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フォント図鑑、目指せ!タイポグラフィーの達人 vol.1
こんにちは。ユーザベースグループのFORCAS/JVRのデザイナー、廣田(@nacchin777)です。
よく使っているフォントたちを集めて、フォント考察なるものをしてみようか... なんて、ふと思いつき、始めてみます。タイトルは、「フォント図鑑、目指せ!タイポグラフィーの達人」。できれば、シリーズ化したい目論見。笑
なぜ?って、こんな理由から。
・よく使っているけど、知らないことも多いフォントたちのことを、もっと知りたいなあ、、、という興味。
・デザイナーとして、表現の幅も深さも高めたいなあ、、、という欲求。
・ライフワーク的なものを始めたかった。←ここは実験目的。
というわけで、1)フォントの図鑑とアートワークをつくって、インスタ(@nacchin777)に投稿する。 2)ある程度溜まったら、こうやって記事にまとめる、、、ってスタイルで、続けられる限り、続けていこうと思います。よかったら、インスタもフォローしてね。
ちなみに、アートワークの例文として使ったのは、ユーザベースのミッション"Business Intelligence to Change Your World"とその副文。長すぎず短すぎず、ちょうど良いボリュームだったので。
さて、いってみよー。
01 Avenir Next
Avenier(アベニール)は、Frutigerよりもシャープで、Futuraよりも柔らかいデザインで、とても美しく読みやすいフォントです。個人的にも大のお気に入り♪ そして、Avenierのリメイク版であるAvenier Nextは、日本人タイプデザイナーの小林章さんデザインによるものです。
私のAvenirお気に入りのポイントは、数字のデザイン。シュッとかっこよく、他のデザインと馴染みやすいので、数字が大きな意味を持つ資料などではよく使っています。こういう場合では、Futuraの数値はちょいと癖がありすぎて、浮いてしまう(気がする)ので。
Avenir Nextは、FORCASの大人気セミナー「 ABM入門 Seminar & Workshop」のロゴでも使っています。詳しくはこちら(↓)を。
02 Futura
Futura(フツラ / フーツラ)は本当に定番で大人気のフォントですよね。LOUIS VUITTONをはじめ、有名ブランドのロゴで使われることも多いフォント。かつてのユーザベースのロゴもFuturaでした。
私のFuturaの印象って、かっこいいけど、パーフェクトすぎて少し近寄り難いクールな印象。孤高のリーダー的存在? でも、めっちゃ憧れる存在。
そういう自分のイメージを変えてみたくなって、アートワークはきれいめの配色でつくってみました。
04 Univers
20世紀を代表するサンセリフ体、Univers(ユニバース)はHelveticaと同じ年に生まれました。そして、デザインしたのは、これまた有名なタイプデザイナー、Furutigerです。
ウェイトの種類も多いし、Condensedだけでなく、Ultra Condensedもあったりで、本文にも見出しにも使いやすいですよね。
特に私は、こんな(↓)感じで、Ultra Condesedをよく使います。
これは、ユーザベースのコロンボオフィスの1周年記念を祝って、地元の新聞に広告を出した時のクリエイティブです。過去の自分のクリエイティブを見るのは、どうしても直したくなっちゃうので、あまり好きじゃないんですが、これはわりと平気です。笑
04 Palatino
Palatino(パラティノ)は、前職ででよく使っていたフォントです。Palatina NovaやPalatino Sansはそのリメイク版。なんと、この2つのフォントも小林章さんが携わってるんですねぇ。
前職のブランドイメージというのが、「知」「伝統」「信頼感」「アカデミック」というのもあり、そのせいか?私の中でのPalatinoのイメージも、それが染み付いちゃった感じです。
ちなみに、Palatinoは、このアートワークの本文のように、イタリック体で使うのが私好みです。今回は、海外の本屋さんに並んでいるペーパーバックをイメージしてみました。
05 Gill Sans
Gill Sans(ギル・サンズ / ジル・サンズ)は、Macには標準搭載されているので、知っている人も多いですよね。イギリス生まれのフォント。
イギリス生まれのフォントだけど、アートワークは、ニューヨークのブロードウェイミュージカルをイメージ。← 行ったことないけどね。笑
そうそう、FORCASのロゴは、Gill Sansをベースに少しカスタマイズしています。ほら、FORCASのRが、Gill Sansでしょ?
少し余談ですが、FORCASのロゴの「R」は、ロゴの最後の仕上がりの印象を決めている大事なところなんです。全体的にスマートで、先を行っているイメージを意識してデザインしましたが、少し人間っぽさを感じるようにも工夫しています。それが、この「R」の部分です。
どこが人間ぽいっかって? それは、Rの最後のライン。良い感じのカーブが、テクノロジーに偏りすぎず、人間っぽさを感じるポイントだと思うんですよね。これがまっすぐの直線だと、途端に硬い印象になっちゃうんですよ。
少し比べてみても、Rだけでも、ずいぶん印象が違うでしょ?
さすが、ヒューマニスト・サンセリフに分類されるフォントだけあって、人間味が出てるね。フォントって、おもしろい!
FORCASロゴについては、こちらに詳しく書いていますので、よかったらどうぞ。
さてさて、今回は、Avenir Next、Futura、Univers、Palatino、Gill Sansの5つを取り上げました。他にも取り上げたいフォントがたっくさんあるので、これからも続けていきまーす。
【追記】記事が増えてきたので、ふぉんとずかんとして、マガジンにまとめました。ぜひフォローしてくださいな。
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