【ROLEXの価値】オイスターだけじゃない!~ロレックスの本当の歴史を知りたい方へ~④
プレステージコイン 店長です。
シリーズでROLEXの歴史を解説してます。
前回のブログ
【ロレックスの価値】アンティーク ロレックスの本当の歴史に迫ります~ROLEX~
もご参照ください。
さて、戦前のROLEXは現在とはイメージが異なり、さまざまなブランドを展開していました。まだまだ成長段階にあったROLEX、マーケティングも手探りだったのです。
実際、戦前のROLEX、特に1920~1930年台のROLEXを知ることにより、私のROLEXに対するイメージはガラリと変わりました。ROLEXという時計が好きになったのです。きっと、皆さまのイメージも変わりますよ。
④ディフュージョンラインの展開と統合
さて、ディフュージョンラインの展開を理解するには、そもそもロレックス(ROLEX)の始まりを語らねばなりません。1905年、ハンス・ウィルスドルフは、ロンドンに『ウィルスドルフ&デイビス』(Wilsdorf and Davis)という時計商社を設立しました。
その後の1915年、第一次世界大戦の影響により『ロレックス・ウォッチ・カンパニー』(ROLEX WATCH Co.Ltd)に変更しました。当時、『ロレックス・ウォッチ・カンパニー』は、数多くのディフュージョンラインを展開するグループカンパニーでした。
アクア(Aqua)、プリンスドーファン(Prince Dauphin)、ジェネックス(Genex)、オイスター(Oyster)、ロルコ(Rolco)、ソーラー(Solar)、ユニコーン(Unicorn)、チュードル(tudor)などが挙げられ、マルコーニ(Marconi)は4番目に登録されたと言われています。
その後、第一次世界大戦の終結(1918年)、国際連盟の創設(1920年)など世界情勢の変化に呼応して、ハンス・ウィルスドルフは新たなブランドの登録を始めます。その代表例は、ユニコーン(Unicorn)、ロルコ(Rolco)などが挙げられます。その後、マルコーニはユニコーンに引き継がれたと言われており、数多く展開したディフュージョンラインの再編が進みます。
ディフュージョンラインの再編は進むなか、1つの時計に複数のラインネーム(『Rolex』『Marconi』『UNICORN』)が使用されている時計もあります。世界記録では、1つの時計に4ライン名が最高だそうです。アンティークロレックスのファンにとって、羨望の的ですね。
数多くのライン名が世に出ましたが、統合・廃止などさまざまな変革を経て、1945年の第二次世界大戦の終結とともに、これらのライン名は廃止され、現在はチュードル(Tudor)のみが残っています。
今は無きアンティークロレックスの腕時計、ロレックスのディフュージョンライン、現在は生産されておらず歴史に埋もれた幻の名作時計です。アンティークロレックスのファン、いやアンティーク時計ファンにとって、憧れの時計といえるでしょう。
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