱れずペンラふってる…!
あまりの完成度の高いヲタ芸に(日本から遠征した人たちかな?)と思ったら普通に中国語でしゃべっていて、ヲタクは全世界共通か!とこれまたぱちくり👀

✨ヲタ芸は全世界共通✨
ハイ!ハイ!ハイハイ!

ひとつ違うところといえば、中国の子たちけっこうみんな背が高い。
12㎝ヒールのブーツを履いていった私が(これで168㎝)指定の席だとどうにも埋もれてしまって、結局後ろの空いている席に避難したほど。
(自席でみてなくても注意されないどころか、スタッフT着た人たちがそこで普通にショーをみて動画録ってるのがなんとも自由というか…)
街中でも脚の長い子が多いなぁと思いながら歩いたな。

ちなみに席の埋まりは、いちばん値段の高いアリーナ70-80%程度~ステージそばのスタンド席が5-10%程度。
チケットも安い上階のスタンド席からハケていったので、演者にもよるだろうけど、中国の人は近くでみたいというよりその場で楽しみたいっていうスタンスなのかな?
日本とは逆に値段の安い上階はぎっしり、アリーナスカスカという不思議な光景でもありました。

スタンド席はほぼ満席🈵

5.アニサマ上海①ReoNa

さて、この日のステージですが、あまりアニソン歌手の方を知らないのでどうのこうのは言えないけどとにかくみなさん声が高い。
アニソンのキーの高さのせいもあってかとりあえずキンキンした歌が多いなぁと…

その中でも異彩を放っていたのがReoNaさんという歌い手さん。

「絶望系アニソンシンガー」ReoNaさん

金髪ストレートボブの病み系美人さんで、はきはきしたほかの演者さんとはまったく違うハスキーなけだるげボイス。
ステージに現れた瞬間会場が妙に静まり返ったので人気ない方なのかな?と思ったら各所から「ダイスキー!」という声があがって、これはマニア向けというかガチヲタがいそうな感じ。
(名前と一緒にたまにあがる「ダイスキー」ていう声援の中国語感がかわいい。わたしも言っとくか。テツヤダイスキー💕←)

あとでXのポストをみたら、ほかの歌い手さん方とはわりとおざなりな感じで撮ってるツーショも、ReoNaさんとのツーショはがっちりかっこつけて撮ってる小室せんせいを見て吹いてしまった。
ああいうのはお好きなんですね🤭💕

曲もMVもアニソンというよりアーティスト志向で、今後違う方向に行きそうな予感もするそんなちょっと気になる歌い手さんでした。

6.アニサマ上海②西川貴教 with T.Komuro

そしてやってきましたこの時間☆

上海タイム19:28。
客電まで全落ちした暗闇に放たれる放射線のようなステージライト、うちつけるシンセドラム。

きた…!!

第一音でこれきたとわかるこむおたまっしぐらの私とは逆に座ってしまった客席に、カウントダウン10to0
それでも数字が減るたびに立ち上がる人数が増えて、ゼロカウントとともに沸き上がる歓声。
小室せんせい登場です!

カウントダウンfrom10to0

水縹色のジャケットに、インにはホワイトのブラウスとその首元はリボンタイ。
黒の細いベルトに白のパンツという、ちょっとelectroの進化版王子様だわ。金髪とのコントラストがさわやか!
ペール系ブルー似合うよね🩵カッコイイ!💕

今日はおフランソワ様第二弾♡…第三弾か?

そんなベルばらの世界から抜け出たヒズマジェスティ、ステージセンター奥にしつらえられたmontageを前にして、

バンバンバンバン!🎹🖐️

って、手ドラムかーい!!😂😂

そしてぶりぶりに鳴らすシンセベースと時折聞こえるオケヒット。
うっわ…これはときめく…!!✨
overtureのような、物語のはじまりのフレーズががぜん次の瞬間への期待を誘う。
(本当にこの序曲は格好良かった。この2分半で上海への旅費全部ペイした)

4つ打ちキックが続く中、サンプリングのウツボイスが小室せんせいの指使いと同期して響き渡って、はじまるのはもちろんこの曲、

『Get Wild』!!

イントロとともに、この時間は「西川貴教」として西川くんが下手ソデから跳ねるように登場!
黒の燕尾服っぽい正装スタイルは小室せんせいと合わせたのかな。

西川くん公式Xより

「カモン上海!」

西川くんのあおりとともに、continualベースのゲワイで飛び出した小室せんせいはmind controlをかついで、上手・下手とステージを縦横無尽に飛び回る。

ふたりで表情をあわせたり、西川くんが差し出したマイクでサビを歌ったり、客席に手を拡げてあおったり。
もう元気いっぱい!楽しそう!

げっわいえんたっ!

しかしインタールードで鳴らしたマイコンの音が完全に不協和音だったんだけど、あれはあれが正なの?
斬新すぎじゃね?(個人的にはなし寄りのあり←?)

たまに作詞もしてた西川くん(あんなに正々堂々もにょもにょする人はじめてみたw)は、音域的には余裕かと思ったけど最高音がきれいに出ていなかったりと、ゲワイはやっぱりウツの唄なんだなぁと私はなぜかそんな感慨を抱きながら、楽しそうなふたりを目に焼き付ける。

上手から下手から縦横無尽

そして最初はそんなにノってないかな?と思った客席はアウトロでは声をそろえて♪げっわいえんたっ!を歌ってくれての大盛り上がり。
小室せんせいはまるでソロギタリストのようにエレキギター音で鳴らすマイコンを高く掲げて。
西川くんにあわせたようなロックテイストのcontinual、大盛況。
もちろん私はひとりで跳んでおりましたw

会場の明りが点ると、MCは西川くんがオールチャイニーズで頑張る!
なにかを叫ぶたびにワッと沸き上がる客席、、ですが何を言っているのか私はもちろんわからずw
でもガンダムの主題歌のことを言っていたのか「シードフリーダム…かんだま!」って叫んでたのが個人的にツボでした。
チャイナでガンダムの発音はかんだまなのか…かんだま…かわいい…

そして西川君がガンダムということは、曲はもちろんこれ。

『FREEDOM』!!

この間のMUUUSEで披露された、4つ打ちキックのEDM感が強いFREEDOMとはまったく違ってスネアドラムがばんばん聞こえる、こちらはロックなFREEDOM。

アレンジはおそらくイナズマフェスの時のロックアレンジベース。
そこに小室せんせいがマイコンで弾くギターを載せて、ふたりが唄う!煽る!昂る!!

なんだかんだ言って、小室せんせいもロック少年だったりするんだよなぁ。
TMで魅せるスマートな荒ぶりとはまた一線を画す、肉感と熱感のある荒ぶり
ハードスタイルがベースにある西川くんとだから見せる姿なのか、こちらが本当の小室哲哉なのか。。。

端正な衣装とは真逆のロックステージに、ペンラがなければここがアニソンフェスとは思えないような歓声と熱が空間に充満する。

そのまま曲はガンダムつながりで『Beyond The Time』へ。

ダークパープルなライトとレザビが会場に広がって、瞬間に会場は宇宙空間に。

やっぱり西川くんのbeyondはフレーズのなかに揺らぎが入ってちょっとロック演歌っぽいのが私は苦手で、頭の中でウツを召喚したくなっちゃうけど。
熱く歌い上げる西川くんに、物理的にも音楽的にも寄り添う小室せんせい。

弾く!
歌う!
にやっ
薄い本ができちゃ…
…わないか、この2人だとw

最後は、イナズマの時と同じく♪Beyond the Timeーーーの最後のC5(女性音域のドの音)
をまさかの実声で叫びあげるというパワフルな歌声で宇宙破壊も甚だしい西川くんww
その雄たけびに合わせるように、客席は息のそろったペンラ遣いで場を盛り上げて。
そして前日に「自分はブライアン・メイ」と言っていた小室せんせいは、リトルフレディの力強い唄声に寄り添って最後までmind controlを鳴らし続けておりました。

小室ブライアン哲哉せんせいと、西川フレディ貴教くん
(小室哲哉公式instagramから)

「謝々大家!!(みんなありがとう)」

客席に手をあげる西川くん。
また何言か中国語でMCしたあと、マイクを小室=ブライアン=哲哉せんせいに向けて「ひとこと」と…

小室せんせい「えーやるのー」みたいな顔で笑うと、本当に一言だけなにかを中国語で。。
そのままマイコンを外して客席にひとつ手をあげお帰りになりました。

おつかれさまでした!
バイバーイ!

7.そしてアフターザフェスティバル

最後は西川くんがMCで出演者のみなさん一言スピーチのあと、アニサマのテーマソング『stargazer』を合唱してアニサマ上海これにて終了。
小室せんせいはたぶんそのまま日本に帰っちゃったんじゃないかな。
(朝陽がのぼる羽田をSNSに載せていたから、浦東空港2:30a.m.発のANAで発ったと予想←ストーカーですなぁww)
最後のステージには顔をみせずでした。
フライヤーの真ん中にいる人なんだから最後まで出てほしかったなぁ。

そんなこんなで客電が点って、私はさて帰るかと自席に置いていたおみやげ?(いわゆるS席でグッズ付きシートだった)を取りに行くと

「…げっ」

ここはさすが中国というのか…
残っていたグッズは全部荒らされて、抜き取られた紙袋の残骸が残るばかり。
海外で日本人の民度を期待した私がアホだった…w
そんなこともまた勉強になった、今回の上海遠征でした。

兵どもが夢のあと…

とはいえ、今回のいちばんの目的である
"アニサマ上海で小室せんせいをみる!"
は無事達成!🙌🙌
もうこれだけで私の上海渡航は大成功です。💯点満点。

やっぱりブリリアントだったOPのあのインストだけで旅費なんて全ペイだよね。←こむおたこわーい
こんなときめく音を探して世界中彼を追いかけてるんだもん。
頑張ってチケットとって本当によかった。
(大麦という中華チケットアプリの登録が本当に大変だったのでここは後で別記したいです)

なにやら来年はまた上海での公演予定がある?ようなにおわせもしていたので、たのしみにまた働きますか!
なんならゲワイのウツサンプリングボイスでもうTMちゃん中国上陸したようなもんじゃん!←あいかわらず思考が飛躍

哲哉せんせい、今日もすてきな音をありがとね!♡
来年の上海、あるならやっぱりTMがいいなぁ。

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