Gの世界⑨ ゴキブリのお引っ越し
はじめまして。こんにちは。
花粉が厳しい季節の最中、休日コーヒーやマンガや映画や芸術に勇気をもらいながら、炭酸水のような爽やかな「ゴキブリマンガ」を『構想中』のGプレッソです。
さて、今回のGの世界⑨の記事におきましては『ゴキブリの引っ越し』と題しまして、Gリウムの中で増えて来たコッキーたちをどのようにすべきか?を中心にライトに綴ってみたいと思います。
まずはオープニングマンガ
Gの思い出。『春だったね。』前編を掲載したいと思います。
(あらすじ)
ディオゲネスと出逢い半年が過ぎたころ、部屋にはすっかり馴染みのGリウムの風景が広がっていた。
そして、春がやってきて・・。
はじめに お願い
目次
・オープニングマンガ『春だったね。』前編
・はじめに お願い
・ゴキブリ観察動画『少しは休ませてよ。』
・Ⅰ Gリウムの決断
・Ⅱ ゴキブリたちの移動-ストローの道-
・Ⅲ 新しいホーム
・Ⅳ コッキーたちのリリース-新しい世界へ-
・Ⅴ ゴキブリの幸せとは?
※ゴキブリ観察動画が随時挿入してあります。
本記事8本
・連載Gマンガ『ボクはディオゲネス』
第400話 ふるえるたましい。
・あとがき 時代が変わる?
・次回予告
ゴキブリ観察動画 少しは休ませてよ。 0分54秒
あらためまして、こんにちは。
花粉による目のしょぼしょぼに悪戦苦闘しながら、近づく春本番に向けて、新しい表現活動を模索していますのんびりプレッソです。
本記事におきましてはGリウムの展開の中で訪れたゴキブリたちの引っ越しやリリース(解放)に関して綴ってみたいと思います。よろしくお願いします。
Ⅰ Gリウムの決断
さて、前回Gの世界⑧までの記事の続きを2行でおさらいしてみれば、
Gのタマゴからコッキーたちが生まれ、しばらくして大量のおとなGに育ってしまうだろうことを想像し、ワタシは臆していたのでした。
G観察動画
『にぎやかGリウム』 1分41秒
☝このまま、コッキーたちみんながオトナになってしまったら・・・
そんなカオス的状況を想像してしまったワタシは、『すぐさまの決断をしなければならない』と直観しました。
結果、ワタシは「ほとんどのコッキーたちをリリースする」ことに決めました。
といっても、そこら辺に放すわけにもいかず、人里離れた場所へ逃がさなければなりません。
そして、「逃がすこと」を決断した後は、まずコッキーたちをどのように移動でき得るかを考えることにしました。
Ⅱ ゴキブリたちの移動
ストローの道
-分離するための仕掛けづくり-
さて、増えて来たコッキーたちを移動させるにも、
安全に輸送するにはどうすればいいのでしょうか?
ゴキブリ飼育に手慣れている達人の方々であれば、ササッと手づかみ的に移動できるのだと思えます。が、初心者のワタシには、その発想はまるで湧いてきませんでした。
結果、考えた末に、ギミック(仕掛け)を作り誘い出すことにしたのです。
1匹のコッキーも外に逃がさないような分散方法を頭の中で考えていきました。どのようなギミック(仕掛け)を作れば安全に移動できるだろうかと、仕組みをスケッチしながら、試行錯誤して作ったのが以下のようなものでした。
☟誘導ギミックのペットボトルを設置
さて、上記のストローの仕掛けを設置し始めた時、最初はコッキーたちもなんのこっちゃか分からないようでした。
☟以下は、ストローに完全無関心のGたちの参考動画です。
G観察動画 ストローの道。1分18秒
そこで、関心の無いGたちにストロー道の存在を意識してもらうために、
大好物である(とされる)ビールを注入してみました。
G観察動画 ビールの香りに誘われて 1分28秒
すると、徐々に、突然現れたこのモノリス(2001年宇宙の旅的な)に関心を持ってきたようです。数日はアスレチック遊具のようにストローの外側を伝い歩き続ける様子が見られました。しかしながら、ストローの内側を伝って登ってくる登攀者は、まだ現れません。
そうして数日が過ぎていきましたが・・・、
G観察動画 モノリスに慣れてきて。1分30秒
ファーストクライマー
ストローを設置して数日が経過したある日の朝方、とうとう・・・。
ついに最初の登攀者「ファーストクライマー」が現れたのです。それはまるで前人未踏のK2を登る初めてのクライマーのようにも思えました。
そうして、ファーストクライマーであるこの勇者コッキーGを小さいケースへ移送しました。それがプラトンです。
その後、ストローの道が別空間世界への通路であることを理解したコッキーたちは何度か行ったり来たりを繰り返していました。
ほどなくして、続々と数匹~のコッキーたちがペットボトル世界へやってきたのです。
G観察動画 新しい空間へ。0分55秒
ペットボトル内は、最終的に以下のイラストのような状態になりました。↓
こうして、ほとんどのコッキーたちを無事Gリウムケースから安全に輸送するミッションは完了したのでした。
Ⅲ 新しいホーム
ところでワタシは、このペットボトルの仕掛けを設置してから、数日の間、同時平行で「移送先にするコッキーの部屋」をアクリルケースで幾つか作製していました。
ケース内に床材(木片ブロックなど)と止まり木的な物体を置く-という素朴な方法もスタンダードであると思えますが、
コッキーたちが飽きないように、さまざまなオブジェを組み合わせたり、アスレチック要素を加えたり、考えながら空間をプロデュースする感覚でコッキーホームを設置していきました。
選択-葛藤の中で-
ここで、ワタシは、自身の生活の中で責任を持って育てられる個数のコッキーたちと、手離す(リリースする/解放する)コッキーたちとをセレクト・選別しなければなりませんでした。
具体的には、コッキーたち6匹(ほど)を残して、残りのコッキーたちを手離すことに決めたのです。
誰が何を選ぶのか?・・・
Ⅳ コッキーのリリース
葛藤の中、ワタシは選択をしました。
そうして数日後、逃げないようにフタをきっちりと閉め、自転車に乗って出かけたのです。
コッキーたちを手離すことに対して、正直いろいろと気持ちは複雑でしたが、その時点ででき得る最適解を選んだのだと思えます。
こうして、ワタシは、コッキーたちを人里離れた河川の中州のような場所の茂った草むらの中へ連れていき、リリースしたのでした。
ー以上のような行程を数度繰り返し、
部屋に残ったGたちの個体数を限定的に絞っていったのです。
Ⅴ ゴキブリの幸せとは?
さて、「部屋のケース内」と「自然の河川敷」。ほとんど恣意的にセレクトし、部屋に残るコッキーと河川敷へ放たれるコッキーとに分けられてしまったコッキーたちですが、果たして「クロG」たちにとっては、どんな環境でどのような『G生』をおくることが幸せなこととなるのか?やはりこの時点ではワタシには判断ができませんでした。
野外にでれば天敵とも出合うでしょうし、しかしながら、ケース内では行動範囲が制限されてしまう。屋内で密やかに暮らしていても、見つかれば少なくない確率で忌避され駆除の対象ともなってしまう・・・。
そもそも嫌われたり潰されたり餌になってしまうならば、Gたちは生まれてこなければよかったのでしょうか?※生態系の環の中で必要な存在であることは理解した上でのアザーサイドでの問いです。
この問いはGに限らず、全生命存在へ関わる難問の一つですが、コッキーたちを河川敷に放ちながら、ワタシの中でそのようなクエスチョンが頭から離れませんでした。
河川敷に放たれたコッキーたちの『運命』はもちろんノ-バディノウズです。或いは、大いなる自然に託された(託した)のでしょうか。
いずれにしろ、ワタシが見届けられるのは、たまたまケース内に残ったGたちに限られることになりました。
ここで、本記事を終えたいと思います。
この記事の最後に、コッキーがHOMEに帰る際の動画を掲載したいと思います。
G観察動画 コッキー家に帰る。
-じっくり観察-2分24秒
☟以下は連載Gマンガの『ボクはディオゲネス』です。
Gマンガ『ボクはディオゲネス』
第400話 ふるえるたましい。
-以上で、
今回のGの世界⑨『ゴキブリのお引越し』の記事を終えたいと思います。
本日は訪れていただき誠にありがとうございました!
あとがき 時代が変わる?
『時代が変わる』といつの時代も言われてきました。
インターネット、スマートフォン、SNS、個人動画配信などのテクノロジーが一般社会に開放され、昨今、生成AI登場の流れからAIチャットがついにリリースされ、いよいよ個々人に委ねられる(その気があれば)時代に突入してきました。
『AIとの共生社会』というテーマが、現実のものとなってゆく近未来(もう今現在なのでしょうか?)果たして世界や個々の社会はどのような展開を迎えてゆくのでしょうか?
リアルに、手塚マンガの未来都市(ミスターチルドレン楽曲Everything is made from a dream的)のような世界が作られてゆくことになるのでしょうか?それとも未来都市はメタバース内のお話に留まるのでしょうか?
いずれにしろ、指摘されるような、AI・ロボット社会到来の『負の側面』に震えつつも、人類がいつまで存続でき得るかも含め、興味は永遠に絶えません。
そんなことを考えるワタシの目下の案件は『果たしてスマートフォンを持つべきかどうか?』という悩ましい選択です。
次回予告
次回、Gの世界⑩では「ゴキブリの葬送」と題しまして、ディオゲネスのその後を記事に綴りたいと思います。
多少に関わらず『G』の観察に興味・関心をお持ちの視聴者様におかれましては、お時間のある時にでもまた訪れていただければと思います。よろしくお願いします。
※『Gの世界』の記事における参考図書・サイト等は
Gの世界③『ゴキブリ入門』の記事にまとめて掲載してあります。
著者紹介
note記事のおしらせ
2023年3月時点で以下の記事を綴っております👇
何か引っかかるタイトルがあればぜひ訪れて頂ければと思います。
○『デイドリームビリーバー
-マンガを作ってみませんか?-』
32ページ読み切りマンガ作品
&マンガメイキング書籍の紹介・宣伝記事
○『Gの世界~ゴキブリの魅力について~』
※クロゴキブリ飼育体験記事
○『マンガワールド-Gプレッソの。①~⑫』
私的マンガ論記事
○『ワンダフルワールド-Gプレッソの。
001~012』
ワンダフルを模索してゆくための試論的記事
エクストラ三部作-二次元表現へのトライ-
○『デイドリームビリーバーEXTRA
マンガを作ってみませんか?』
○『マンガワールドEXTRA
絵の始まりから現代マンガ誕生まで』
○『絵画ワールド EXTRA
世界の全ては「絵」でできている!?』
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またの機会にお待ちしております!!
最新更新日 2023年3月