もうすぐバレンタイン!犬とチョコレートの関係を知っておこう
おはようございます。
寒い日も続き、2月もそろそろなかば。
もうすぐ、「バレンタインデー」ですね。
家族や恋人、友人、職場関係の方にプレゼントをする人も多いのではないでしょうか?
雪が降るような寒い日に飲む、ホットチョコレートは格別です。
さて、犬とチョコレートはどうでしょうか?
犬にはどんな種類のチョコレートも食べさせてはいけません。
バレンタインデーと犬との関係性
2月は犬の「チョコレート中毒」が最も多いと、某動物の保険会社や動物病院で多くの注意喚起がされています。普段から、このような対策をすることによって予防に繋がります。
日頃から人の食べものをあげない
愛犬の手の届かない場所に保管する
ゴミ箱をあさることを防ぐ工夫をする
留守番中はケージもしくは、対策をする
チョコレート中毒とは
危険な成分と中毒症状
チョコレートに含まれるテオブロミンとカフェインは、
犬の「チョコレート中毒」の原因となります。
テオブロミンやカフェインは近い成分であり、メチルキサンチンという物質に分類されます。
犬は、人よりもメチルキサンチンの代謝や分解にとても時間がかかります。テオブロミンの量が体の許容量を超えると、中毒になります。
最悪の場合、死に至ることもあります。
テオブロミンとは
テオブロミンとは、自然界ではほぼカカオのみに含まれる成分です。
カカオの学名であるテオブロマ(Theobroma) は、ギリシャ語で「神様の食べもの」という意味です。
人にとってのテオブロミンとは
人にとってのテオブロミンは、
毛細血管を拡張して血行を良くする働きがあり、冷えやむくみ改善など、体を温める機能があり健康や美容にも期待できる効果があります。
また、脳内物質のセロトニンに働きかけて、食欲を抑え、リラックス効果や脳の活性化作用などの働きがとても注目されています。他にも、気管支拡張作用、利尿作用などで知られています。
犬にとってのテオブロミンとは
人にとってよい効果が期待できるテオブロミンですが、
人よりも、メチルキサンチンの代謝や分解にとても時間がかかり
「チョコレート中毒」を引き起こしてしまうため、
犬にとっては「毒」でしかありません。重症になると、チョコレートを食べてから約72時間も症状が続いたということもあります。
犬がチョコレートを食べた時の症状と対応
こちらが犬がチョコレートを食べてしまった時の症状です。
現在、「チョコレート中毒」の応急処置や解毒薬はありません。
チョコレートを食べてしまっても、すぐには症状が出ないこともあります。
少量しか食べていない、無症状の場合でも必ず動物病院を受診しましょう。
震え
元気消失
過剰な興奮
発熱
嘔吐
下痢
呼吸が速くなる
心拍数が増える
筋肉の硬直
けいれん
ふらつき
意識消失
チョコレートの独特な甘い匂いや、美味しそうに食べている家族の姿を見て、愛犬が食べたいと思うかもしれません。
テーブルの上、カバンの中、包装紙を捨てたゴミ箱など、気が付いた時には食べてしまったということもあります。
チョコレートの種類によって、テオブロミンの配合量が異なります。
もしも、愛犬がチョコレートを食べてしまった場合は、焦らずに動物病院に相談しましょう。すぐに病院へ向かい、チョコレートのパッケージや写真、どの位の量を食べてしまったかを病院でキチンと伝えることで適切な診察や治療に繋がります。
まとめ
人にとっては健康や美容にうれしい栄養成分のあるチョコレートですが、愛犬にとっては「毒」になってしまうチョコレート。
チョコレートと犬の関係をしっかりと理解して、愛犬とのバレンタインデーを楽しんでくださいね。