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実家との決別。

こんにちは。

いきなりですが、私は機能不全家族で生まれ育ちました。
みんな、分かりやすく仲が悪かったです。
父がよく母に怒って、掴みかかったりしてたので、当時は父が元凶と思っていました。
でも自分が大人になってみると、じいさんばあさんや、弱すぎた母も悪かったと分かりますが、当時、目に見えて悪いヤツは父でした。

じいさんばあさんは何年も前に順番で亡くなったのですが、今年の1月には母が身体も弱りきって亡くなりました。
1番嫌いだった父が最後に残りました。
私は7年前くらいに結婚して家も出ているのですが、父が少し忘れっぽくなっていて、葬式や喪主をやるのが難しいと判断し、葬式や役所の手続きは私と夫でやりました。
地元までは車で3時間くらいかかりますが、私は免許を持っていないため、母が亡くなってから2週間くらい毎日夫に運転してもらって行ったり来たりしながらやりました。
先日四十九日が終わって、「もう行かなくて済む……」と思ったのに実家が檀家なために住職の口からは「次は百か日が~」とか出ました。
檀家とは、『 寺に属して布施をして寺の財政を助ける家』らしいのですが、私は実家が檀家なんて知らず、体調も崩していたのでこれ以上出来ないと、あとの事は親戚に頼みました。

四十九日が終わって、私の気持ちに変化が訪れました。
やっと、「実家や父の事はもういいや。私は両親の事なんか、どうでもよかった。自分が愛されなかった事の方が、よっぽどつらかった」と、自分の気持ちを認める事が出来ました。
ここまででも38年かかりました。
母が亡くなり、やっと「もう自分を見てあげよう」と決める事が出来ました。
親戚に介護士がいて、母が亡くなった日に「お父さんの今後の事をちゃんと考えてあげて」みたいに言われ、『 私がやらなきゃいけないんだ』と一度は思おうとしましたが、それは私の本心ではありませんでした。

母が亡くなってから思い出せた事がありました。
それは、 甘やかしてもらった事、優しくしてもらった事、愛が全くなかったわけではない、という事でした。
だけど、この先も父と関わっていく事は、私にとって、『 自分を愛する事』とは真逆の事です。
だから、実家や父との関わりを断つ事に決めました。

私は覚えているわけではありませんが、地球に産まれてくる時に、大まかな事は自分で決めてきたととらえています。
そういった考えを採用しています。
父や、母とも、全て合意の上で親子を、家族をやってきました。
みんながみんな、分かっててやっています。
みんな、本当の本当のところでは、分かってくれている。
だから、大丈夫。
もう自分のために生きていい。
自分を許し、愛していきます。

ありがとうございました。


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