【失恋の痛み】スピリチュアルは苦しみから解放してくれるのか？

プレステージコイン　店長です。

今回は、『失恋とスピリチュアル』について記載します。『ん？アンティークコインSHOPのブログではないの？』と思われるかもしれません。実は、哲学やスピリチュアルが好きで、かれこれ20年以上、何らかの形で関わっています。私の経験談を交えながら記載しますので、最後までご精読いただければと存じます。

スピリチュアル、定義があいまいで、範囲が広いイメージですね。『スピリチュア』という言葉が広がる以前、私は『哲学』を勉強していました。いろいろ人生に悩んだとき、哲人たちの生き方から、私は気づきを得て、生きるエネルギーをもらいました。

スピリチュアルを一言で表現するのは、多少乱暴な気がしますが、私なりの解釈は『どうしようもない現実に、いかに向き合うか』です。すこし具体的な事例を挙げましょう。

私は昔、大好きな人に振られました。誰にでもある普通の経験です。しかし、失恋の傷みに慣れることはなく、当事者にとっては耐え難い大きな痛みなのです。お釈迦様が四苦八苦のなかで説かれた『愛別離苦』であり、それほどの苦しみだと思います。

では、なぜ苦しいのでしょうか？心が痛みを感じるからでしょうか。失恋の傷み・・・心が苦しい。でも心はコントロースできません。『悲しいと感じるのを止めろ！』『相手のことを考えるな！』と心に命じても、心は勝手に感じます。

では、頭（又は思考）はどうでしょう。やはり相手のこと、過去のこと、未来のことを考えてしまいます。特に『相手がいない未来』のことを考え続けてしまいます。

身体は健康体です。運動も睡眠も問題ありません。生命の維持に支障をきたす程ではないのでしょう。

では、なぜ失恋は苦しいのでしょうか？それは、『相手があなたの知らない人生を歩んでいく』からでしょう。わかっていても、苦しみからは逃れられません。

そうなのです、頭も体も言う通りにならない、自分だと思っていた『心』すら勝手に悲しんで、勝手に落ち込んでいく。先程、『どうしようもない現実に、いかに向き合うか』がスピリチュアルの本質を言いましたが、自分自身そのものが『どうしようもない現実』なのです。

あなたが本当に向き合うべきは、『本当のあなた』です。よく『心が感じる』と言われますが、更に深いところにある別の何かです。このあたりを開設すると、やや仏教やキリスト教の引用が必要になりますので、今回は避けます。

失恋の痛みは目の前のこと、しかし、本当のあなたは別のところを見ています。目の前の楽しみ（執念）と遠くの希望は違います。遠くの希望、それはつまり、本当のあなたが行きたい場所です。

失恋したとき、心、頭、体がバラバラの反応をして、あなたの言うことを聞かないことを自覚してみてください。では、『あなた』とは何なのか？

それは、『あなたの有りようをあからしめる』ことなのです。失恋の痛みは心や体など現実社会のことであり、さらに遠くを見つめる『本当のあなた』に意識を向けてみて下さい。

一日10分瞑想をする、20分のランニングをするなど単調作業が効果的です。きっと、新たな未来が見つかりますよ。それは、別れた相手がいない未来かもしれません、それでもあなたにとって悪い未来ではありません。なぜなら、その未来は『本当のあなたが望んだ未来』なのですから。

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