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幸せな中学受験ってなんだろう

最近、中学受験に関わるご家庭で話題になっている書籍。
『勇者たちの中学受験』はもうお読みになりましたでしょうか?

こちらの書籍は実名で塾や学校の名前が出ていることが話題にもなっています。

noteの記事でも、塾の合格者数のカラクリについては書かせていただいています。
これは知らない方がまだいたのか?という、もはや中学受験の常識です。
合格者数だけで、塾を選ぶというやり方は、あまり得策ではないです。
御三家を狙いたいならば、なおさらその合格者数は当てにはなりません。
水増しをしていないだろう大手塾はサピックスと日能研ではないかと思います。
中小塾においては、特定の講座をとっただけ、塾主催の冠模試を受けただけでカウントされたという証言もよく耳にします。

逆に中堅上位の学校ならば志望校に強いのかどうかの目安にはなるかもしれませんが、実はその塾の立地によって当然ばらつきもあります。
神奈川の上位校ならばやはり神奈川にある校舎の方が多くの合格者を出しています。
東京も西側か東側かによって、現実的に通える学校が変わってきます。

御三家のカウントに関しては、重複してカウントする塾にもご家庭にも責任はあると思います。
サピックスでは他塾の講座に行かなくても十分であるということを保護者会で話しているということも聞いています。
6年生の土特、SSが始まった後、他塾の講座に通うことは物理的に無理があるというのは、わかります。
この数年のコロナ禍では、WEB講座などで、講座を受けやすくなったこともあり、実は重複カウントがますます激しくなったという噂もあるようです。
それでもサピックスの講座だけで精一杯にならないようでは、逆説的ですが、正しい復習ができておらず、学習が身になっていないということもありえます。
このことは後ほど有料記事にしたいと思います。

この本は
・中堅狙いのお子さんがサピックスに行った場合
・早稲アカ(スピカ)という早稲アカ最上位生の場合
・あまり有名ではないが相性の良い塾で中堅校した場合
ということが書かれています。

中学受験は、成績帯と志望校難易度のギャップがどれほどあるのか、そのギャップをどの塾で通うことで埋めるかという、それぞれのご家庭での考え方によて、同じようなパターンのご家庭とリアルで、出会うのが難しいのが現状です。
合格判定が常に80%の中学を受けるか、50%を切った中学しか受けないか。
平均偏差値70、50、40。
そして、どの塾に通うのか。
ベースの塾以外にも塾に通うのか、個別指導や家庭教師を頼るのか。
本当にそれぞれなのです。

もちろん、それぞれに合格と不合格という結果によっても変わってくるのが、中学受験の経験ということになります。

幸せな中学受験になるためには、何を持って幸せとするかという基準を持つことが重要になります。

走りながら幸せを探し出すと大概は見失ってしまします。
成績が上がれば志望校をさらに上にという欲も湧きます。
それでは一番偏差値が高い学校以外は幸せでないということにもなりかねません。
そこに中学受験のおそろしさがあるかもしれません。
本当に行きたい学校に入るための準備であれば、ここまで悲惨な結果にならなかったのにというケースも散見されます。







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