本当に作曲やってるの?って疑心暗鬼でしょうから、これどうぞ。
DTMerとしてやってますよ。Studio One使って作曲しています。
プロフェッショナルなサウンドメイキング:パクり曲解説
さて、今回アレンジしたこの曲について解説しましょう。
まずギターサウンドですが、シンプルに聞こえるものの、実は4トラックを駆使して広がりと深みを出しています。これが「ダブリング」の力です。左右に配置することで音場に広がりを持たせ、存在感を高めました。
さらに、音圧もがっつり上げているので、リスナーの耳にダイレクトに響きます。最近のソフト音源は元々パワフルですが、今回のマルチティンバー音源として使ったのはSampleTank。
これがなかなかパワー不足気味なので、リミッターやマキシマイザーで持ち上げても完全に満足というわけにはいきませんでしたが、工夫して存在感を引き出しています。
ちなみにAvengerは言うまでもなくパワフルなので、そのままでも満足のいくサウンドを実現しています。
次に、ベースとシンセパッド。これらは自作で、ベースは特に強くアタックさせ、低音の重厚感を追求しました。聴いていると、あまりの低音で頭が痛くなるほどの迫力です。
ドラムに関しては、サンプリング音源を丁寧に切り貼りし、スネアも複数重ねて厚みを出しています。さらにサチュレーターで音の力強さを引き上げ、ビートが耳にしっかりと刻まれるようにしています。
そして、ミキシングのアプローチですが、重要なのは「上げるのではなく、下げていく」ことです。デフォルトで0dbからスタートし、必要なフェーダーは-10db、時には-20dbまで落としてバランスを整えます。
最終的には2MIXでリミッターを活用して全体を持ち上げることで、クリーンでありながら力強いサウンドを実現しています。リミッターがクリッピング部分を整えながら持ち上げてくれるため、こちらも重宝しています。
こうして試行錯誤を重ね、サウンドの広がりとパワーを持たせた結果、完成したのがこのパワフルなパクりアレンジ。技術を駆使し、ただの「パクり」に留まらない、しっかりと手を加えた作品に仕上がっています。