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【独立・起業のリアル】<序の章 No.06>スタートアップの言葉の定義
●スタートアップ企業とは
革新的な新しいビジネスモデルを基にして新たな市場をつくり、提供することで短期的に事業価値を高めて、成長する企業や組織。
スタートアップとは大きくは、革新的な新しいビジネスモデルを基にして新たな市場をつくり、提供することで短期的に事業価値を高めて、成長する企業や組織であると定義されています。
そして、米国のIT企業が集まるシリコンバレーで使われ始めた言葉が、筆者の感じとしてビッグマーケットを狙って創業した有望企業への資金投入(投資)と、その企業の株式上場におけるリターン(資金回収)を主とした資金運用の一つ(金融サイクル)のあり方と理解しています。
ですので、現在の日本においてのビジネススタイルからして、広く一般的なスタートアップの呼称を身近にしたのは極めて最近のことであり、本来の米国スタイルのスタートアップとは多くの差異があると思います。
本来的には、大きなマーケット(市場)に新たなテクノロジー(特定分野における知識の実用など)で挑戦するビジネスモデルのことですが、現在では一般的に創業や起業することがスタートアップであると拡大解釈しているように見受けられます。
また、筆者がこれまで執筆のテーマとしてきた自身が資金調達も含める「独立・起業」としてのスモールビジネスとは、規模やスタイルとも遠い感じですが、このスタートアップの「事業を興す」との意味は同等で、今やスタンダードとして広く流用されています。