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自分の不足感を埋める起業を知った

仕事屋さん エツです

20代の時に会社を設立し、17期目に入るのですが、この仕事をしてから私は「自分の不足感を埋めるための起業」というものが存在することを知りました。もっと言えば、それがなかなか続かない、という現実も目の当たりにしました。

不足感を埋めたいという気持ちで始めたことは、最初は勢いがあります。私もそうでした。ですが、その原動力だけでは長く続けることが難しい。なぜなら、そこには「届けたい誰か」が不在で、仕事の目的がいつの間にか自分に向いてしまっているからです。

自分が満たされるためだけの起業は、一見魅力的に思えます。しかし、それが本当に求められているものかどうかに気づくのは、時に時間がかかります。


気づくことで変われる

ただ、一度そのことに気づくと視点が変わります。「誰かの不足感を埋める仕事」に切り替えることで、届けたい人が明確になり、自分が提供する価値に喜びを感じることができるようになります。

私はコンサルタントとして、楽しく働きたいと願う人々をサポートしてきました。その中で、「なぜこんなにうまくいく人といかない人がいるのだろう」と考える機会が何度もありました。そしてそのたびに行き着いた答えは、「起業の軸」がどこに向いているかということです。

喜ばれることをする、届けたい人を明確にする。自分ではなく「誰か」を軸にすることで、自然と仕事が続いていく。それは私たち自身が学び、挑戦し続けてきたことです。


学生たちに伝えたいこと

こうした経験から、私は今、学生たちに向けた活動にも力を入れています。学生のうちから「自分と向き合うプロセス」を経験してほしいと思うのは、この軸を早い段階で作ることの大切さを伝えたいからです。

「自分の不足感を埋めるための仕事」ではなく、「誰かの不足感を埋めるための仕事」。そこに自分自身の喜びを見いだすことができると、働くことが楽しくなります。そして、長く続けていく力になります。


最後に

起業は、自分自身の可能性を広げる素晴らしい選択肢です。しかし、そのスタート地点がどこにあるのかで、道のりは大きく変わります。もし今、何かがうまくいかないと感じている人がいるなら、一度立ち止まり、「届けたい相手」を見つめ直すのはいいと思います。

不足感からの起業ではなく、喜びを共有できる起業を。
その先には、きっと新しい未来が待っているはずです。


今日の1歩


さて、今日は新たに福岡の高校1年生の方からご依頼をいただきました。以前ご受講いただいたご家庭の親御さんからのご紹介とのこと、とても嬉しいです。今年はさらに多くの高校生と対話の機会を増やしていきたいと思っています。(目標は100名!)

今回ご相談いただいたお子さんは、自分の強みや価値観にまだ気づけていないことが原因で、これからの進路について悩んでいるとのこと。こういった方こそ、自分自身との対話、そして楽しく働く大人との対話の仕方次第で、人生を変えるきっかけを得られると私は信じています。今回のセッションが「将来、楽しく働く」につながる時間になるよう、全力を尽くします。

また、伺ったところによると、ご自身の意見をはっきり言うのは少し苦手で、とても謙虚な一面をお持ちとのこと。その良さを活かしながらも、安心して自分の思いを話せる場を作れるよう、私自身もリード力を鍛えながら、より良いサポートができるよう努めていきたいです。

これからの対話を通じて、お子さんに新しい視点や可能性を届けられるよう、私も成長していきます!


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