【イナズマロックフェス2024】琵琶湖のほとりのフランソワ～王子様と、ときどきおじいさま（西川貴教guest小室哲哉）
September 22nd, 2024
草津市烏丸半島芝生広場
いつかいつかと待ち構えていた感はあるふたりの共演。
映画版ガンダムシードの主題歌『FREEDOM』発表から物議を醸し、賛否両論の嵐を巻き起こしながらも映画の大ヒットで留飲をおろした数か月もはや通り過ぎ、
夏すら終わりかけるこのいち日。
西川貴教と小室哲哉が同じ場所で音を奏でるいち日が、やっと訪れました。
１週間前は雨天100％の予報だった琵琶湖のほとりの特設ステージも、午後にはあめらしい雨もなく、
迎えた22日の雷神（メイン）ステージのヘッドライナーはもちろんこの人。
オーガナイザーでもある西川貴教！！
オレンジ色の時間が過ぎて紫色に暮れなずむ湖畔に、ロックギターの音が高らかに響き渡る。
「親戚みたいなもの」とかどっちが言ってたっけ？
小室せんせいのいちばん弟子？浅倉大ちゃんプロデュースの頃はよく聴いていたものの、割と最近の曲だと聞いた本日のセトリはあのころには考えられないようなかなりのハードロックスタイル。
もともとアマ時代～ルイマリはそーゆー系をやっていたのは知っているので、
（これがやりたかったんだろうなぁ…）
なんて考えながら、私はいつかいつかとお目当ての人の登場を待ちわびる。
ちなみに西川君ファンの声援は「たかのりー！」か、男子は「アニキー！」もありｗ
さらにちなみに私のスタイルは完全にEDMフェスの客ｗ
先週のultrajapanのまんまきたけど普通にただのパリピで草。
そして待つこと数10分。
西川くんの長口上からはじまったのは、2000年代初頭から宙ぶらりんになっていたガンダムシードシリーズへの熱い想い。
「なんなら恨みにも似た気持ちでこねくりまわしていた…」ってなんやねんｗ
20年ほどもたってやっとの続編と、そしてその主題歌を担当できたことに対する想い、一緒に作り上げてきたこの人への、ここに今日やっと呼べたことへの感謝と。
西「それではその方をここにお招きしてもいいですか…？！
…小室哲哉！！」
きたーーーーーーーーーーーー！！！
お客さんの歓声と拍手が沸き上がる中、下手側からぽってぽてといつも通りの登場っぷりの小室せんせい、
トップは綺麗系マダム、ボトムはカジュアルめの甘辛スタイル。
つかなにそのヤカラグラサンはｗｗｗ
ティアドロップタイプのグラサンに束間強めの金髪カールとか、どう考えてもカタギに見えねえですｗ
そんな渡哲也…もといボスの第一声、
て「こんばんわ～‼️」（ﾍﾛﾍﾛ🥴
…ぶほｗｗ
いつも通りへろへろだけどいつもより気合入ってるじゃん！
と思ったら、
西「ちょっとせんせい！！💢もっと高めてきてくださいよ！！😡」
アニキにはてつやくんの昂ぶりは伝わらなかったもようｗｗ
そして一言二言ふたりで会話したあと、おもむろにヤカラグラサン🕶️を外す小室せんせい。
（それはもうもったいぶってゆっくりと）
あん♡美人さん♡と思った瞬間、
「きゃぁ！💕」とか「はああっ！😍」って声がそこかしこに。
リアルプリンス、リアルフェルゼン、、リアルフランソワ様💕←だから誰なのそいつ
あかん。
またうちのボスの美貌が世界にバレてもうたやないかい♡
マインドコントール🎹（ショルキー）を準備されているせんせいの横で
（おん？今日はマイコンなんやな）、
西川くんはちょっとそわっとした感じ。
西「なんならちょっと緊張してるんで…！」
らしくない言葉もつぶやいたアニキ、
始まるのはもちろんこの曲。
西「『FREEDOM』！！！」
それはまるで咆哮のような。願いと想いと喜びにも似た叫び。
これは…熱い…！！！
あの大きくはない躯体から、まさしく全身全霊で紡ぎだされる叫びのような歌声。
昔に比べるとかなりダスティな歌声も、ロックフェスと思えば現場の醍醐味。
見上げた夜空には、雲の裂け目から星の輝き。
そして、マイコンかついだ小室せんせいはゆるゆるとそれこそフリーダムにステージを好きに使っていたと思ったら、
Bメロでふいに近づいたふたりが一本のハンドマイクで歌い始めて、
抜いてるカメラの画角いっぱいにぎゅうぎゅうに顔を近づけて、まるで「おれがうたう！」とばかりにマイクを争うふたり。
西川君のあの声量に引きずられるように、いつにない張ったコーラスがマイクから漏れ聞こえてくる。
ｎｏｔステンレス！！ｎｏｔモスキート！！
（こむおたはここで笑って）
だけどあまりにぎゅうぎゅうのfacesに、お顔のおにくもぷよんぷよんのfreedom。
いやん！おにくを押さえていてあげたい！！🧡←なぞの母性
そこだけちょっとかわいいおじーちゃんが出現していたことはここだけの秘密にしといてください♡
でもステージでこんな"むきだし"の小室せんせいはウツや木根さんとは多分見られないよね。
ちょっといいモン見ちゃった感じの瞬間でもありました。
そして、
「行こう！」
西川くんが指さしたその先に響いたのは、なんと
『Beyond the Time』
ディストーション強めのギターがかなりロックなタカノリbeyond～
ドラムもオリジナルの4つ打ちとはちょっと違う動きのあるリズム。
グリーンのライティングが映えるステージに、小室せんせいはステージの端から端へとまだまだフリーダムにマイコン抱えて動く動くｗ
ちょっと演歌っぽいこぶしの入ったボーカリゼーションはTMで育った私には正直厳しかったけど、
最後の♪beyond the time－－－－をほぼチェストヴォイスで叫び切った西川くんにはさすがに拍手を送りたい。
C5？C5#？なんてふつうはファルセットか頑張ってもミックスボイスが限界でしょ。
本当にポテンシャルが怪物だな！！
そんな感じで、本編はガンダム主題歌2曲でのゲストだった小室せんせい。
ECはTMトリビュートアルバムでも西川くんが歌った『LOVE TRAIN』に花を添えておりました。
（ここだけはマイコンじゃなく普通のシンセだった）
そしてラストのラスト、本日のメインステージの出演者を集めての大フィナーレは、
本日の私のお気に入りだったNovelbrightに宮野まもちゃん、そしてNEWSの3人とこちらもゲストのSo&Minami(Fear,and Loathing in Las Vegas)のおふたり。
あーんど、もちろん小室のてつやせんせい♡
イナズマのテーマ曲『Lakers』(浅倉大介作曲)を全員で、なんならお客さんも腕を振って全員で歌い上げます。
曲が終わると、満足げなアニキが口を開いて
西「じゃあみんなでジャンプして締めましょうか」
会場全員が腰を引いてジャンプ体制に入って…はい……ん？
おい、なんかまだ音出してる人いるんですけど？？ｗｗｗｗ
盛り上がるでしょ？👍サービスプレイだよ！！😉⭐︎
とばかりにマイコン縦にしてびよんびよん音出し続けてるおフランソワ様。
西「ちょっと！💢先生も！！ｗｗｗ」
なんなら得意げに音出してた小室せんせい、状況に気づいて
あっ、はい！💦
って感じにやっと音を止めて腰をおとしてる。
もうーなんなのこのひとｗw
かわいいにもほどがあるだろ❤️🔥
大草原ｗｗｗふりーだーむｗｗｗ
そんなこんなで滋賀の大地をみんなで一瞬離れたら、アニキはゲストさんひとりひとりと感謝のハグを。
「ありがとう」なんてマイクからもれ聞こえる声に、安堵感やほんのり垣間見える疲労感もちょっとだけ。
そして。
それぞれとがっちりめのハグをしたあとに、スッと小室せんせいの前にたった西川くん。
その一瞬、ふたりの間にぴりっとした緊張感を覚えたのは私だけかな。
良好な関係性とはいえそこまで付き合いも長くなく、どんなことを言っていても目の前にいるのはまごうことなき音楽界の大先輩で大御所。
握手くらいで良き師弟関係を示して終わるのかと思ったら…
「？！」
がしっときたのは握手でもなくハグでもなく、
頭をぐいっと引き寄せて、わしゃわしゃと犬にでもするように西川貴教の頭をなでるパイセン小室哲哉。
一瞬目を見開いたそのあとに、なんともいえない照れくさそうな嬉しそうな西川少年の笑みがこぼれて、
普段はだいたい好きなこと言ってごちゃごちゃにしてにこにこしてる困ったちゃんだと思ってるこむろせんせいがふとみせた父性のような大人の顔に、私もちょっと驚くやらドキッ💘とするやら。
（私もされたい🤤←失せろ）
いつもはみられない二人の表情と信頼性までが垣間見えたアクションには、こむおた的にもオールオッケーでございました♡
ＴＭとかプロデューサー業方面だとソリッドでクールな見せ方になるせいか天界の生物みたいな扱いをされるけど、
いつもは少し隠れぎみな、音楽への熱さだとかヒトとしての存在のかわいらしさや肌感とか。
西川くんはそういう、人間小室哲哉を引き出せる人なのかもなぁというのが今回のイナズマの共演をみての感想。
預けることも預けられることもできる、自走しながら１対１で個性を並べて出現できる存在。
でもだからこそ、このふたりの個性は溶け合わない。
従わない、押さえつけない。
小室哲哉プロデュースの第一ボーカル（男声)はウツだなぁと思ったのも事実。
同じバンドには存在できない、対バンやfeat.で輝きを発揮するタイプの二人だよね。
だからかな、
西川くんが「せんせい」って呼ぶの、ひじょうに違和感。
さて、そんな小室せんせいですが、西川くんにこの日をふくめて３日も滋賀にいることをバラされておりましたｗｗ
（まぁ彼女さんが金曜休みぽかったから想像はついてたｗ）
北海道でぺろっとウツのお帰りをバラしてた小室せんせい、なんというか実はこのふたり軽々しさが似た者同士だから気も合うんじゃないのねえ？
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