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膝のリハビリ、いつまで通う?どれくらい通う?

リハビリに通っている方の中にはいつまで通えばいいのか、週何回通えばいいのか、このようなことを悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回はリハビリの頻度やゴールに関して過去の研究をベースに解説していきたいと思います。


1. 膝のリハビリはどれくらい続けるべき?


変形性膝関節症(膝OA)や膝の痛みでリハビリを始めると、「どれくらい続ければいいの?」という疑問を持つ方が多いです。

過去の研究によると、リハビリを 150日以上(約5か月)続けることで、さらに大きな改善が見られる ことがわかっています。つまり、リハビリは短期間で終わるものではなく、少なくとも5か月以上の継続が推奨 されます。

具体的には、以下のような改善が見られます。
• 膝を曲げる力(膝屈曲筋力)が向上
• 階段の上り下りの時間が短縮
• 歩く距離が伸びる
• 膝の痛みによる生活の不便さが減る

ただし、 「5か月経ったら終わり」ではなく、さらに続けることで良い状態を維持できる こともわかっています。

2. リハビリの頻度はどのくらいがいいの?


リハビリは 週1回~2回のペースが効果的 です。特に、
• 最初の1か月は週1回以上
• 2か月目以降は2週間に1回の頻度でも効果が持続

というパターンが推奨されています。

また、 「通うリハビリ」だけでなく、自宅での運動を組み合わせる ことで、より良い結果が得られます。研究では 自宅での運動を毎日実施することで、膝の痛みが大きく軽減 したというデータがあります。

自宅での運動のポイント
• ストレッチ(膝や足首を伸ばす)
• 筋力トレーニング(太ももの筋肉を鍛える)
• バランス運動(転倒防止のために)

「リハビリに通うだけでなく、家でもコツコツ続ける」ことが大切です。

↓自宅でのセルフリハビリにはこちらの記事を参考にして下さい!


3. リハビリをやめるタイミングの目安は?


リハビリをやめるべきかどうかは、次のような点をチェックして決めましょう。

リハビリを続けたほうがいい場合

✅ まだ痛みがある
✅ 階段の上り下りがつらい
✅ 歩くのが不安・ふらつくことがある

リハビリを卒業できる目安

✅ 痛みが大きく減った
✅ 日常生活での動作がスムーズになった
✅ 自分で運動を継続できるようになった

また、リハビリを一旦終えたとしても、痛みや動きの悪さを感じたら、すぐに再開することが重要 です。リハビリをやめたあとも、定期的にチェックする習慣をつけましょう。

4. 自宅でできる膝のケア方法


リハビリを終えた後も、自宅でのセルフケアを続けることで 膝の痛みを防ぎ、良い状態をキープ できます。

① 膝のストレッチ(毎日)
• 太ももの前を伸ばすストレッチ(椅子に座って足をまっすぐ伸ばす)
• ふくらはぎを伸ばすストレッチ(壁に手をついて足を後ろに伸ばす)

② 筋力トレーニング(週3回)
• 太ももを鍛える運動(椅子に座ったまま、片足ずつ伸ばしてキープ)
• スクワット(軽く膝を曲げて5秒キープ)

③ 歩く習慣をつける
• 1日30分を目標に歩く(痛みがない範囲で)
• 階段を使う習慣をつける(無理のない範囲で)

効果的な膝のリハビリがしたい!という方はこれらの記事も参照していただけると幸いです↓


5. まとめ


膝のリハビリは 5か月以上継続すると、痛みの軽減や歩く能力の向上が期待できる ことがわかっています。

また、リハビリの頻度は週1~2回が効果的 で、自宅での運動と組み合わせることが大切です。

リハビリを終えた後も、ストレッチや筋トレを続けることで膝の状態を良く保つ ことができます。

「いつまでリハビリを続ければいいの?」と悩んでいる方は、 焦らず、コツコツと続けることが大事 です。

あなたの膝が少しでも良くなることを願っています。

「リハビリを続けるべきか?」と迷ったら、この記事の内容を参考にしてみてください。

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