300記事を書き続けた秘訣『ライティングはオーケストラ』
楓コンサルティングの小暮貴恵です。
いつも読んでいただきましてありがとうございます。
実はわたし、大学生までは音楽をすることが大好きでした。ピアノ、コントラバス、グロッケン、トランペットをやってきたのです。リズム音痴だったけど(笑)中でも、ピアノは私がゾーン体験をした人生のターニングポイントです。私の人生にとって音楽は欠かせないものです。
鍵盤を奏でるように、キーボードを奏でる。それが300記事を書いてきた秘訣でもあるのです。音楽の演奏は途中では終わらないですよね。必ず、始まりと終わりがある。ライティングも同じです。始めたら、終わりがあるのです。だから、音楽もライティングも何度だって始められるし、なんどだってエンディングを作り出すことができます。これは私が書くことを辞められない理由でもあります。何度だって生み出すことは自由だからです。さらに、ピアノを演奏しているときに体験した“ゾーン”がライティングでも味わえるからです。書くときはいつも、オーケストラを聞きながら、その曲のリズムに合わせて、言葉をつないでいきます。ライティングもテンポが大切なのです。
ライティングのテンポとは、書き出しから始まるストーリーに感情を載せていくということです。ライティングに欠かせないテンポがあって、それがズレると曲全体が狂うのです。つまり、本番で弾く手が止まったらアウトなのと同じです。唯一許されるのは“休符”だけ。書き手の呼吸は、読み手の呼吸であるのです。ゆえに音楽もテンポのズレが曲全体を狂わせることになるし、仮に狂わせたところでそれが“味”になれば問題ないですが、それは難易度が高すぎますね。まずは、譜面通りに引けてこそのアレンジです。最初は下手です。私は、最初は練習がつまらなくて、ピアノもパソコンもできなくて足で弾いたり、売ったりしてはお行儀が悪いと怒られたものです(笑)
音楽をはじめたときから、私はいつも日記を書いていました。言葉という音色を表現しては、夜な夜なネットに書き込む習性があり、変わった小学生。話し相手は30代の大人たちでした。知らない世界を教えてくれる大人たちが面白くて、『書くこと』を通して『音楽を奏でる』ことを通して、私は自分の存在価値を確かめていたようにも感じます。
こんなふうに小学生から書き続けて思うのです。書き続けなければ、何も完成しない。想いだけはライティングは完成しません。そして、音楽も想いだけは完成しません。どのように表現するのか?という技術がなければ表現し続けることができないのです。技術を磨く方法は、書き続けることです。これに尽きると思うのです。しかし、想いがなければ、ライティングも音楽もはじまりがない。想いだけでは完成しないのに、想いがなければはじまらないという温もりが私をふつふつとかき立ててくれるのです。
ライティングに悩んだり。私もやってみたい、続けてみたいと思うのはきっとあなたの中に“どうしても表現したい”“なにがなんでも伝えたいこと”があるから、書くことを諦めきれないのだと思います。だったら、もう続けるしか道はないのです。私は今、書くことには困りません。ですが、書くことに葛藤することはたくさんあるのです。迷いながら、道を進んでいます。
その葛藤がいい味をだしてくれます。だから、悩みながら書いたらいいと思うのです。私自身も悩みながら書いています。300記事を書く秘訣はただひとつ。本番という舞台にたったら演奏を辞めないこと。書き出したら、最後まで書き続けるということ。ただそれだけです。ライティングはいつだって本番です。練習はないと思って、この本番の臨場感をただただ味わいながら書く。本番で嘘をつくことは、できません。どんな言葉にもその節々に、その人の人生の背景が隠れているものです。だからこそ、いつ本番が始まったとしても、大丈夫なように、毎日1行でも、2行でも、3行でもいいから、書き続けることが大切です。
言葉がメロディーなら、一文字は音符です。一文字、一文字という音符が連なることで言葉がメロディーになり、記事がひとつの音楽として完成するのです。ライティングは仕事でもありますが、私にとっては人生に欠かせないエンターテイメントのなのです。
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