サクラサクアカデミー第5期Day4 開催レポート(12/7)
新規事業の学校「サクラサクアカデミー」第5期のDay4が、2024/12/7に開催されました。(当アカデミーはプレセアコンサルティング株式会社と株式会社サクラサクの共催です)
サクラサクアカデミーDay4の概要
日時:2024年12月7日 14時-17時
内容:【新規事業企画検討】講義「事業計画」/メンタリング
講師:高森厚太郎先生・山崎伸治先生
Day3の講義後、3週間の間にチームごとに新規事業の事業テーマや方向性について検討を重ねてきました。Day4の「事業計画」の講義では、資金調達など第三者に対して自分たちの事業を説明し、アクションを起こしてもらう場面を想定して、「相手に自分の事業の内容と将来性」を伝えるために、具体的にどのような事項を盛り込むのか、数字計画はどう見せればいいのか、などについて事例と共に解説されました。
Day3に続き、今回も講義の後の後半はメンタリングの時間です。チームに分かれて高森先生、山崎先生からのメンタリングを受けつつビジネスモデルを磨き上げるべく議論を進めていきます。
受講レポート
受講生による受講レポートをご紹介します。今回は大企業からの参加メンバーによるものです。
■講義内容について
事業計画の作成方法とその事例が紹介されました。事業計画は実行までを想定した計画で、リーンキャンバスは事業企画やアイデア、経営計画は会社全体の方向性を描くものと学びました。
事業計画では、ビジネスプラン、実行計画、数値計画の3つのパートに大きく分けられ、事業のコンセプト、具体的な手法、収支を、明確に記載する必要があります。
事業計画を作成することで、コミュニケーションツールになるだけではなく、自らの整理やゴール設計、進捗の確認や検証ツールとして、また、リスクマネジメントとしても機能するものです。
■特に印象に残っていることや学び・気づき
顧客ターゲットとポジショニングの重要性。事業として成り立つかどうか(市場や競合との関係性)が非常に重要だと感じた。また、課題の設定の時点で、ある程度解像度の高いものを認識合わせしておかないと、その後のディスカッションでぶれてしまう。
チームメンバーの暗黙知をそのままにせずに、なるべく相互確認をしながら進めていきたい。そのためには、チーム内の協力体制が必須で、心理的安全性と軸を明確にすることを心がけながら、まとめていきたい。
■次回に向けての思い
投資家にプレゼンする事業として成り立つように、引き続き頑張ります。
受講生の声
受講生の振り返りコメントより、一部をご紹介します。
◇大企業のメンバーから
「今日の研修で事業計画のフォーマットを教わり、投資家に向けたフォーマットでは数字だけに限らずかなり細かいところまで決めなければならない事を改めて知った。
今回のチームディスカッションでの指導が非常に響き、まずは具体的な事から一気に意見を出し合って決めて、その後にコンセプトを考え、また具体的なコンテンツを考える流れを何度も繰り返してブラッシュアップしていく。結果その方が早く、生産性も高い議論が出来る事を学んだ」
◇経営者のメンバーから
「自分自身はこれまで『まずやってみる』からスタートすることが多かったなと思います。仮説検証や事業計画といった上流の内容のやり方を知れたので、会社全体だけでなく、部署ごとに使っていきます。
計画の中で根拠に基づいた数値計画の必要性も腑に落ちました。これまでは本当に新しい取り組みに対する数値計画は、なんとなく数字遊びだと思ってしまっていました。 それは、単に根拠探しが甘いか、目を背けていただけではないかと思いました。
時間管理、数値計画の根拠立てに関して腑に落ちたので、実務で使っていき、事業を前進させていきたい」
◇士業のメンバーから
「チームの方向性が逸脱しないようにと細部にとらわれすぎて、今までの行動の多くを目的や方向性の擦り合わせに費やしていたことを改めて認識しました。新規事業のスピード感については本で読み、頭では理解していましたが、通常の業務以上のスピード感をもって進めていくものだと実感しました。
通常の経営においても事業計画の策定は必須だと思いますが、作成せずに進んでいる経営者が多いことが現実です。最初は『事業計画を作成する』という命題を見せずにヒアリングの過程で簡単な事業計画を作成していくことから始めて、クライアントに気づきを与えられるようにしていきます。」
など、事業計画の講義での学びやチームのワークでの気づき、それぞれの立場でビジネスや会社での仕事に活かしたいというコメントが寄せられました。
さいごに
サクラサクアカデミー第5期は2024年10月~2025年2月に開催中です。引き続きこれから本アカデミーや受講生の様子などお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!