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セラピストとして、思うこと(イチロー氏の米野球殿堂入りに寄せて)

 ナグです。 

 人が生きていく上で、ほんとうにさまざまな“悩み”を抱えます。また、ちょっとした悩みから、深刻な悩みまで人それぞれです。

 人生のどのような場面で、どういった悩みを抱えるのか?ということも多岐に渡ります。

 そして、どのように自分が抱えている悩みに向き合い、それを克服し、成長していくのか?ということに対しての良きアドバイスを受け取ることができる人は、幸運なのかもしれません。

 “悩み”というものは、人が成長してく中で必ず出会うものとも言えるでしょう。もし仮に、全てが満たされているとしたなら、全く悩みがないとするなら、人は成長しようという意欲を失ってしまうかもしれません。

 悩みがあるからこそ、人は現状を変えていきたいと思うのだろうし、それこそが成長への機会なのでしょう。

 ちょうど今日(2025.01.22.)、メジャーリーガーのイチロー氏が米野球殿堂入りを果たすという歴史的なニュースが報じられました。

 その『イチロー、米野球殿堂入り』に対する、イチロー氏のコメントにイチロー氏のストイックな、そして成長することへの飽くなき情熱を感じたのです。

 得票率99.7%という(満票まで1票足りない)結果に対して、イチロー氏は

『1票足りないというのは、すごく良かったと思います。生きていく上で不完全だから進もうとできるわけで、そこに向き合えたのは良かったかなと思います。』

と、イチロー氏ならではのコメントだと思いました。

 自分自身と向き合い続けながら、ライバルとの競争のなかでお互いに成長していこうと、挑戦をし続けるアスリートならではなのかもしれませんね。

 話を戻しますが、僕自身は「悩みがあるからこそ、人は成長できる。」と思っています。そしてまた、人生のそれぞれの場面においての悩みは、当人にとっては“どうでもよいこと”ではなくて、その深刻さの程度は、誰かと比較するものでも、比べるものでもないと思っています。

 ある人が、あることについて真剣に悩んでいるとき、他の人からすると、それが些細なことのように見えたとしても、軽々しく「そんな小さなこと、気にするなよ。」とは、言えないのです。

 自分自身に、その目の前の悩みを克服する力がある、と信じる気持ちを失っていない間は、自分なりに試行錯誤し、自分自身を振り返り、その人は歩んでいくことでしょう。そしてまた、導いてくれる人との出会いや、友人や周りの人の支えにも気づけることでしょう。

 しかしながら、自分自身の力を信じられなくなってしまっているとき、人は自分が抱えている悩みを克服できないと思ってしまうでしょう。

 そういう状態に陥ったとき、人は“人生の被害者”になっていくのです。そして、孤独感や無力感に心を蝕まれていくでしょう。

 そうしたとき、大抵の場合は「善悪」で物事を捉えていて自分以外の何かのせいでこうなっている。と自分自身への呪いをかけてしまうのです。

極論で例えるなら、

「悪いのは世の中のせいだ。」

というような思考です。

 自分を信じることができなくなる。それが慢性的な状態になり、自分自身にかけた“呪い”に取り込まれてしまう前に、自分を信じてくれる誰かに出会える人は幸運です。

 心が痛みを感じ続けているとき、人は自分の感情を麻痺させてしまうものです。

 そうすると同じ思いの中に閉じこもるような状態になるので、本当に自分に愛を向けてくれている人、心から自分のことを心配してくれている人に気づけなくなり、“愛ある助言”が自分を否定する言葉のように聞こえてしまうのです。

 “言葉”は力強いものであると同時に、頑なな心に対しては無力だと感じてしまうこともあります。

 「伝えたい」と思う“言葉”が、なかなか響かないと感じているとき、僕の“ガイド”はたびたび、このように言ってくるのです。(僕はスピリチュアル畑の人間なので、霊的な存在と対話をしながら、自分の思考を整理することがあります。その対話の相手を「ガイド(指導霊)」と呼んでいます。)

『心の扉は、内側からしか開かないものだよ。』

と。

 僕がその時にできる、最大限を放ったなら、あとは待つしかない。
 その扉が開くのを、扉の前でじっと信じて待つのだ。

 また、ガイドはこうも伝えてきてくれる。

「かかる時間は必要な時間だし、待つことは信じることだから。」

 その人にはその人のリズムがあり、ペースがある。

 どんなことでもそうだが、「できる人」から見れば簡単なことかもしれないが、そうではなく、今この瞬間に「初めての挑戦」をする人には、怖さもあるだろうし、「できる自分」を想像することは難しいことだ。

 ”言葉”だけでなく、寄り添う姿勢や“在り方”や、そうしたものが欠けていたなら、心はつながっていかないんじゃないかな?って、僕は思っているし、縁あってつながった人たちには、そうした思いが、いつか伝わっていくものだと信じているのです。

 僕自身が、“僕に向けられた思い”のおかげで自分を取り戻して来れたように。

 願わくは、僕が綴ったこの“言葉たち”が、あなたの心の扉を少しでも、緩めるきっかけになりますように。

ナグ 拝

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