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【ラーメンの日】病院食で提供される麺類とラーメンが提供されない理由~ウェルビーイング観点で入院を最適化する㉒
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でも、なぜラーメンは出てこないのでしょうか?
病院食で提供される麺類の種類
今日は、ラーメンの日。
ラーメンがウェルビーイング観点で入院患者やリハビリ頑張る方にいかに寄与できるでしょうか。
実は、入院中の家族が固形物を食べる力が衰えているので、入院前日常から麺類をよく食べている話をしたながれで、栄養管理士の方に入院中にどんな麺類が出てくるかを聞いたことがあります。
病院食では、患者さんの健康状態や栄養バランスを考慮して、さまざまな麺類が提供されます。以下は一般的に提供される麺類の例です:
うどん:消化が良く、塩分控えめで提供されることが多いです。
そうめん:軽くて食べやすく、夏場に人気があります。
そば:栄養価が高く、特にビタミンB群が豊富です。
つけ麺:稀に、工夫された調理方法で提供されることもあります。
なぜラーメンは提供されないのか?
ラーメンが病院食として提供されない理由はいくつかあります:
1. 塩分含有量が高い
ラーメンのスープは塩分が多く含まれており、特に高血圧や腎臓病の患者さんには適していません。病院食では、塩分の摂取量を厳密に管理する必要があります。
2. 栄養バランスの問題
ラーメンは炭水化物が多く、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足しがちです。病院食では、バランスの取れた栄養摂取が求められます。
3. 調理の複雑さ
ラーメンは調理に時間がかかり、配膳のタイミングを合わせるのが難しいです。麺が伸びやすく、提供時に最適な状態を保つのが難しいため、病院環境での提供が困難です。
昨今、うどん・そば・そうめんなどは”流水麺”のように時短アイテムが普及してきてますが、ラーメンはありませんね。もしできたら…ラーメン革命でノーベル平和賞がとれるかもしれません笑
ラーメンの特殊性
麺の食感:コシと歯ごたえの重要性
スープとの相性:熱々のスープで味わう醍醐味
技術的な課題
麺の乾燥と復元の難しさ
スープの濃度と味のバランス維持の困難さ
文化的な側面
ラーメン店の存在感:外食文化としての根強さ
「ラーメンは手間をかけて作るもの」という認識
4. 消化のしやすさ
うどんやそうめんと比べて、ラーメンは消化が悪い場合があります。特に消化器系に問題がある患者さんには適していません。
患者さんの声と病院の工夫
病院では、患者さんのニーズに応えるためにさまざまな工夫がされています。例えば、つけ麺を提供する際には、配膳のタイミングに合わせて麺を茹でるなどの工夫がされています。患者さんの声を反映したメニュー開発も行われており、アンケートを通じて意見を集めています。
未来の病院食としてのラーメンの可能性:
メーカーの友人に聞いてみたところ、このような回答が来ました。
どんな麺類を食べてますか?
お店で熱々の一杯を楽しんだ?
それとも、自宅でカップ麺をすすった?
実は、この二つの選択肢に日本人の麺類好き・ラーメン愛と現代社会の縮図が隠されているのです。
ラーメンブームの変遷、外食ラーメンの魅力、カップラーメンの進化と、忙しい現代人のライフスタイルの変化で、”本物志向”と”手軽さ・時短・店に行く暇がない、並びたくない”の価値観が分化してきているそうです。
その流れのなかで、流水麺といった時短ラーメン、それも健康をテーマにした麺類・ラーメンは、新時代、次世代のラーメン革命を起こせる可能性があります。
もしかしたら、未来病院食としてのラーメンが提供される時代がくるかもしれません。麺類、特にラーメン好きの方が入院されるときはラーメンの時が楽しみになるかもしれませんね。
~ご参考~
https://dm-net.co.jp/honne/010/staff/002.php
https://kitchenplus.jp/hospital-food/weeklyrecipe.html
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当面は、ラーメンが提供されない理由を理解し、
健康的な食事を楽しむことで、早期回復を目指しましょう!
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