ブランディングの鉄則《スモールビジネス創業時編》アイデアマンのあなたは要注意!
起業という大海原へ漕ぎ出すあなた。革新的なアイデアで世界を変えたい、そんな熱い想いは素晴らしい!しかし、ちょっと待ってください。あなたのアイデアは本当に市場に求められているものなのでしょうか?「誰もやっていないこと」への挑戦はロマン溢れる一方で、大きなリスクを伴います。比較対象がないということは、市場の反応が全く読めないということ。スモールビジネスのスタートは、二番手、三番手でちょうどいいかもしれません。まずは既存の市場に参入し、実績を積み重ねることで、あなたのアイデアが輝くための土台を築くことも一考ではないでしょうか。
なぜ二番手、三番手が有利なのか?
起業家の中には、「誰とも被らない、オリジナルなサービスで勝負したい」という強い思いを抱く方が多くいます。それは素晴らしいことですが、同時に大きな落とし穴も潜んでいます。
市場の反応が読めない: 全く新しいアイデアの場合、市場の反応を予測することは非常に困難です。仮に画期的なサービスであったとしても、顧客がその価値を理解し、受け入れてくれるとは限りません。
競合との差別化が難しい: 新しい市場を開拓するためには、多額の広告費やプロモーション費用が必要となります。スモールビジネスにとって、これらは大きな負担となる可能性があります。
インフラが整っていない: 新しい市場では、必要なインフラが整備されていないことが多く、ビジネスを展開するためのコストが余計にかかってしまうことがあります。
私の創業!田舎町で始めた「おしゃれな創作料理のお店」、全く入らなかったな~きっとどんなもの食べさせられるのか、見当もつかなかったんだろうな~・・・(^^♪
二番手、三番手で始めるメリット
市場のニーズを把握できる: 既存の市場に参入することで、顧客のニーズや競合の戦略を深く理解することができます。
実績を積み重ねやすい: すでに確立された市場では、顧客獲得や販路開拓が比較的容易です。 (=比較の土俵に乗る)
資金調達がしやすい: 実績のある市場への参入は、投資家からの信頼を得やすい傾向にあります
次お店は比較の土俵に乗って上手くいったよ、「隣のお店の唐揚げが5個ならうちは6個、メニューが40品ならうちは60品」分かりやすいでしょう・・・(^^♪
あなたのアイデアを活かすタイミング
では、いつあなたのオリジナルなアイデアを世に出せば良いのでしょうか?それは、市場での実績を積み重ね、一定の信頼を獲得した後です。
ブランドイメージの確立: 既存の市場で実績を積み重ねることで、あなたのブランドイメージを確立することができます。
顧客基盤の構築: 既存顧客との信頼関係を築くことで、新しいサービスへの導入をスムーズに進めることができます。
資金調達の円滑化: 実績と信頼に基づいて、より多くの資金調達が可能になります。
まとめ
スモールビジネスの創業は、マラソンレースのようなものです。スタートダッシュで勢いに乗ることも大切ですが、まずは安定したペースで走り続け、体力をつけることが重要です。既存の市場で実績を積み重ね、あなたのブランドを確立しましょう。そして、その上で、あなたのオリジナルなアイデアを世に送り出すのです。
でも安心してください、何をやってもあなたらしさは失わない、必ず顧客へ伝わるものです、同じレシピで作った料理でも作る人が代われば同じ味にはならないし、同じ料理でも器を変えればそれは別な料理になるものです。創業時に「新たな価値を提供することを抑える」だけでも効果はあると考えます。
「二番煎じ」とは、美味しいお茶のことかもしれないな・・・(^^♪