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【エッセイ】打合せに使うのはスタバ? コメダ? どちらを選ぶかで価値観が見える(多分)。

ちょっと前に、初めましてのクライアントさんとスタバで顔合わせ。

「次回、私とあなたの中間地点で打合せしましょう。 いいお店あります?」と聞かれ、咄嗟にコメダが思い浮かんだので指定した。

コメダ。

岐阜県に生まれて愛知県で勤務してきた自分としては、コメダはいいものという認識が強い。シロノワール、ミニシロノワール、巨大すぎるかき氷、ミルクコーヒー、長靴型のコーヒーフロート、軽食のつもりでオーダーしたのに予想以上に大量のサンドイッチなど、すべてが人生の一部だった。

しかし、コメダ打合せを終えたクライアントさんは、

「次はスタバにしましょう。近くにあるんで」

サクッと、コメダの息の根を止める。

なんで?
何がダメだった?
コメダのどこが?

そこで分析してみる

コメダとスタバは戦略がかなり違うらしい。

■スタバについて

上記のようなサイトを拝見するに、ザーッと読んでまとめると、
①高級感
②サードプレイスとしての場の提供(勉強や打合せどうぞ!)
③SNSを活用した口コミ戦略

などが挙げられる。

駅前や繁華街などの立地にありがちだけど、郊外エリアにもドライブスルーを備えた大きなスタバがどんどん増えている印象。

椅子はゆったり配置され、店内は洗練され、1杯500円を超えるコーヒーを誰もがさらりとオーダーしちゃう。WiFiや電源が用意され、長い時間オフィスがわりにしてもいい。会議室がわりにしてもいい。
季節ごとの限定商品は、それを目当てにわざわざ行く人を生み出すほどの集客力がある。

■コメダについて

名古屋発祥の喫茶店。赤いソファがずらりと並ぶ店内は、禁煙と喫煙にわかれ、モーニングからランチ、カフェタイム、夕食まで幅広い時間帯に利用できる。

①郊外のロードサイドに店がありがち
②その地域に暮らす人が集う
③親戚が来たときに「モーニング行くか」みたいな集まりにも最適
④ソファに並ぶとめっちゃ距離が近い
⑤どのメニューを頼んでも「お得感がすごい」

などなど、特徴はいろいろ。地域密着型喫茶という性格が強め。

2つの違いと、今回間違えたポイント

つまり、スタバはどちらかといえば都会派思考の人向け(?)。
初めましての人同士が顔を合わせるのに使える理由は、
①先払いなので、「誰が会計するか」に困惑する必要がない
②椅子の距離感がちょうどいい。丸テーブル多めで視線がうまいこと外れるため、初めましての時に喋りやすい
③おしゃれ空間で「できる大人たち」を演出できる(本当?)
などなど。会計どっちする? で戸惑わないのはいい。

対してコメダは、
①スタバより距離感が近い。隣同士に並ぶと近すぎて困る。あと四角いテーブルメインなので視線がガチンコ勝負になって初めましての際には難しい
②メニュー1つひとつが大きいのでテーブルが埋まる(資料を出しにくい)
③会計時にどっちが払うか気を遣う(個々でもできるがなんとなく)
などなど。上記のことが優位に働くケースもあるはずで、距離感の近さによって砕けて喋りやすい時もあるかもしれないし、ケースバイケース。

今回は都会派寄りの方が良かったんだなと反省しました。

打合せに使える場所を押さえておくのは大切。

小洒落た個人店カフェは席が埋まりやすいので、予約しなければ入れないところがネック。

チェーン店は席が多く、平日の空いている時間ならすぐ入れるところがいい。

しかし、初回はスタバを探すのが無難だなと思った。都市部じゃないのでスタバも限られてるけど。あと喫茶店さえない不毛地帯も多いけど。

これからはとりあえずスタバで。

コメダは親密度を高めてから。

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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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