念いを伝える編集とは?
本を出してみたい!でもどうやって?
スマホでサクッと情報が手に入る時代にあっても
いつかは書籍を出版してみたいと
憧れている人は多いと聞きます。
ですが、本が生まれるまでの
舞台裏を知っている人はごくわずか。
そこで、出版で大切なことを
出版のプロ・自由国民社編集長の三田さんからうかがいました。
3つのポイントはぜひグラレコでご覧ください。
noteにはグラレコには書ききれなかったことを
つづります。
元・営業のこだわりと視野の広さ
三田さんは書店営業13年で編集長へ。
このキャリアパスは珍しいそうで、
三田さんらしいこだわりと視野の広さがありました。
たとえば、
「三田さんは類書の読み込みがすごい!」
対談で鎌利さんがうなっていました。
鎌利さんはすでに複数の出版社から本を出しています。
そんな方に「すごい!」と言わしめるのは
やはり本物なのでしょうね。
類書を知ることは競合を知るということ。
既にある類書の中で新しく世に出す本が
どのポジションになるのか、
三田さんが徹底的にリサーチされている様子が目に浮かびました。
また、
「100坪ほどの小さな書店にも行く」
と、三田さんがおっしゃいました。
多くの書店営業の方が行きがちなのは大型書店だそうですが、
それではニーズを拡大解釈してしまうのだそうです。
一方、小さな書店では書棚のスペースが限られているため、
ニーズが多い本をおのずと厳選しています。
100坪の書店まで視野を広げて、細かな情報を取りに行くのですね。
本を出版するというと執筆のシーンが目に浮かびがちですが、
それ以前に企画を練りに練っているとわかりました。
全く予想していなかった舞台裏でした。
和の教養シリーズに込められた念い
三田さん×鎌利さんで新しい本が生まれようとしています。
和の教養シリーズ・書です。
日本古来の書は海外から熱く注目されています。
ですが、その書を育んだ日本人なのに、
人に説明できるほど知識を持ち合わせて
いないのではないでしょうか。
字が下手だから…と苦手意識を持っている方にこそ
教養として新しい切り口から
日本の書を身に着けていただけます。
私個人としては、5才から習字を習っていましたが、
書の文化的背景を知りませんでしたので、
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「本には100万通りの読み方がある」
三田さんの素敵な言葉です。
本と人との組み合わせは無限大にあります。
同じ本でもその人の思考や環境で
本のとらえ方が変わります。
その可能性を見出し、
世の中に生み出していく編集の仕事…奥が深いですね。
念いが詰まった本を読み継いでいきましょう。
記事担当:プレキョウ都道府県アンバサダー 安積津友香
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