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サクラサクアカデミー第5期Day1 開催レポート(10/19)

新規事業の学校「サクラサクアカデミー」第5期のDay1が、2023/10/14に開催されました。


そもそも「サクラサクアカデミー」とは?

これまでのテクノロジーや市場の急速な変化に加えて、新型コロナの影響により様々なビジネスモデルに影響が出ています。VUCAの時代、とも称される現代において「新しい事業を生み出す力」の重要性は高まる一方です。新しい事業を生み出すには、「変化の先を考える力」だけではなく、「何が事業として成立するか」を考え、「どうやって事業として成り立たせるか」を事業計画に落とし込み、自分なりの仮説を持って、ブラッシュアップしていく必要があります。
サクラサクアカデミーは、新たな時代に対応できる新規事業を創出できる人材を育てるための実践的な学びの場として、年1回、全8コマ、6ヶ月を基本とした起業家マインドとスキルが身に付くオープンセミナーを運営しています。新規事業立ち上げ経験豊富な講師陣が、新規事業の創り方を体系的に伝え、実際のビジネスモデル構築までファシリテートすることを通じて、新規事業創出人材を育成しています。

当アカデミーでは、大企業のマネジメント、中堅企業のリーダー、ベンチャー経営者と異なるバックグラウンドを持つメンバーが集い、それぞれが普段と異なる環境で切磋琢磨する機会を提供します。
(当アカデミーはプレセアコンサルティング株式会社と株式会社サクラサクの共催です)

サクラサクアカデミーDay1の概要

日時:2024年10月19日 14時-17時(懇親会17時-18時)
内容:アカデミーガイダンス/参加メンバー紹介/講義「新規事業の創り方」
講師:山崎伸治先生

第5期は、大企業から4名と起業家ベンチャー・スタートアップ経営者、独立士業12名のメンバーが集まり開講しました。

Day1では高森講師からオリエンテーション、山崎講師による講義が行われました
高森厚太郎氏
山崎伸治氏

受講生の思い・背景

本アカデミーの特徴は、大企業の経営企画や新規事業に携わるメンバーと、起業家・経営者混合のチームでビジネスモデルを考え、議論を進めていくことにあります。

今回の受講生も、「これまで大企業の現場経験が長かったこともあり、起業家マインドを持つ皆さんとの出会いを楽しみにしています」という大企業のメンバーや、「これまで自分のアイデアや思いを事業にしてきたが、今回いろんな分野の方と出会い、そこで得るものを楽しみにしています」という起業家・経営者の方など、それぞれの思いを持って参加されています。

受講レポート

受講生による受講レポートで、Day1の様子をご紹介します。

■講義内容ついて

10/19(土)第五期サクラサクアカデミー Day1開講。山崎先生からの講義(新規事業のつくり方)、チームディスカッションを中心に実施された。

講義では新規事業を進めていく上での考え方についてのポイント①「時代を捉える」人口オーナス期(人口減時代)に求められるのは女性視点が大事。(共感が大切である)②「企業価値」企業価値とは企業の物語である。③「事業立ち上げの落とし穴」特に大企業における失敗要因についての共通項。④「新規事業のゴール・目的の整理」大企業の新規事業において大切なのは、会社全体への価値創造。⑤「ビジネス成功に必要な3つの軸」最も大切なことは、「社会性」、「独自性」、「経済性」の3つの軸であり、この順番で考えを進める。⑥「ビジネスモデルとは」経営者目線で、ビジネステーマ、ビジネスアイディア、ビジネスモデルの違いを意識し、新規事業を組立てていくこと。⑦「ビジネス」とは誰に何をいくらで売るかである、と7点についてご説明いただいた。その後、チームディスカッションでは、各チーム、自己紹介~お互いの事業モデルの共有などを行い、どのような組合せの新規事業を検討していくかについて実施した。

■特に印象に残っていることや学び・気づき

大企業メンバー1名×スタートアップ経営者3名というチーム構成で各自が各々の事業内容の説明を通じながら、今回のビジネス検討テーマであるスタートアップの事業の拡張、事業同士の掛け合せの可能性を検討。各々が異なる業務領域であることから、掛け合わせることで一つのストーリーは出来るが、果たしてそれで山崎先生から説明いただいた独自性・勝つ為のキードライバー(競争優位性)を示すことが出来るのかという難しさを実施感したが、今後、メンバー間のコミュニケーションの量を増やしていくことで、全く想像もし得なかった新たなビジネスが生れるのではないかという期待感も同時に感じた。また、スターアップ企業の方々の事業に対する情熱を身近に感じ自身の置かれている状況に対して強烈な危機感を覚えた。

■次回に向けての思い

次回の講義に向けて、まずは、今回の講義の復習を行い、自分の言葉で語れるように体系化していく。そして、次回の事前インプット動画の確認と各々の事業領域をしっかりと理解し、事業アイデアを創造していきたい。

受講生の声

受講生の振り返りコメントより、一部をご紹介します。

「印象に残ったのは『独自性を徹底的に磨き上げる』ことです。チームでの新規事業開発を通じて、実際に新しい事業の創造過程を経験することはもちろんのこと、言語化が難しい『事業活動におけるメンタリティ』を知ることができると思いました。クライアントのおかれている状況を理解することに活かすことができると思います」

「印象に残ったこと1つ目は、新規事業の目的のひとつに既存事業の付加価値創造があること。自分たちの儲けに繋がることだけではなくて、サービスに関わる企業全体に対してお金が集まってくると認識しました。時には、既存事業の利益につながれば先義後利で、結果的に自社にかえってくるものも多いのではと考えました。2つ目は、社会性が一番最初で、社会性>独自性>経済性。3つとも重要だとは認識していましたが順位と合わせて認識ができたことが良かったです。3つ目は、誰に、何を、いくらで、の「誰に」本当のお客さんが誰で、本当に求めていることは?という問いは、きっと何段階も掘り下げていけるもの。少し考えただけでも、これまで見えてこなかったヒントを得ることができました

など、講義で得た学び気づきや、今後の変化への期待の声が多く寄せられました。

また、大企業のメンバーからも、自社のさらなる成長に向けた意気込みが語られました。

「実際に新規事業を担う部門に入る為、まずは研修で教えてもらった事を部内で共有し、自分の言葉で考え方を伝えていきたい。自分達が今やっている事、考えている事は正しい方向を向いているのかを改めて見直していきたい。今までは新規事業=新たな収益価値というイメージが強かったが、今回の研修を受けて考え方、優先順位が少しずつ変わりそうだと強く感じている。そしてスタートアップで実際に自分の事業を立ち上げている社長の方々と一緒に話し、取り組んでいく事で、一つ一つの事業への熱量や本気度みたいな事も学び、自分の身体に染み付かせていきたい

「印象に残ったことの一つは『新規事業によって既存事業に対して付加価値を創造する』こと。特に大企業においては既存事業への付加価値創造を念頭に新規事業を組み立てる事が重要である事が分かった。自社においても役所的組織や発想の停滞によりブランド価値が引き出し切れていないと感じており、新たな事業を通してブランド価値を引き出していきたい自身が起業家志向人材になる事で仕事に活かしていきたい。具体的には部署の枠(縦割り)に囚われず、社会性・独自性があり、多くの『ありがとう』を貰える事業を全体最適で考え、行動したい(個人で、チームに対して)  」

サクラサクアカデミー第5期は2024年10月~2025年2月に開催致します。これから本アカデミーや受講生の様子などお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!

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