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これは必須!イギリスの大学選びに使えるサイト

今回はイギリスの大学へ出願する際に大変役立つウェブサイトを紹介しようと思います。イギリスの大学への進学を決めたら、大学を選びそしてどのコース(学課、専攻)を志願するか絞り込まなければなりません。さあ、どうしますか?

UCASを使う

まずはUCAS(Universities and Colleges Admissions Service)を使う方法。UCASというのはイギリスの大学に入学するための手続きを統括しているオンラインポータルです。コース探しから出願、合否の連絡、入学するかどうかの連絡など全てこのオンラインポータルで行われます。

UCASのサイトより(DiscoverメニューからCoursesをクリック) 

UCASでは大学(Undergraduate)と大学院(Postgraduate)のコースを探すことができます。フィルターを使えば、場所・大学名・科目・Entry requirementsを選んで検索できます。上の画像では、フィルターを使って「UndergraduateのComputer scienceコースを提供しているロンドンエリアの大学」を探してみました。

Brunel University LondonのComputer scienceの例

そうすると上にあるように、コースの概要・Entry requirements・授業料などの情報が得られます。
イギリスの大学受験については以下のブログも参考にして下さい。

Discover Uniを使う

Discover Uniはイギリスの高等教育についての情報を載せている公式なサイトです。UCASと同じように場所・大学名・科目により検索もできます。違いはDiscover Uniでは大学院のコースは検索できません。ただし、UCASに載っていない興味深いデータが掲載されています。

UCL Linguistics(言語学)の場合のデータ

上にあるように以下のデータが掲載されています。

  • 卒業15ヶ月後の平均収入

  • 卒業15ヶ月後の就労状況

  • 大学で学んだことが仕事に生かされているかどうか(卒業15ヶ月後)

  • このコースが自分の将来に必要とされる知識とスキルを向上させたかどうか

  • 大学側が生徒の意見や見解を重視していたかどうか

  • 教員たちが学習のサポートをよくしてくれたかどうか

同じLinguistics(言語学)でUniversity of Leeds(リーズ大学)の場合は…

University of LeedsのLinguisticsのデータ

次はイギリスのMITにあたるImperial College Londonの宇宙エンジニアのコースの例も紹介しますね。

Imperial College LondonのAeronautical Engineering

こんな感じに違いが見えるわけです。紹介したのはサマリーですが、各項目ごとにもう少し細かなデータも次のように見ることができます。

Imperial College Londonの大学での学習状況についてのデータ
卒業後の進路

大学での学習状況に関するデータや卒業後にどういった仕事に就いているかなどは大学を選ぶ際に気になるところだと思います。

大学ランキングのサイトを見てみる

イギリス国内の大学ランキングを見れるサイトがいくつかあります。そのうち2つを紹介しようと思います。

まずはComplete University Guideこちらの“University League Table”からランキングを見ることができます。大学ランキングの他に、科目別のランキングや美術・演劇・音楽の芸術系のランキングも載っています。

Complete University Guideのイギリス国内の大学ランキング

他の記事でランキングとは偏差値順ではないというお話をしましたが、こちらも同じです。満足度や研究の質、大学設備にかけている金額、卒業後の成功度等を総合したランキングとなります。それらの項目別にランキングを見ることもできます。例えば”Entry standards”を選ぶと、合格に必要なスコア順に並べ替えることができます。ただし、成績はUCAS tariff scoreと言って、イギリスのカリキュラムを基本に計算をしているので、その他のカリキュラムに変換すると複雑で正確ではないかもしれません。また日本の大学と同じで必要な成績はコース(学科)によりかなり違いがあります。あくまで参考までに。

もう一つはThe GuardianThe best UK universities – rankings。こちらもComplete University Guideとほぼ同じです。

The Guardianのイギリス国内の大学ランキング

かなりTimesやQSのランキングとは違っていると思います。Entry standards (tariff)順=合格に必要なスコア順にした場合、私たちの感覚だと現実とちょっと違う部分もあるような気がします。じゃあなぜ紹介したかと言うと、よく聞く名前の有名校以外にも良い大学がたくさんあり、大学を選ぶ際に、是非参考にして幅広い選択肢を持ってもらいたいと思ったからです。

まとめ

こういったサイトをコース選びの参考にしてはどうでしょうか?
UCASでは現役の大学生とチャットできるシステムもあるようです。全部の大学が網羅されている訳ではありませんが、こちらも利用できればサイトには出ていない情報も手に入れることができますね。



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