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年賀はがき当選チェック忘れてない?

まだ日があるな、後で良いや。
輪ゴムで束ねたままずっとその辺に置いてある今年の年賀状。

ん? アレ?  今日何日だ?
6月ぅ〜、、あーっ、やだ、もうすぐ(交換の)締切じゃん!
てことで年賀はがきの当選チェックを今ごろしました。
2枚だけ『3等お年玉切手シート』が当たっていました。
次は交換しに行くのを忘れないようにしなければ。。

年賀状といえば、
「高齢になり手元もおぼつかなくなってきてしまったため今年をもって新年のご挨拶をご遠慮させていただきたく存じます」
といった文言をたまに見かけます。

亡くなった父は達筆でカメラの趣味もあったので、80代も年に一度の自慢アイテムとして年賀状を出していました。
85歳を過ぎたあたりに知人から
「今年をもって…」
の終活年賀状をもらい、何を勘違いしたのかこの手の年賀状を出すことがイケテルと思ったみたいで、いきなり
「オレも来年はああ言うのを出してもう年賀状は終わりにしようと思うんだ」と言い出しました。

80(歳)の(60のではなく)手習いでパソコン教室に通って、自分で年賀状を作れるのが何より楽しみだった人がです。
「いやいや、枚数も多く無いし、せっかくの趣味なのに無理矢理やめなくても良いんじゃないの?まあ、自分で面倒と思うなら止めないけど…」と一応言ってみましたが、翌年父は「今年をもって…」を出してしまいました。

そのまた翌年の正月。
世の中の人というのは本当にキチンと前年の年賀状を確認してくれていて、父の元には見事に年賀状が届きませんでした。
当の本人はしょんぼりしてしまっていて…。

本人の希望通り年賀状が届かなかったその年の秋に、病気もして一人暮らしが難しくなり施設に入ったタイミングで、
「このたび施設に入ることになりました。お近くにお越しの際はお顔を見せていただけたら嬉しいです。」とかご挨拶状でも出したら?と勧めてみました。
すると年明けには施設の住所宛に年賀状が数枚届き、なんだか嬉しそうでした。

年賀状はやめれば節約にもなります。
もうこの人に送るのはやめたいなぁと思う人にも「今年をもって…」はスマートな方法です。
しかし、色々と準備をするのも良いけれど、ただでさえ手紙や電話が少なくなるのだから、私自身は全部いっぺんにやめるのではなく、そのシステムを利用して段々とお付き合いの幅を狭めていくのが良さそうだなぁと思いました。

さて、、初回は何歳で出そうかな?

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