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ワークショップ「未来を語る会」はじめました。
こんにちは。
PREVENTデザイナーの田坂です。
PREVENTのデザイナーチームは開発部に所属しており、UI/UXデザイナーやグラフィックデザイナーが在籍しています。多くの場合、他部署からの依頼を受けて、グラフィック制作やプロダクト改善を行っています。
最近、開発部では「自分たちで課題を抽出し、新たな価値を創出していこう」という、「攻めた開発」に挑戦しようとしています。
その第一歩として、「未来を語る会」というワークショップを定期的に開催しています。この会では、未来を自由に想像し、アイデアを抽出・整理する力を養うとともに、チームとしての一体感を高めることを目指しています。「未来を語る会」について
未来を語る会
これまでに3回開催した「未来を語る会」。それぞれのテーマや方法をご紹介します。
第1回「未来を語る会」
記念すべき初回は、「未来の妄想」。
自由に未来を妄想することがテーマにしました。
チーム全員で「社会」「会社」「自分たちのプロダクト」について、数年後どうなっているかを想像し、付箋に書いてmiroのホワイトボードに貼り出しました。
たくさん出た妄想の一部をご紹介します。
筋トレが体に悪いことが発覚(当たり前だったことが、当たり前ではなくなる)
農業が天候に左右されない生産が全国的に可能になる
デジタルに飽きた人間は、全てのデジタル機器を破壊して、アナログで原始的な世界に回帰する。
壮大でユニークな発想が飛び交い、1枚ずつアイデアを確認していく中で派生アイデアも続出。普段の業務では話さないような自由な意見交換ができ、盛り上がりました。
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第2回「ぷちアイデアソン」
第2回は、未来の妄想から一歩進み、アイデアを具体化するプロセスを体験しました。各自でテーマを選び、発表では「エレベーターピッチ」を用いて4分程度でプレゼンを行いました
あるチームのテーマは、「自宅でもオフィスでも設置可能な一人個室セット」を提案。また別のチームは「飲食版Amazon」をアイデアとしてまとめました。
短時間ながらもアイデアを整理し、人に伝えるスキルを磨く良い機会となりました。また、発表を聞いたメンバーから意見が飛び交い、さらにアイデアが広がる場面も多く見られました。
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第3回「ぷちアイデアソン ~KJ法を使ってみよう~」
第3回では、アイデアを発散して終わりにせず、KJ法を使って収束させるプロセスを取り入れました。
事前にテーマを設定し、付箋にアイデアを出し、それらをグルーピングして意味を見出していく方法を学びました。
テーマは、事前にいくつか用意してましたが、そのテーマを更に発展させたアイデアが出されました。
テーマを「みんなが同じマンションに住んでいて、外で遊んでバレずに返ってくる方法」としたチームは、
ヤマトの宅配の人の制服に着替える
みんなと一緒に移動する風に歩いていき、途中で消える
朝から休む
これを「変装系」「脱出系」「事前準備系」と分類したうえで、さらに「出くわす可能性のある場面」「出くわさない場面」に分けて整理しました。
KJ法を通じてアイデアの関連性や新たな可能性が見える体験ができ、発散と収束のバランスを学ぶ機会となりました。
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得られた気づき
3回のワークショップを通じて、いくつかの重要な成果や気づきがありました。
想像力の豊かさ
メンバーそれぞれの視点から、意外性のある豊かなアイデアが多数生まれたこと。
チームの一体感の向上
同じ開発部でありながらも普段あまり関わりのないメンバーとも意見交換ができ、チーム内のコミュニケーションが活性化したこと。
発散と収束のバランス
ただ発想するだけでなく、KJ法を通じて整理・収束させるスキルを学べたこと。
また、企画側として資料の準備や説明を通じて、自分自身の理解が深まったのも大きな収穫でした。
これからの展望
「未来を語る会」は、開発部の「攻めの姿勢」を育む場として定着しつつあります。今後は、これまで出たアイデアの中から特に有望なものを掘り下げ、実際のプロジェクトに結びつけていくことも考えています。
このワークショップが、単なるアイデア出しに留まらず、新たな価値を生むきっかけになるよう、引き続き楽しみながら取り組んでいきたいと思います!
さいごに
アドベントカレンダーを実施しています!
これからPREVENTの開発チームによる情報発信を盛りあげて行くため、今年はPREVENT初となるアドベントカレンダーの実施です。
私はデザイナーですが、モバイル開発だけでなくWebやデータサイエンスチームの投稿もありますので是非ごらんください。
それでは一病息災を支えるPREVENTをよろしくおねがいします!