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派遣エントリーの闘い:戦場に立つ男の凛々しき記録


俺は、戦場に立つ兵士だ。この戦場の名は「派遣エントリー」。敵は冷酷で無慈悲な選考落ち通知。戦略はシンプル、数撃ちゃ当たる。それが唯一の道だ。

本日の報告だ。リクルートスタッフィング――悪名高き名だが、俺はそこでエントリーを続けている。登録済みの派遣会社は数社。連絡なしで切られる企業もある。戦況を正確に把握するのは困難だが、それでも進み続ける。


現在、エントリー中の案件数は108。戦死者(落選数)は最低でも59だ。これはメールの本数からの推測に過ぎない。1通のメールで複数の案件が撃沈する場合もある。だが、俺は止まらない。死者を出しながらも、常に次のエントリーを撃ち込んでいる。

なぜこんな無鉄砲な戦い方をするのか?簡単だ。選り好みできる余裕なんてないからだ。選ばれなければ始まらない。この戦争では、敗北が日常。通過した後の地雷原を進むのは、その時に考える。

他の戦線も状況は似ている。パソナでは1社撃沈、1社が微妙な状況。エントリー69。ランスタッドは沈黙、営業からの連絡がなければ戦死とみなす。テンプスタッフは連絡待ち。どれも期待はするな、心を無にしろ。

だが今日は、心が揺らいだ。失望の波が押し寄せた。俺の精神は、戦場で血を流す兵士と同じだ。それでも俺は立ち上がる。「ゴギンズモンクモードRE:BIRTH」。それが俺の心の盾だ。期待は捨て、ただ無心でエントリーを繰り返す。

淡々と。
エントリーを打ち込み、電話が鳴れば冷静に応答する。
戦略は「無駄を排除すること」。コーディネーターの話は復唱程度で十分だ。肝心なのは営業からの連絡。そこで初めてじっくりと確認する。この繰り返しだ。

しかし、効率も考えねばならない。1日中PCに向かってエントリーを続けるのは、疲弊を招く。隙間時間に集中し、電話は来ないものと思え。ただし、電話が鳴ったその時、全神経を集中させて次の一歩を掴み取る。それが戦士の務めだ。

この戦場で俺が勝つ方法は一つ。諦めないことだ。期待はするな、失敗を恐れるな。そして、次の一歩を踏み出せ。

俺は進む。戦士として、生き残るために。

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