【糖尿病治療その6】糖尿病治療の長期的な戦略
本気で糖尿病を良くする会
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大西です、
今日のテーマは「年を取ったら不安だ！」です。
普段の診療では、いろいろな患者さんとお話しさせていただいています。
患者さんの年齢、お仕事、ご家族などの背景は様々ですが、
2型糖尿病患者さんの場合…
『40から50代』で発症する方が多いです。
4、5年前から健康診断で血糖値が高めですね、と言われていましたが、
仕事が忙しくて来れなかった…
会社に無理矢理病院に行きなさいと言われて、渋々来た…
という方も多いです笑。
糖尿病を発症して
血糖値が高い状態が続くと、約5年で
『神経症』になります。
足のしびれや痛みが出現し、
徐々に感覚がなくなっていきます。
感覚がないと、傷ついてばい菌が入っても気づかず
重症化につながります。
続いて、『網膜症』になります。
目の奥の『網膜』という部分の、
血管が傷んで血が出ます。
血が出ることや、
血管が治るときの変化によって見えにくくなります。
糖尿病が発症して10年が過ぎると…
『腎症』 が発症します。
少しずつ尿蛋白が増えてきて、
腎臓が傷んでいることの目安になります。
尿蛋白が増えると…
徐々に足のむくみが出たり、
息苦しくなることもあります。
糖尿病を放置していると、このような症状が出てきます。
以前通院していた患者さんに、
仕事熱心な
『Aさん』という方がいらっしゃいます。
Aさんは、10年前から健康診断で高血糖、高血圧を指摘されていましたが、
会社が休みにくい雰囲気もあり、ずっと放置していたそうです。
あるとき、夜寝ているときに息苦しくなり…
ぐっすり眠ることができなくなりました。
そのような日が２週間続き、
Aさんは、たまりかねて病院を受診されました。
Aさんの診断は…
糖尿病腎症『3期』の状態で、慢性心不全も合併していました。
糖尿病腎症は1から5期まであり、5期は人工透析が必要な状態です。
糖尿病腎症は、いったん進みだすと進行しやすく、
3期は楽観できない状態です。
血糖値も高く、HbA1cは10%を超えていました。
Aさんには即日入院していただき、
慢性心不全に対して利尿薬などの治療をしました。
糖尿病に対してはインスリン治療をして血糖値が良くなり、
飲み薬１剤で済むようになりました。。
ある日の診察時に、
社長が会社を休むと嫌な顔するから、
『もっと診察の間隔をあけて欲しい』
とおっしゃいました。
私は思わず
「月1回の診察だから、今のいい状態なんですよ。
Aさんの体のことを本気で考えるのは、Aさんだけですよ！」
と大きな声で言ってしまいました。
私も、研修医の頃は
体調が悪くても休みたいと言えませんでした。
通院のために会社を休むのは
気まずいことと思います。
しかし、Aさんの場合は…
腎症が進む可能性があります。
治療を中断すると、
次に受診する時命取りになりかねないことが
想像されるため強く言ってしまいました。
糖尿病には確立した治療がありますが、
ご本人の行動がとても大切です。
引き続き通院していただきたいと、強く思います。
年取ってからの不安をなくすることは必ずできます。
血糖値の目標としてはHbA1c7.０％未満を維持することで、
合併症が予防できると言われています。
(Diab Res Clin Pract 1995;28:103-117.)
では、どうすれば糖尿病合併症を抜け出すことができるのでしょうか？
具体的なステップを公開します。
ステップ１：必要な薬をしっかり飲む
ステップ２：血糖自己測定をする
ステップ３：間食をやめる
になります。
（糖尿病薬内服中、インスリン使用中の方は担当の先生とご相談ください）
今回２型糖尿病完治の向けての方法をお話ししました、
しかし、これはまだ前半に過ぎません。
肝心の肝の部分をお話できていません。
私はあなたにどうしても過食をやめてもらい、
健康な体になって欲しいと思っています。
2型糖尿病で悩んでいるみなさん。
これから一生病院に通い続け、
時間とお金と労力を差し出さなければならないと
うんざりしている皆さん。
どこの病院で医師に
「2型糖尿病は治りますか？」ときいても、
「一生治りません」と言われると思います。
楽な方法ではありませんが、
効果のある方法に一緒に取り組みませんか。
人生を変えようというみなさんの参加をお待ちしています。
この続きは以下のYouTube チャンネルでお話ししています。
ご興味のある方は、こちらのチャンネルにご登録ください。
https://www.youtube.com/channel/UClmvKRauj9xaEMQ2MTIO2uA
今日のテーマは「年を取ったら不安だ！」です。
普段の診療では、いろいろな患者さんとお話しさせていただいています。
患者さんの年齢、お仕事、ご家族などの背景は様々ですが、
2型糖尿病患者さんの場合…
『40から50代』で発症する方が多いです。
4、5年前から健康診断で血糖値が高めですね、と言われていましたが、
仕事が忙しくて来れなかった…
会社に無理矢理病院に行きなさいと言われて、渋々来た…
という方も多いです笑。
糖尿病を発症して
血糖値が高い状態が続くと、約5年で
『神経症』になります。
足のしびれや痛みが出現し、
徐々に感覚がなくなっていきます。
感覚がないと、傷ついてばい菌が入っても気づかず
重症化につながります。
続いて、『網膜症』になります。
目の奥の『網膜』という部分の、
血管が傷んで血が出ます。
血が出ることや、
血管が治るときの変化によって見えにくくなります。
糖尿病が発症して10年が過ぎると…
『腎症』 が発症します。
少しずつ尿蛋白が増えてきて、
腎臓が傷んでいることの目安になります。
尿蛋白が増えると…
徐々に足のむくみが出たり、
息苦しくなることもあります。
糖尿病を放置していると、このような症状が出てきます。
以前通院していた患者さんに、
仕事熱心な
『Aさん』という方がいらっしゃいます。
Aさんは、10年前から健康診断で高血糖、高血圧を指摘されていましたが、
会社が休みにくい雰囲気もあり、ずっと放置していたそうです。
あるとき、夜寝ているときに息苦しくなり…
ぐっすり眠ることができなくなりました。
そのような日が２週間続き、
Aさんは、たまりかねて病院を受診されました。
Aさんの診断は…
糖尿病腎症『3期』の状態で、慢性心不全も合併していました。
糖尿病腎症は1から5期まであり、5期は人工透析が必要な状態です。
糖尿病腎症は、いったん進みだすと進行しやすく、
3期は楽観できない状態です。
血糖値も高く、HbA1cは10%を超えていました。
Aさんには即日入院していただき、
慢性心不全に対して利尿薬などの治療をしました。
糖尿病に対してはインスリン治療をして血糖値が良くなり、
飲み薬１剤で済むようになりました。。
ある日の診察時に、
社長が会社を休むと嫌な顔するから、
『もっと診察の間隔をあけて欲しい』
とおっしゃいました。
私は思わず
「月1回の診察だから、今のいい状態なんですよ。
Aさんの体のことを本気で考えるのは、Aさんだけですよ！」
と大きな声で言ってしまいました。
私も、研修医の頃は
体調が悪くても休みたいと言えませんでした。
通院のために会社を休むのは
気まずいことと思います。
しかし、Aさんの場合は…
腎症が進む可能性があります。
治療を中断すると、
次に受診する時命取りになりかねないことが
想像されるため強く言ってしまいました。
糖尿病には確立した治療がありますが、
ご本人の行動がとても大切です。
引き続き通院していただきたいと、強く思います。
年取ってからの不安をなくすることは必ずできます。
血糖値の目標としてはHbA1c7.０％未満を維持することで、
合併症が予防できると言われています。
(Diab Res Clin Pract 1995;28:103-117.)
では、どうすれば糖尿病合併症を抜け出すことができるのでしょうか？
具体的なステップを公開します。
ステップ１：必要な薬をしっかり飲む
ステップ２：血糖自己測定をする
ステップ３：間食をやめる
になります。
（糖尿病薬内服中、インスリン使用中の方は担当の先生とご相談ください）
今回２型糖尿病完治の向けての方法をお話ししました、
しかし、これはまだ前半に過ぎません。
肝心の肝の部分をお話できていません。
私はあなたにどうしても過食をやめてもらい、
健康な体になって欲しいと思っています。
2型糖尿病で悩んでいるみなさん。
これから一生病院に通い続け、
時間とお金と労力を差し出さなければならないと
うんざりしている皆さん。
どこの病院で医師に
「2型糖尿病は治りますか？」ときいても、
「一生治りません」と言われると思います。
楽な方法ではありませんが、
効果のある方法に一緒に取り組みませんか。
人生を変えようというみなさんの参加をお待ちしています。
この続きは以下のYouTube チャンネルでお話ししています。
ご興味のある方は、こちらのチャンネルにご登録ください。
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