はじめに この文章では、会社が大きくなるにつれて、広報PRの役割がどう変わっていくかについてまとめています。私の経験から感じたことをお話ししますが、すべての会社に当てはまるわけではありません。参考になれば嬉しいです。 マーケティングとPRの力を合わせる 多くの会社の経営者は、マーケティングとPRを一緒に使うことで、もっと良い結果が出ると期待しています。 ちなみに、私は主に以下のようなクライアント(BtoBサービスを展開している)と協働することが多いです。 中くらい
現代ビジネスにおける広報PRの役割は、かつてないほどに重要性を増しています。デジタル化の進展により、企業の情報発信やブランドイメージ構築の方法も変化しました。過去には、製品リコールや企業の不祥事といった危機管理が広報PRの主な焦点でした。これらは今日でも重要な要素ですが、現在ではポジティブなブランドイメージの確立と、顧客との継続的なコミュニケーションがより一層強調されています。このような変化は、企業が市場で成功を収め、持続可能な成長を遂げるために不可欠な要素となっています。
増加するインターネットの利用時間デジタル時代の広報PR活動は、単に情報を発信するだけではなく、どのように質の高い情報をデジタル上に蓄積し、ステークホルダーとの信頼関係を築くかが重要になっています。今や、消費者やビジネスパートナーは、企業に関する情報をネットで検索し、その企業のブランドに対する信頼を形成します。良くない情報も目にする機会が増え、情報が見つからない企業は選択肢から外れやすくなっています。 メディアの状況も変わり、企業規模に関わらず、独自の新しい情報を求める傾向が
はじめに マーケティングは、常に変化し続ける市場のニーズに応え、製品やサービスを適切にプロモーションするための広範な活動です。ひとりでマーケティング部門を担う方々にとって、これらの業務を全てカバーすることは苦労が多いと思います。特に、製品開発や市場分析、顧客とのコミュニケーションといった本業のタスクに加えて、PR活動にも目を向けなければなりません。 ここでのPR活動は、プレスリリースの作成や配信や、メディアとの関係構築や、ブランドイメージを高めるための最小限のPRコミュ
こんにちは、SPRingの高橋です。本日は、マーケティングとPRの連携における課題と、それに対応するための簡単だけどすぐにできる具体的な方法についてお話しします。 ⬇︎具体的に取り組む前に、考え方を理解しておくとよさそうです 広報PR活動の課題他社との露出を比較することは、自社のPR戦略を見直す上で不可欠です。しかし、これが一筋縄ではいかないのが現実です。 企業経営者がPR活動を行う上で考える主な懸念点は、競合他社と比較して自社の情報発信が劣っていないか、また正しく行わ
こんにちは、高橋ちさです。この度は「note始めてみました」をテーマに、今年の私の活動と成長を振り返ってみたいと思います。 ※この記事は、広報note勉強会(やえがし)さん主催の「Advent Calendar」に参加しています。テーマは「#今年の振り返りアドベントカレンダー」です。 はじめに:文章を書くことへの挑戦こんにちは。今日は、過去1年間で私が文章を書くことにおいてどのように成長したか、その過程をお話しします。文章力が目に見えて向上したわけではありませんが、継続す
こんにちは、高橋ちさです。この記事は、#PRFunho Advent Calendar 2023の12月8日(金)のものです。毎日、広報やPRについての面白い話が出てくるので、ぜひクリスマスまで楽しんでくださいね。 はじめに:ChatGPTと広報・PR業務今日は、私が日頃、ChatGPTをどう広報・PR業務に活用しているかについてお話しします。 私たち広報・PRは、会社の情報を多くの人に知ってもらうために、さまざまな方法で情報を伝えています。例えば、この「note」という
SPRingの代表、高橋ちさです。今日は、私たちが日々行っているプレスリリースの重要性とその効果的な活用方法について、皆さんと共有したいと思います。 2023年11月8日(水)に、無料のセミナーを開催しました。そこで、私たちは、プレスリリースの基礎から応用までを掘り下げ、参加された広報担当者や関連業務に携わる方々から多くの質問やフィードバックをいただきました。 これらの貴重な意見を踏まえ、今回のブログでは、プレスリリースの真の目的から、メディアの視点、さらには実際のセミナ
はじめに8月30日に開催されたオンラインセミナー「IT系メディアの側から見る企業広報への本音」に参加しました。 この記事では、15年以上BtoBのPRを手がけている私が、このセミナーから得た気づきと自己反省についてシェアします。 ★ セミナーレポートはメディア解剖連載で後日公開される予定です。 コロナ禍で変わったメディアリレーションコロナ禍がもたらした影響は多岐にわたりますが、企業広報においてもその影響は少なくありません。特に、オンラインが主体となり、人と人との対面の機会
はじめに近年、広報の立ち位置や周りの理解が進んできましたが、根本的な課題として「お互いに分かり合っていない」という空気を感じることがあるのは確かです。例えば、マーケティング担当者と広報担当者はそれぞれ異なるアプローチを持ち、課題を解決する方法に違いがあることが挙げられます。広報とマーケティングの連携が重要な理由と、そのための具体的なステップについて考えてみましょう。 1. 広報とマーケティングの異なる役割とバランスの取り方広報とマーケティングは共通の目標である企業の成功を
【広報活動報告書の作成手順】①前提となる情報の収集と整理 以下のような情報(広報活動に関連するデータ、成果、メディア露出など)を集めます。整理して、課題や解決策、提案などをまとめます。 メディアリスト(日付、メディア名、記者名、アプローチ内容、ステータス、課題、メディアからのフィードバック など、リスト化しておく) 掲載実績(掲載された記事リンク、媒体名、タイトル、日付 など) プレスリリースリスト ②レポート形式を決める ①にあげている日々の広報活動報告書は形式
広報活動報告書は、企業の広報活動の成果をまとめ、関係者や上司、他の部門と共有するための重要な文書です。以下に、広報活動報告書の作成の必要性、メリット、作成方法、および具体的な構成案についてご提案いたします。大切なのは、経営に貢献する広報活動の成果を社内で可視化する手法です。 必要性広報活動は数値化しにくい側面がありますが、報告書を作成することには以下のようなメリットがあります。 成果の可視化 広報活動報告書により、広報活動の成果を明確に可視化することができます。定量的な
前回メディアのリーレションについての考え方をお伝えしました。個人的にはメディアリレーションは好きな業務なので、いくらでも語り尽くしたいのですが、いろいろあってnoteだとお伝えしきれないので、今回は基本中の基本である、プレスリリースメールの効果的な送り方に関して序章だけとなりますが、お伝えしています🙏 コミュニケーションの取り方は、本当にひとそれぞれで正解がないで、関心のある方は、ご相談ベースでも構いませんので、文末のご案内までご連絡ください。 メディアに対するプレスリリ
メディアリレーションの重要な要素はメディア側が求めている情報やトピックに対して適切に対応することです。加えて、広報担当者はメディア関係者とのコミュニケーションを通じて、以下のような情報を聞き出し、社内にインプットすることも求められます。 ポイント各メディアは自身の読者や視聴者の関心事やニーズに基づいて記事やコンテンツを企画しています。広報担当者はメディアの特徴やコンテンツの傾向を把握し、メディアが扱いたいと考えているキーワードやトピックを明確にすることが重要です。合わせて、
前回の記事では、プレスセミナーの考え方や重要性についてご紹介しました。今回は、実際のステップ方法について詳しく解説していきます。メディアを集めたレクチャーなどを成功に導くための具体的な手順をご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。 メディア勉強会・説明会のステップは以下の流れがあります。 STEP1. テーマ・内容の企画 プレスセミナーへのメディア関係者の誘致と参加者の高い満足度を達成するために、メディア関係者が知りたい、聞きたいと思うことをテーマや内容
はじめに 少人数制のメディア向けの説明会や勉強会は、少人数の記者を集めることでメディアとのつながりを深める効果的な手法です。記者発表会とは異なり、画になる演出は必要ではありませんし、参加者が少人数でも開催でき、記者と対話しやすい特徴があります。この記事では、メディア向け説明会や勉強会の活用方法と開催時のポイントについてご紹介します。 メディア向け説明会や勉強会の有用性 このような会は、定期的に開催することでメディアとの関係性を構築し、深い理解を得るための貴重な機会です。