
妊活:ビタミンD(25OHビタミンD)検査-着床不全等の検査
ビタミンDと妊活
ビタミンDの血中濃度が高い女性の方が妊活の成績がいいことがわかっています。
着床率、妊娠率・出生率の向上に関連
流産率(化学流産・自然流産)減少傾向にも関係
良好胚率とも関連
AMH(卵子の数)の値とも関係
ビタミンDとD3良好胚の関係
ビタミンD血中濃度が充足群の方がD3良好胚(3日目に8細胞以上)の到達率が高いという結果が出たそうです。
ビタミンDの血中濃度の検査
基本的にビタミンD(25OHビタミンD)の血中濃度は自費検査です。
料金はCLや病院によってまちまちで杉山産婦人科では5,500円、リプロダクションクリニック東京では7,700円、産婦人科クリニックさくらでは2,860円です。
ビタミンD検査のタイミング
ビタミンDの検査はいつでもOKです。
ビタミンD活性の検査結果が出るまでの日数
約1週間
ビタミンDの基準値
20 ng/mL未満…欠乏
20-29 ng/mL…不足
30 ng/mL以上…充足
ビタミンDサプリ
ビタミンDサプリの種類
ビタミンDサプリにはキノコ由来のD2と魚由来のD3があります。
D2(エルゴカルシフェロール)
D3(コレカルシフェロール)
ビタミンD2は関節リウマチの症状を悪化させるという論文を見かけたので、D3のみ配合されているサプリを選択しました。
また、ビタミンD3はその体内の吸収と活用の機構上、過剰摂取になることはほとんどないそうです。
ビタミンDは脂溶性ビタミンであるため体内に蓄積しやすく危険である、といわれることがありますが、サプリメントで摂取するのはビタミンD3です。ビタミンD3が肝臓および腎臓で活性型ビタミンDに変換され作用を発揮しますが、活性型ビタミンDが充足するとこの変換の働きが厳格に調整されるので、過剰摂取になることはほとんどなく、安全性が高いことが確認されています。(2022年4月15日)
妊活で有名な高品質サプリのBABY&MEのビタミンDサプリはD3を使用。
D3のみ配合されているサプリは以下の通り。
1日1000IUを目安に飲んでいます。
日本のサプリだとなかなか原料やD3/D2の記載がなくて…
とりあえず見つかったのは以下のサプリ。
ビタミンDの検査結果
私のビタミンDの血中濃度の検査結果です。
結果としては、ギリギリビタミンDが充足していました。
ビタミンDの測定結果
ビタミンD…31.2 ng/mL
基準値:20 ng/mL未満…欠乏、20-29 ng/mL…不足、30 ng/mL以上…充足
ビタミンD充足ということで病院からは何も処方されませんでした。
ただ、ギリギリ基準値なのと、充足群が60 ng/mLと見かけたので、サプリで補うようにしています。