ちょっと待って、介護施設の食事
看護師が介護施設で就業するケースは少なくない。
薬剤の管理、処置、通院介助、緊急時対応など、つまり都合の良いように使われる。緊急時なんかは初任者研修者が日々の観察で予測はつくものだろうに。不変がふれば関係ないないことも報告してくれれば看護師は注意をしながら就業体制に入る。
介護施設での間違いで一番驚いたのは、朝食のパンである。
食パンの所もあればロールパンもある。
マーガリンやジャムはついているが、果たして唾液量の少ない、咀嚼力のない高齢者が食べれるだろうか。
80歳でパン食なんて職員側の手抜き、怠慢と感じるがいかがなものか。
実際、パン食で窒息死の経験が2例ある。
パンは口腔内で唾液と混じると上あごにくっつきやすい。
それが不快で取ろうとする。その際、咽頭に流れ込み気道閉鎖になる。呼吸が出来ずに慌てると余計に深く流れ込む。
看護師は指でかきだそうとするが、指が届かない。
吸引機を使うも、道運び出来るものは吸引力が小さい、取れるわけがない。
呼吸を維持しながらハイムリックに移る。
ここまでが施設で出来る処置。
パン食は反対する。
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