背骨圧迫骨折:長期臥床による筋力低下と身体機能の低下~ウェルビーイング観点で入院を最適化する㉙
背骨圧迫骨折で入院中のあなたへ。ベッドの上でも輝ける秘訣があります。一緒に、前向きな入院生活を送る方法を探っていきましょう!
今:
あなたは、背骨圧迫骨折で入院生活を送っていますね。
長期臥床による筋力低下や身体機能の低下が心配かもしれません。
入院生活が長引くと、私たちの体には驚くべき変化が起こります。
1日のベッド安静で筋力がどれくらい低下するか知っていますか?
動かないとどれくらい筋力低下する?:
研究によると、いくつかの筋力低下度合いの目安が示されています。
健康な成人でも1日のベッド安静で、1〜3%もの筋力低下が起こる。
安静臥床のままでは、初期に約10〜15%/週の割合で筋力低下が起こる。
3〜5週間の安静臥床で、筋力が約50%にまで低下する。
これは、日常生活に大きな影響を与える数値です💦
これらの数値は、長期臥床による筋力低下の速さと深刻さを示しており、特に入院患者や高齢者にとって重要な警告となります。この急激な筋力低下は、日常生活動作の困難さや自立度の低下につながる可能性があり、早期のリハビリテーションの必要性を強調しています
さらに衝撃的な、高齢者や重症患者の場合:
この低下率がさらに加速する可能性があることです💦💦💦
筋力低下は単に体を動かしにくくなるだけでなく、呼吸機能の低下、骨密度の減少、さらには認知機能の低下にもつながる可能性があります。
このまま何もしないでいると、
退院後の生活に大きな支障をきたす恐れがあります。
入院前の日常にもどれない、という担当医のことばが現実味を帯びて、どれくらい避けたい未来であるかを理解できるところまでくると同時に、恐怖を感じました。
日常動作が困難になり、自立した生活が送れなくなるかもしれません。
今回、救急で診ていただいたときに、「痛みがコントロールできているのであれば、できれば入院させたくない。日常の行動を制限することで、筋力と機能が衰えることが一番怖い」と、担当医からもらったあのコメント、その根拠の部分がここにあったわけです。
しかし、希望はあります。
適切なリハビリテーションを行うことで、この筋力低下を最小限に抑え、さらには入院前以上の体力を取り戻すことも可能なのです。
あなたの未来は、今このベッドの上での行動にかかっています。
一緒に、入院生活を乗り越え、より健康で活動的な生活を取り戻す方法を探っていきましょう。
でも、大丈夫です!ベッドの上でも輝く方法があるんです。
一緒に、入院生活を前向きに過ごす秘訣を探っていきましょう。
長期臥床のリスクを理解しよう
長期間ベッドで過ごすことは、私たちの体に様々な影響を与えます。
筋力低下:
安静臥床により、1日約1~3%、週に10~15%の割合で筋力が低下します骨萎縮:
不動による骨吸収がコウシン(亢進)します
???
また、医師がさらっと何を言っているかわからない言葉を💦
担当医に確認みたところ、骨は常に新陳代謝を行っており、古い骨を壊して新しい骨を作り続けています。この過程で、「骨吸収」は古い骨を壊す作用を指します。「骨吸収が亢進」するとは、この骨を壊す作用が通常以上に活発になってしまう状態を意味します。
簡単に言えば、「骨が溶けていく速度が速くなる」ということです。
そのことを、骨萎縮というのです。認知機能の低下:
社会的孤立により、意欲低下や集中力低下、うつ傾向が現れることがあります
これらの症状は「廃用症候群」と呼ばれ、寝たきり状態を長引かせる原因となります。まさに、「動かさないことによる体の衰え」ということです。
10の輝く秘訣
ベッド上でのストレッチ
毎日10分間、足首や手首を動かすだけでも効果があります。呼吸エクササイズ
深呼吸を意識的に行い、肺機能を維持しましょう。等尺性運動
筋肉を緊張させたまま保持する運動で、筋力維持に効果的です。関節可動域訓練
膝や肘などの大きな関節から、手首などの小さな関節まで動かします。ポジショニング
体位変換を定期的に行い、褥瘡予防と関節拘縮を防ぎます。バランスの良い食事
十分な栄養摂取は、筋力低下防止に重要です。水分補給
適切な水分摂取は、尿路感染症予防に効果的です。気分転換活動
音楽を聴いたり、読書をしたりして、精神的な健康を維持しましょう。社会的つながりの維持
家族や友人との交流を大切にし、孤立を防ぎます。目標設定
短期的な目標を立て、達成感を味わいましょう。
実践のポイント
専門家のサポートを受ける
理学療法士や作業療法士、リハビリスペシャリストさんの指導を受け、安全で効果的なエクササイズを学びましょう。家族や看護師の協力
定期的な体位変換や運動の手伝いを依頼しましょう。日課に組み込む
毎日同じ時間にエクササイズを行い、習慣化しましょう。進捗を記録する
日々の活動や気分の変化を記録し、モチベーションを維持しましょう。無理はしない
痛みがある場合は休息を取り、医師に相談しましょう。
前向きな姿勢で回復へ
これらの秘訣を実践することで、長期臥床のリスクを軽減し、回復への道を歩むことができます。一歩ずつ、着実に進んでいきましょう。あなたの回復を、私たちは心から応援しています!
~ご参考~
https://kaigo.homes.co.jp/manual/healthcare/sick/haiyoshokogun/
https://rifuri.jp/blog/netakiri-rihabiri
https://mi-mollet.com/articles/-/37976?layout=b
骨粗鬆症脊椎圧迫骨折の理学:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspta/9/1/9_1_35/_pdf/-char/ja
廃用症候群:
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/sonota/riha_iryo/kyougi01/rehabiri24.files/siryou162.pdf
https://goshominami-clinic.jp/knowledge/bedridden-rehabilitation.html
https://knowledge.nurse-senka.jp/500416
https://www.kateigaho.com/article/detail/35432
https://www.youtube.com/watch?v=TYX1RtvPFk8
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/09-脳、脊髄、末梢神経の病気/脳-脊髄-末梢神経の病気の症状/筋力低下
https://goshominami-clinic.jp/knowledge/bedridden-rehabilitation.html
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