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手に職つけろ!という事は正しかった。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
奢れる人も久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛き者も遂には滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ

自分の得意分野を一生懸命頑張ればお店は潰れない!

根性論かも知れないが、頑張って覚えたことは役に立つ。
手に職つけろと言う言葉は間違えじゃなく正しかった。

何故なら、魅力があるから覚えたかったことだし、身に付けたい技であったからこそ、一生懸命になれたと思う。

また、その技術が自分しか理解できない事柄だとはとても思えないし、必ず誰か共感、共有してくれるだろう。

技術屋に限らず、物を覚えるという事は皆そう思っているのではないだろうか?「スキ」や「興味」を持ち、そのことに打ち込んだ時間は宝物なので自信をもって大切にして欲しい。

だから、この頑張った部分を店舗で披露すればお金になるし、きっと共感してくれる人がいる。そして、更に頑張り続けることができれば、店は潰れない。

もし自分が料理人なら、サービスを頑張った人と仲良くなり手伝ってもらい
経理が苦手なら、税理士を雇う。経営が心配ならコンサルにアドバイスを聞く。

頑張ったことがない所を勝負するのは、危険なので専門家に相談するのが良いが、ほとんどの店舗がダメになってから、手助けの声をかけるから手遅れになる。

これは、病気と同じなので、かかりつけの医者がいるように、定期検診があるように自分の会社も、検診をしてもらったり、顧問がいたりするのはもう当たり前の時代になっている。必要経費である事に気が付いていない場合が多い。昔は、会計事務所や税理士がアドバイスしてくれた。

もしくは、料理以外のことも、猛勉強していければ何の問題もない。

ただし、費用対効果も考えて、自分で勉強すると時間と予算が当然かかる。

外注したほうが明らかに安く、時間も取られない。

問題は、コンサルタントが信用できるかできないか。である。

人にはキャパシティーがあるので、そこを訓練していかないと自滅してしまう。自滅しなければ、飲食は必ず儲かる。

飲食店はすぐに潰れるともいう現実

飲食だけでなく、起業後10年たった時には74%近くが廃業らしい。

1年後に30%2年後に50%潰れてしまっている。10年後には、5~10%しか残らない。と、このようなデータがあるとよく聞く。

全企業が10年後に残っているのが26%。
飲食店は5~10%であるから、他業種よりは、潰れる割合が多く、難しさを演出されている。

何故潰れるか?

答えは、簡単でイカサマをするからだ。

あとは、1店舗目が繁昌して、欲が出て2店舗目、3店舗目を作りキャパ超えてしまいドボン。明らかに未経験の事柄に対し、独りで頑張りすぎた結果。

意外とよくあるのは、オーナーの税金対策であり、お店が私物化しているところ。

足し算引き算ができない。

素人が手を出す。

このような誰でもわかりきったことが店をつぶしてしまう原因

以上のように潰れる理由は、まだまだ沢山理由はあるが、まじめにやっていれば飲食店は、潰れない。100歩譲って潰れにくい業種。

店が汚くても、ぼろくても、不味くても何年も営業しているお店はどこにでもあるのを目にしたことがあるのは、僕だけじゃないと思う。


実は、潰れにくいよ飲食店は

飲食店は、実に楽しい仕事である。働いている人も、お客さんも、楽しむことができる。短気な人間が多く集まる所以に、結果がすぐに出る事業である。

だから、最近は少ないかもしれないが、競馬、パチンコと言ったギャンブルに手を出す職人は多かった。すぐに勝ち負けが分かるからだ。

この楽しい、最高の職業にも弱点はある。それが、今回の「外出禁止」そして、「営業自粛」

今までになかった事態であった。

これからも、予想外な出来事は毎年出てくると思って間違いない。

つい最近も、コンプライアンス対応、禁煙、労働改革などに頭をいためていたばかりだ。

そんな、災いのようなものが戦争終わって100年もたっていないのにすぐに対応できるか!とキレていても時間の無駄。時代の変化は思っている以上に速い。

徳川から明治に変わるよりは、楽な時代なのかもしれない。

戦争を経験したことがないので、「ラストサムライ」と言う映画を思い出してしまう。

刀を持って歩くことが日常で、ある日持ってはいけないとなったら、刀は今でいうスマホに値するであろうか?

しかし、飲食店主はいかなる困難も乗り越えてきた。
こういった困難に比べ、日々の飲食店の継続は難しくはない。

飽きっぽい

2年後に50%は廃業になるという事は、お客様に飽きられているのか
お店のスタッフが飽きてしまったのか、どちらかである。

飽きちゃうとは、一発屋的なノリのお店。
多分、変わったオリジナルのものを、他店との差別化。と言ったコンセプトの店なのかも知れない。

美人は3日で飽きるらしいですよ。
昔から聞く、この言葉。知らない大人が多い。

お店として、カッコつけすぎたり、背伸びしたり。斜に構えたり。

普通にカッコいいなら仕方ない。着飾らなくても良い。

蛇足ににならなければ良いし、上手くコーディネートできれば逆にすごい。

お店のメニューも同じ。いろいろメニュー増やしても、コース料理増やしても、意味がないとロスが出るし、コーディネートできないと来店人数が減ってしまう。

不安なのは分かるけど、結局お客様が困惑してしまう。

手に職がないとこんな感じに考えるのかもしれない。

結論として、自分が頑張って覚えた事をそのまま披露して、少しづつブラッシュアップしていければよいと思う。

オリジナルはそのままに。季節の商品であったり、オリジナルの精度や効率など。考える事は沢山あるので、自信をもっていきましょう。

あれこれと、奇をてらわないことが長く続く信頼感に変わる気がします。


最後に、終わりがあるとすれば、経営不振でなく体、気力、後継ぎの問題でしょうか?

飲食店は、楽しい商売だから、経営不振で潰れることはないです。









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