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プリザーブドフラワーと育児と私①

プリザーブドフラワーと恩師との出会い

プリザーブドフラワーを学びはじめ、教室を開きたい!
そう思ったのは、ちょうど婚約をした25歳の時。
残業が多い仕事をしていたのと、没頭しやすい性格なため「子供ができても家で何かできることをしたい」
そう考えていました。
夫となる当時の婚約者も「最後まで好きなことやり通してみたらいいよ」と後押しをしてくれたため結婚前に最初のプリザーブドフラワーの協会でディプロマ試験を受け合格しました。

ただ、所属後の料金や活動に思うところがあり・・・
ディプロマ証の発行が半年されないままだったことも重なり。
当時若かったんでしょうね。
子供ができるまでにと、別の協会をリサーチはじめ、協会の所属教室を何件か回りました。
母親像としても女性像としても主婦像としても尊敬する恩師に出会いました。
体験レッスンをしていただいた際のおもてなし。
空間やお話。
恩師の元で学ぼう!と決めた瞬間でした。

ディプロマ資格と販売デビュー


当時、すぐに結婚したらすぐママになるのだと思っていました。
夫が9歳歳上ということもあり、私も夫と家庭を築いていくと決めていたので。
しかし実際にはなかなか授からず。
そんな中、ディプロマ試験に向けて恩師の元で一から学び始めました。

恩師のデザインが本当に好きでした。
毎月レッスンを発表されていて、そのレッスンも受けて・・・
浮気をしまくっていたので(笑)
コースがなかなか進まなかったのです。

その時の恩師の「毎月新作レッスンを発表する」姿勢は未だに私の根底にある大事な基礎となっています。

そんな中、妊娠に伴い入院が増えました。
退院しても安静。
もちろん、レッスンもディプロマ講座も進むわけがなく。

結局長女を出産して4ヶ月後に、娘をつれて復帰することになります。

その時恩師が地元で販売会を行うタイミングでした。
そのため、販売の知識と技術を身につけるコースを先に受けたり・・・

「あれ?小野さんディプロマまだだっけ?」
よくした会話でした(笑)

その団体の最初のディプロマ試験は、手術入院と巡り合わせが悪く受けることができなくなり(申込と支払いは終わっていたのですが)
そこからまた、療養や販売会参加をしてディプロマ試験が後回しに・・・

結局ディプロマ試験を受けて合格したのは長男を妊娠している時となりました。

こうやって書くとめちゃくちゃ時間がかかってますね・・・

そこからは、やりたい!が溜まっていたので猛スピード。
百貨店デザイナーに応募して、合格。
息子を背負いながら、娘の相手をしながら百貨店デザイナーがスタートします。
そして、次男の妊娠出産を経ても、百貨店でプリザーブドフラワーデザイナーとして経験を詰みました。

まさかのコンテスト入選!

ディプロマ試験合格後、初めて出したコンテストでまさかの特別賞をいただきました!
色合いや斬新なデザインと繊細さがと未だに嬉しいお言葉を覚えています。
まさか入選しているとは思わずに・・・
急ぎで子供達の預け先を手配しなくてはならず。

コンテスト入選は嬉しいけれど、預け先が困った・・・と途方に暮れましたし、泣いたと思います。

子育て中に挑戦するチャンスがあっても、自分一人のことじゃないからの苦しさや葛藤の壁にぶち当たったことでした。

しかし、これがきっかけになってより多くのお仕事をいただけるようにもなったのです。

子供が小さいうちにがチャンス!と思ったガムシャラ時代


我が家は普通のサラリーマンの家庭です。
しかもワンオペ育児。
自分の時間がどこにあったんだろう・・・と考えると必死で捻出していました。
どんどんとチャンスをものにしていく、協会のお仲間さんたちを羨ましく思うことも、もちろんありました。
新しいことを習いたい・・・
でもお金のこともあるし何より時間もない。
いいなぁ・・・って。
身軽に好きなことに邁進できる・・・すごく素敵ですよね。
好きなことに一生懸命になれるのですから。

でも、子供がいても頑張る!と決めたのは自分です。
子供が手が離れた時に最高出力で走り出せるように・・・
助走期間だと思っていました。
子育てしているからを言い訳にするのではなく
子育てしているからを理由にできるように。

息子たちは学年2つ違いの年子。
公園に連れていき疲れてお昼寝が長くなるように・・・
繁忙期やレッスンの時には一時保育やファミリーサポート(行政)も利用しました。

ちょうど百貨店でも高額の売れ筋デザインを評価いただけていたことも重なり、毎週10〜30個納品。
母の日などには200作品。
そんなことも普通にありました。

ここで、売れる商品とレッスン作品の違いを学びました。

夫や実家に協力してもらって、販売会の際には店頭にもたちました。
お客様の生のお声や、全国から集まっている精鋭デザイナーさんたちのデザインとテクニックを学びたい一心でした。

1泊2日で2日間まるごと学ばさせていただき、帰宅して家事育児。

幸福なことだと未だに思っています。



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