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リハビリによって差が出る⁉︎人工関節手術後のリハビリよる差

人工関節手術と術後のリハビリはセットです。

一言リハビリといっても
何をしたらいいの?、これであってるの?
と不安になることもあるかと思います。

過去の研究よりリハビリの方法により結果が異なることが示されています。
より良いリハビリの効果・結果を残すためのヒントになるかと思い記事を作成しました。

何かの参考になれば幸いです!!


1.人工膝関節手術後のリハビリに重要なこと




人工膝関節手術(TKA)は、膝の痛みを軽減し、日常生活を快適にするための重要な治療法です。

しかし、術後のリハビリが成功を左右する大きなカギとなります。特に、膝の可動域を広げる練習と痛みを軽減する工夫が必要です。

過去の研究にて、リハビリの方法によって効果に差があることが明らかになっております。


2.「自動介助運動」と「他動運動」の違いとは?



過去の研究では、リハビリの方法として「自動介助運動」と「他動運動」が比較されています。


自動介助運動:
患者自身が膝を動かす練習。
患者の運動に対して理学療法士はサポートする。患者が自身の痛みの範囲内で運動を行い、自らペースを調整できます。

他動運動:
理学療法士が患者の膝を動かす練習。
患者は受動的に運動を受けます。

この違いがリハビリの結果にどのように影響するのかが調査されたところ。。。
膝の可動域において自動介助運動のグループが良好な結果が出ました。

3.なぜ自動介助運動が効果的なのか



研究の結果、自動介助運動のグループは、他動運動のグループに比べて以下の点で優れていました。

1.可動域の改善が早い
自動介助運動では、膝が120度曲がるまでの日数が平均4日と短期間でした(他動運動では7日)。

2. 痛みが軽減される
自動介助運動を行った患者は、リハビリ中の痛みが他動運動の患者よりも少ない傾向がありました。リハビリの強度を自己調整でき、恐怖心を取り除くことができることが主な理由とされています。

3. 自主練習がしやすい
自動介助運動は自宅でも続けやすく、退院後のリハビリにも取り入れやすい方法です。

4.実践すべきリハビリ方法

自動介助運動を実践するためのポイントを以下にまとめます。

1. タオルを使って膝を動かす
床に座った状態でタオルを足の裏に引っ掛けて膝を曲げたり伸ばしたりします。痛みがない範囲で行いましょう。

2. 短時間から始める
1セット10回程度を目安に、無理のない範囲で実施してください。

3. 理学療法士の指導を受ける
正しい方法を習得するために、退院前に理学療法士から具体的な指導を受けましょう。

4. リラックスして取り組む
自動介助運動は自分自身で調整がきく運動です。そのため痛みに対する恐怖を軽減することで、筋肉の緊張が和らぎ、リハビリ効果が高まりまるとされています。

具体的なリハビリメニューに関してはこちらの記事にて理学療法士協会でも推奨されているリハビリハンドブックの内容を解説していますのでぜひ参考にしてみて下さい!↓


応援メッセージ

リハビリは短期間で効果が出るものではありませんが、日々の努力が必ず成果に繋がります。

この研究の結果は、自分のペースでリハビリを行うことの大切さを教えてくれます。

リハビリの先生に任せすぎるのではなく、主体的に運動に取り組むことが回復へのカギとなります。

「今日は少し膝が動きやすくなった!」という小さな進歩を楽しみながら、無理なく続けていきましょう。

あなたの頑張りが、将来の快適な生活に繋がると信じています!

最後に、この記事を読んだ感想や質問があればぜひコメントで教えてください。一緒にリハビリを乗り越えましょう!

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