
【独立・起業のリアル】<序の章 No.03>もう二度と、この道を通ることもないのになぜ?
また、自らのライフワークとしてまいりましたこれらの活動を継続でき、確たるものにしてこられた背景には、次のような一編の詩が存在いたします。
「橋を架ける者(The Bridge Builder)」(要約)
ウイル・アレン・ドロムグール
良き 友よ、
わたしが歩んで来た道には、
わたしの後に続く若者がいる。
彼もこの道を通らねばならない。
わたしには何でもなかったこの谷も、あの金髪の若者には
危険な落とし穴となるかもしれない。
彼もまた薄暗いたそがれの中で渡らねばならない。
良き友よ、わたしは彼のために
橋を架けているのだよ
この詩の意図するところは、老齢の白髪の旅人が深くて広い谷をようやく渡り終えた。その旅人はそのまま歩みを進めることなく、夕暮れになっても後の人のために橋を架ける作業に没頭している。
もう二度とこの道を通ることもないのになぜですか? との人の問いに対しての回答が詩の一部となっています。
筆者は今日まで志を持って、日々を努める若者のために「独立・起業の入口と出口」と「中小企業経営の要点」に関する書籍を多く出版してきました。
これら一連の出版の意図するところは、独立・起業することへの啓発と、その後の経営をいかに継続させていくのかの啓蒙を核としたものです。筆者もいつしかこの詩にあるような老境の旅人となりました。これまで強く願って努めてきた、若者の独立・起業を成功させてほしい、そのために正しい手順で自らの力でビジネスとして軌道に乗せてほしいというこれらの活動も、本書がラストメッセージとなりました。
当冊子を参考にし、ご自身の夢と志の実現、そして成功の一助として頂きたく祈念いたしております。