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運命の分かれ道は志望校対策

いまさらですが、中学受験のための塾選びは、本当に重要です。

どの塾を選んだかによって、志望校への合格までの道のりは異なってしまします。
場合によっては志望校自体の変更を余儀なくされているケースも多くみられます。

中学受験を決意したとき、まずは志望校を仮でも構わないので決めていただく事をお勧めしています。
中学受験は入学したいと思う学校が初めにありきの方がうまくいくのではないかと思います。
塾によって、対策の準備ができている学校とそうでない学校がありますし、得意不得意もあります。
この辺りを視野に入れていないと、ミスマッチを起こす可能性が高いと思われます。

中学受験は、成長途中のお子さんの試験でもあって、それゆえに、同じ試験がもし複数回あったら、合格者の顔ぶれはほとんど変わってしまうだろうと言われています。
どんな難関であろうと、受験者の上位2割程度のお子さんは何度試験があっても合格する層で、それ以外のお子さんは入れ替わってしまうといういう事です。
この8割の層の実力は大変拮抗していますので、塾での対策が合否に作用している事を大変感じています。

現在、大手塾の2021年の入試分析はこれからですが、中小塾や個別指導や家庭教師会の分析はネットでみることができます。
受験生の親として実際に受けた感触とは、異なる部分がありました。
今までも、塾の定例テストの分析を行うものをみることがありましたが、難易度の捉え方に違和感がありました。
塾で教えられた問題とそうでない問題によって、問題そのものの難易度とは違った、得点率正当率になるのです。
家庭教師矢個別指導の先生でも、塾の授業内容を全て把握することはできませんので、このあたりの差が出ているのではないかと考えています。

小学3年生のお子さんをお持ちの親御さんには、難しい事かもしれませんが、受験生となった6年生のカリキュラムをきちんと確認してください。
受験の基礎ができていることが前提ですが、志望校対策の1年の取り組みは本当に大切であったと思われます。

これは実際に塾に通ってみないとわからないことが多いです。
わが子が有利に受験に取り組むためのノウハウでもありますので、リアルタイムで書き込む親はいないと思います。
今まであまり外に出ていない部分でしたし、塾の最大のノウハウの部分であったので、文字にして残す事はするべきではないと思っています。

ただ、これから続くお子さんをお持ちの方にできるアドバイスとしては、毎年新しい予想問題を作れる塾に通うということが望ましいということ。
標準テキストは、アウトソースができる業者がありますが、対策問題だけは自塾で作るしかありません。
対策講座としては、主にプリントを配布されますのでその量についても確認してください。
対策がしっかりしているという塾であっても、数年間変わらないプリントを配布していることもあります。
素人でも兄弟がいると気づいてしまうこともありましたし、わが子が志望する中学に進学したお子さんがいる友人がいると気づいてしまうこともありました。

ちなみにこの時期、メルカリやラクマなどで、古い教材が売りに出ていることもありますが、一番重要なのは同じ学年の子が一緒に取り組んだ教材でないと価値は半減していましますので、高値で取引しても意味はありません。

受験者の多くが解ける問題を落とさないことが、入試では合否を分けます。
よほど独自の戦略が固まっている場合は塾なしでも良いと思いますが、そうでない方は、やはり大手塾で、志望校に多くの合格実績がある塾を選ぶことが無難なように感じます。
その際には、水増しの合格実績に惑わされないことも必要です。

中学入試が終わった方に、6年生の1年間のカリキュラムを少し詳しく質問してみてくださいね。
やはり、信用できる知り合いの方からの情報が一番かもしれません。



ご注意:
この記事は、私の体験したことをもとに書いています。
必ずしも、全ての方に当てはまるわけではないと思いますし、かなり主観が含まれていますので、時間経過によって、あるいは一般的な観点からは、正確性に欠ける部分もあるかも知れません。
こんな話もあるんだなという程度に読んで頂ければ助かります。
何かの決定に際しては、こちらで書かれた情報は参考程度に考えていただき、自己判断でお願いいたします。
また、お勧めした書籍やグッズを使用する場合は効果についての責任を負えませんのでご容赦ください。
ご質問がある方は、コメントやメッセージをいただけたらと思います。






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