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『プレイグテイルイノセンス』クリアしたのでプレイ感想とストーリー考察書いてみたぞ!
わたくしの初実況プレイ!『プレイグテイルイノセンス』を無事クリアいたしましたので、こちらでゲームの感想やストーリーの考察を語っていきたいと思います。
※以下、ネタバレを含みます。
『プレイグテイルイノセンス』ってどんなゲーム?
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本作の主人公は姉アミシアと弟のユーゴ2人の逃避行を描いた物語です。
アミシアは「弟のユーゴは病気だ」と母親から言われていましたが、実はプリーマ・マキューラという悪魔の血が流れていました。
その悪魔の進行を食い止めるため、母親に代わりアミシアは奔走します。
~本作はダークファンタジー&ステルス(アクション)ゲーム~
最初はホラーゲームだと思ってプレイしていたのですが、蓋を開けるとホラーというよりは『ダークファンタジー』。
そして傭兵たちから身を隠すステルスゲームとなっております。
ボス戦もありますが、がっつりしたアクションはありません。
ゼル伝のような謎解き要素も程よくあり、ゲームバランスは良いと思います。
ただこのゲームには難易度がありません。
敵にやられると一発死です。
ある意味死にゲーと言っていいでしょう。
~意外に難しいスリング~
そして死にゲーと言われる原因の一つにこのスリング操作があります。
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スリングとはアミシアちゃん唯一の投石武器です。
このスリング、静止しているアイテムや背後から敵を狙う分には良いのですが、正面から来る敵に対しては狙いがうまく定まらず、当たらないことが多々あります。
このスリング耐久戦が何度かあるのですが『当たらない→攻撃を食らう→死亡』のループに入るとかなりイライラしますw
ステルスしている時に見つかると敵はこちらよりも速い移動速度で向かって来て攻撃をしてくるので、『敵に見つかる=ほぼ死』を意味するといってもよいです。
ただ死亡したあとのロードはそんなに長くなかったのでその点はストレスフリーでした。
『プレイグテイルイノセンス』のストーリーと考察
~本作に登場するネズミについて~
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まずストーリーの時代背景ですが、1349年のフランスが舞台です。
実際この年代の頃、ペストという病気が蔓延していたのですが、本ゲームのタイトルにもある『the plague(疫病)』とは『=ペスト』を意味しているのではないかと思います。
また感染の原因がノミを介しての感染なのですが、その感染拡大の原因が本作にも登場したネズミです。
ペスト菌を持ったノミがネズミによって運ばれ感染拡大した、ということですね。
最初は病気を具現化したものがネズミだと思っていましたが、時代背景をそのまま表したものだったのですね。
~弟ユーゴの能力~
ユーゴの血に流れている悪魔:プリーマ・マキューラの能力は、なんと散々敵として襲われ続けたネズミを操る能力です。
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ネズミを支配するということはこの時代でいうと『世界を支配している』と言っても過言ではありません。
ネズミを操り、兵士をいとも簡単に殺してしまうその姿はまさに悪魔そのもの。
~教宗裁判官様:ヴィタリスの目的~
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本作のラスボスであるヴィタリスじいちゃんですが、結局ユーゴを狙っていた目的など詳しいことは結局わからずに終わってしまいます。
ここからは私個人の考察ですが、やはり『ユーゴの力が欲しかった』というのが真の目的かな?と。
ユーゴの能力はネズミを操る能力です。
ネズミの存在は疫病そのものでもあります。
そのネズミを自由に操る事が出来るということは世界を支配できるようなもの。
やはりヴィタリスはユーゴの血の力を手に入れ、世界を我が物にしたかったのでしょうか?
~黒いネズミと白いネズミ~
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ユーゴが操るのは黒いネズミ。ヴィタリスが操るのは白いネズミでした。
黒は悪魔・白は天使のイメージがありますがそう考えるとユーゴが悪者のように思えます。
衣装もユーゴは黒、ヴィタリスは白でしたよね。
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黒ネズミは病気の根源として描かれていることからも『ユーゴ=悪魔』的な描写もあるのかな、と考えてしまいます。
~なぜエピローグでメリーがいなかったのか~
最後、馬車に乗っていたのはアミシア、ユーゴ、母ベアトリス、そしてルカの4人。
ヴィタリスの戦いの時まで一緒にいたメリーの姿はどこにもありません。
物資補給のため立ち寄った村でお祭りがあり、2人はそのお祭りを見てみようと近くに行きますが2人の姿を見た村人から立ち入りを拒否されます。
ユーゴはアミシアに、
『どうしてあの人たちはあんな風に僕を見てるの?メリーが行くときにも、僕を同じ風に見てたよ…』
と言いました。
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この発言からメリーがみんなの元から離れた理由のひとつにユーゴの存在があることは明らかだと思われます。
兄:アルチュールの死
メリーの兄であるアルチュールは、アミシアとユーゴを守る過程でニコラ卿によって殺害されてしまいます。
メリーにとってたった一人の家族であるアルチュールの存在は絶対的なものでありその喪失感は計り知れません。
「奴らを皆殺しにしてやる!」とメリーは復讐に燃え、アミシアたちとヴィタリスの元へ。
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そしてヴィタリスを倒し復讐をはたした後、メリーの心には兄アルチュールを失った喪失感だけ。
メリーから見たユーゴの存在
その後アミシアたちと行動を共にするのかと思いましたが、メリーは離れることを選びました。
その理由に『ユーゴの存在』があるのではないかと思います。
『アルチュールが死んでしまったのはユーゴのせい』
そんな感情が沸き上がったのではないのかな、と。
ユーゴにこれ以上関わり続けるのは危険だと判断したのかもしれません。
ニコラとユーゴが城に乗り込んでくる前、メリーとアルチュールは口論をしていました。
メリーはここに残りたいと主張していましたが、アルチュールは離れたがっていました。
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もしかしたらアルチュールはユーゴの存在が危険であることをどこかで感じていたのかもしれません。
この時の口論のことも思い出し、
「もしアルチュールの言う通りにしておけば彼は死ななかったかもしれない」「ロドリックも死ななかったかもしれない」
そんな気持ちになったのかもしれません。
~真相は続編で語られる?~
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正直「スッキリしない終わり方」でした。
しかし続編であるプレイグテイルレクイエムが発売するらしいですね!
最初から続編を作るつもりだったのかもしれません。
2人の表情もとても大人びて見えます!
ユーゴも精神的に成長していそうですね。
本作で語られなかった真相がもしかしたら明らかになるかもしれません!
次回作も楽しみです!