コウノドリ
最近は夜の寝かしつけ後に時間ができた
産後トラウマの本を読んだり、妊娠出産のドキュメンタリーを見たり、医療ドラマを見たりして、自分と向き合っている
出産が自分の力で産むしかないように、バーストラウマも自分でセラピーするしかないことを本能的に知っている
出産直前は絶対に見てはいけないと言われているドラマ「コウノドリ」を見たり
第一話で、小さな女の子と赤ちゃんをお母さんが「うるさい」「お前なんか産まなきゃ良かった」と怒鳴りつけるシーンがあって
「これ、私みたい」と言ってしまった
母親が、ではなく小さな女の子が
私もこうやって、ずっと両親からいらないものとして扱われてきた
両親は私が生まれてからも、お構いもなくタバコを吸い、酒を飲み、喘息やアレルギーを見て見ぬフリをした
自分の快楽のための煙草も止められないで、一体何を履き違えているのだろうかと思う
(予想通り妊娠初期に喘息発作を発症し、流産しかけたが無事に生まれてしまった)
自分の子に同じ言葉を投げつけるとしたら、暴力をふるうとしたら、親から貰ったものをそのまま渡しているだけ
だって、体験したことしか人は学習できないでしょ。オリジナルは私じゃなくて両親
今でも無償の愛を感じているのは祖母ひとりだけ
(もう片方の祖父母は家父長制に毒されすぎて別に)
おかげで、自分の優越性を自分で証明する
誰かと競い、圧倒的力で屈服させる、数字至上主義の学問や仕事ばかりが得意になってしまった
もう自分は仕事だけして、子育てなんて保育園やシッターさんに投げて適当に育てばいいやと思うのも、私がそうだったから
妊活中に思い描いていた、手間暇と最大級の愛情をかけて究極の子を育てようなんて気は起きなくなってしまった
第一話のお母さんのように、失踪して育児放棄に至らないだけ良かった
小さい頃から女の子を生み育てることをイメージして生きてきたけど、それはただ単に自分の人生のやり直しのように感じる
もう、終わらせよう
やっぱり、私は娘を生まない
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