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Pretia AR Cloud SDK アップデート - 2022 秋リリース
開発者のみなさま、こんにちは。Pretia AR Cloud Platformプロダクトマネージャーのシドです。この度、8月の2Qリリースに続き、3Qリリースとして新しい機能を発表いたします。
3D Scanner - auto-login support
3Dスキャナアプリでは、バージョン 0.7.0からログイン情報をGoogle (Android) やKeychain (iOS) に保存できるようになりました。
今後は、毎回アプリを起動したときにID・パスワードを入力する必要はありません。
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SDK
SDKには重大な変更が2つあります。
マルチプレイにおいて、マッチメイキングができるようになりました。
これまでの仕組みでは、すべてのプレイヤーは同じゲームをプレイする仕様で “room” の概念はありませんでした。これからはラベルを使い、ルールベースのマッチメイキングでプレイヤーを room に割り振ることが可能になります。
新しいReloc APIを導入し、使い勝手や効率が改善されました。
古いAPIは当面使い続けられますが、2023年1月31日を持って停止する予定です。そのため、なるべく早く新しいAPIへ移行することを推奨いたします。
開発者コンソール
いくつかの新しい機能とUIの更新を行いました。
サイトの構造を一新し、全体的な開発フローを調整し使い勝手が向上しました。
上記に従って、開発者コンソール及びドキュメントのドメインを以下の通り変更しています。
APIキーの管理機能を導入し、SDKからAR Cloudへの接続する際にログイン情報を入力しなくても開発をはじめられるようになります。
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新しいサンプルプロジェクト
AR開発の参考となるよう、新たなサンプルプロジェクトを2つ用意しました
Heatmap sample: このサンプルプロジェクトは、Relocの結果をベースにカメラ視界を色分けて塗り替え、Relocスコアの高い場所 / 低い場所を視覚的に表示することができます。
Multimap Reloc Sample: このサンプルプロジェクトは、ひとつのアプリで複数の場所に対してRelocをし、それぞれのコンテンツを表現する方法を説明しています。
これらのサンプルはGitHub repoとして公開するべく準備して進めています。準備が完了し次第、再度アナウンスをする予定です。
SlackからDiscordへ移行
今まではSlackでコミュニティを運営していましたが、よりよいサポートを提供するためにDiscordに移行することを決定しました。既存のSlackはそのままキープし、当面は停止しませんが、今後のコミュニティ活動やサポートはすべてDiscordで行うことになります。
参加はこちらから↓
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今回のアップデート内容は以上になります。ぜひ触ってみていただき、フィードバックをいただけると嬉しいです。
Q4にもリリースを予定しています。ぜひご期待ください!
Sid Wang
プロダクトマネージャー