ちょい見せと著作権の境目
最近コミックスを必ず買う漫画は、以下。
なまいきざかり(花とゆめ)
ハニーレモンソーダ(りぼん)
恋わずらいのエリー(デザート)
初めて恋をした日に読む話(クッキー)
きのう何食べた?(モーニング)
このくらい?
「きのう何食べた?」だけ毛色が違いますね。でもずっと買い集めてるし、レシピもめっちゃ真似してきました(ひじきのトマト煮とか)。
しかし基本好きなのは少女漫画です。買ってみても気に入らないと、売ってしまいます。本棚を占拠してしまうので。「ちはやふる」あたりも売りました(なんで売ったのかな、なんか中だるみしたからか?)。
最近は漫画雑誌を読まないので、コミックスを買うきっかけはだいたいWEBの漫画サイトの1巻無料キャンペーンで読んで気にったから、です。
中でも、昨年どぼっとハマったのは「ハニーレモンソーダ」。
金髪でイケメンな高校生男子を好きになった、地味っ子女子の話です。わーどっかで聞いたことのある設定。でもどっかで聞いたことのある話とはちょっと違うというか、奥が深くて大人っぽくて、とても味わい深い漫画です。大好き。
だいたい、この世の少女漫画好きな沼にハマるきっかけは、「イケメンが一途」という設定があればこそです。当て馬キャラの黒髪イケメンが大人気になったりするのも、「イケメンで一途」だからです。勝手に決めつけたー!違ったらすいません。
そして金髪イケメンも、一途。じわじわと地味っ子を可愛がり(?)、成長させ、そして好きになっていく様子を、彼のモノローグはないけれど表情だけで語らせるというものすごいことをやってのけている。素晴らしい。
あまりに好きなので、「りぼん」発売日、インスタでネタバレさせてる人の記事を読みにいってしまうくらいでした。
でも、そのインスタは版元さんからの注意により(著作権侵害的な)、活動を一旦停止。
このあたり、とてもとても難しい。
こういう行為に走るほど漫画好きな人というのは、版元にとっては大切なファンの一部でもあるわけで。そしてそれを読みにいってしまう私も、コミックスを必ず買う大ファン(いい大人だけどね!)なのです。チラ見せ程度ならむしろ販促活動になるけど、それは版元がYoutubeでやってるし、外部の人はやっちゃダメなんだと思いますが。でもこういうじわじわ活動がこの世に波を広めていくと思うのよー。難しいね!
インスタとは違い、ブログでネタバレ(文章のみ)させてる人も多いです。でもね、漫画ってやっぱり絵があってこそで、文章で読んだものを漫画で読み直すと、全く印象が違う。やっぱり漫画は漫画で読まないとと感じます。
あ、あと最近大人買いしたコミックスもあります。
恋を知らない僕たちは(マーガレット)
(読んでないけど)「虹色デイズ」の作家さんの新作ですね。これも男子高校生が主役の青春ストーリー。5巻まで一気買いしました。大人になってよかったことは、漫画を自由に買えることです。
でも、この作者さんは人間臭くてリアルな描写が素晴らしいので、多分萌えたぎりたい妄想女子的にはジャンルが違う気がします。わけのわからない感想。絵がとても上手で動作や体の描き方がデッサン狂ってない感じなのが素敵。
「はじこい」のドラマでユリユリが爆発的に人気になった(と私は思っている)理由の一つは、見た目やんちゃで悪そうなのに一途で真面目という、少女漫画脳を根底から刺激するスイーツ要素まみれだったからではないかと思うのですが。
ただ、スイーツ脳を刺激する系の作品は、一般的に大ウケはしない(視聴率的にも)というのも、ドラマを見ていて感じました。スイーツ女子的にはありえなかった8話と10話の視聴率が高いというのをみても、一般層は「ご褒美ください」「元気?」「好きです、好きです、先生のことが好きです」あたりはドン引きなのかもしれません。わかりません。私は大好きです。
でもね、この層はとってもお金を使うのよ。いいよー。多分(謎)。
そしてその層は、チラ見せ活動を勤しんだり、チラ見せから萌えたりできる想像力豊かな人たちです。
うまく使えたらいいのに。
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