資金調達だけじゃない、クラウドファンディングの活用方法とは？
次世代の資金調達方法のひとつとして近年高い注目を集めている「クラウドファンディング」。
実は、クラウドファンディングには、資金調達だけでなく、市場調査やテストマーケティング、さらには広報としての効果を期待できます。
なお、そもそもクラウドファンディングというのはWebサイト上で不特定多数の人に対してプロジェクトのプレゼンを行い、成功すれば資金調達することができる仕組みのことです。
その際には、クラウドファンディングサイトを運営する会社が資金調達したい事業者と投資家の間に立ち、投資されるお金の一部を手数料として差し引くのが一般的です。
そんなクラウドファンディングゆえ、自己資金力のない個人事業主やベンチャー企業の資金調達方法としかその価値がないというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかしそれは間違いです。
これは、クラウドファンディングを利用すると、自然と市場調査を行うことができるためです。
具体的に知れることは、市場とサービスのズレを認識する機会を得られる、というものがあげられます。
これは、そのプロジェクトに投資したいと思う人がいるかいないかでそのサービスのニーズがどの程度か。
そのレベル感を本サービスの利用を通して認識することができるためです。
このような新製品を世の中に送り出す前にリスクを最小限におさえた状態で代表的なマーケティング手法のひとつといえるテストマーケティングを、クラウドファンディングを利用するとほぼ無料で行えます。
通常の手法でテストマーケティングを行うと膨大な費用がかかってしまうため、マーケティングの観点からも非常に魅力的な存在と言えます。
また、自社のブランディングを行うためには、メディアに取り上げてもらえるよう各種情報を自ら発信することが必要です。
一方でクラウドファンディングにプロジェクトを掲載する。その行為を行うこと自体がプロジェクトが多くの人の目に触れるきっかけとなるため、広報としての役割を期待することができます。
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