助産カルチャーショック
今日驚いたことがあったので忘れないうちに。
もうすぐお産予定の方のバースプランを何気なくチェックしていたら、フリースタイル分娩を希望しますとのこと。
(この時点で私は「おっ!いいね!一緒にお産頑張らせてもらいたいな!」と思う笑)
一緒にバースプランを見ていた助産師さんが「でもこの方、母児同室にはこだわりが無いみたいで、意味がわからないの」と言う。
私にはない感覚なんだけど、助産師さん曰くフリースタイルのようにちょっと自然派なお産をする志向の方ならば、母乳育児を確立していきたい人なはずだし、それなら夜間預けるのはおかしい、一貫性がない、ということらしい。
繰り返すけど、私にはわからない。どういうお産をしたいかっていうのと、母乳育児したいかとか、入院中夜間休みたいっていうのは別の話ではない?
相手は医療者ではない。一般の、はじめてお産するお母さんだ。
もし母乳でやっていきたいという意思があるなら、そのためになるべく赤ちゃんのタイミングで頻回に授乳したほうが軌道に乗りやすいよとかその辺の知識を持ってなくても、おかしくはない。(知ってるに越したことはないけど)
もし知ったら夜間できるだけ頑張ろうって思うかもしれないし、その知識をヘルプするのがプロの仕事なのでは?
逆に、母乳にはこだわりがないんだとして、じゃああなたは母乳へのこだわりも特に強くなさそうだからフリースタイルは向きませんっていうのもお門違いだと思う。好きな格好で産むのに哲学が必要なの?
助産師さんはバースプランを見ながらぷりぷりしてたけど、私は久しぶりのカルチャーショックを体験していた。
医療者というか助産の世界で生きている人の常識ってこんな風にも現れるんだなと思った。
医療や助産の世界の常識に染まってない、一般人のドゥーラだからこその感覚が私にはある。
あと、一応、フリースタイルをするような人は母乳もしたいのかなっていう指向の感覚もわかるっちゃわかる。
ただ、決めつけなくても良くないか?と思ったっていうだけの話なんだけど。
こんなことで入院中ママが傷ついたら嫌だなあ。
あと、フリースタイル希望のこのママのお産が始まった時勤務でありますように…!!!