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経営者の夫より私の世界を大切にすることが先だった。

経営者の夫を支える、と言うと聞こえはいいですが、その前に、私は自分を、自分の世界を何より大切にしないといけなかった、と最近つくづく感じています。

私は日々忙しくし、いろいろチャレンジしていく夫をそばで見ているうち、私は私の世界を育んでいく、自分の世界そのものがいつのまにか疎かになっていました。

元々私は機能不全家庭で育ち、母と共依存状態が長くあったので、無意識に共依存気味の夫と引き合ったのだろう、と今なら分かります。

要は、夫は無意識に世話されたい人、私は無意識に世話したい人をやっていました。

それが夫が経営者だったことで拍車がかかり、忙しい夫の代わりにと本来夫がやるべきことを変わりに私がやったり、何より夫自身が本来処理すべき感情のお世話をするのも、当たり前になっていました。

夫が誘う会食に一緒に行くのも妻の役目とばかりに、そちらばかりを優先して疲れるので、後はなるべく家にいる、みたいに段々となっていました。


私は、次第に自分のことは何でも後回し、何でも夫を優先し、夫の意向に添うことをしているうち、体調不良が多くなりました。


体調不良だからまた不安になり、自分の仕事をしたり、自分の世界を創ることに消極的になり、そうして家にいることが多い私を観て、また夫が私を使いやすいという悪循環になっていました。


私は、あまりに体調不良が辛く、生きづらく感じたので、カウンセリングを受けたら、いかに自分の世界を捨ててしまっていたかに気づきました。


私の体は、私のハートに、


「何か生き方間違ってない?大丈夫?」


と健気にずっとお知らせをしに来てくれていたのです。


今、私は私の世界を、まずは本当に大切に育み直そう、と決めただけで、何か心は軽く、意欲的に生きたい、と思えています。


私のような立場とは違う環境に居る方でも、


父親だから、母親だから、夫だから、妻だから、


と役割ばかりに執われて自分の世界を見失ってしまうと誰もが魂が哀しみ、生きる意欲が失われてしまうと感じます。


役割ではない、あなただけの世界を何より大切にしてほしい。


自分の体験からすべての人にこのメッセージを届けたい、と思います。


まずは自分の世界を大切に。


そのあと、パートナーの世界と融合していけばいいのだと感じています。

お読みいただきありがとうございます。

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