はじめまして、Preferred Futureです
20代のとき、友人の結婚式に参列するため、北欧を訪れたときのこと。
当時、私は社会人5年目で、自分の現状に満足していませんでした。
追々、私自身のことも紹介させて頂くとして、今は詳しくは書きませんが、私の人生は閉塞感で溢れていました。
本当に自分がしたいのは、これではない。
もっと自分が満足できて、力を発揮できる場所にいきたい。
そう強く思っていました。
(今、振り返って思えば、「修行」の一貫として、必要な経験だったのですが)
転職を考えていた私は(初めての転職ではありませんでした 苦笑)、自分の行き先・生き先を模索していました。
でも、忙しい毎日の中、東京の雑踏の中では、落ち着いて考えることも、その気力もなく。
そんな中、クリスマスから年末年始に掛けて、フィンランド・デンマーク・スウェーデンを訪れました。
私にとって2回目の北欧でしたが、学生時代に初めて訪れてから、北欧は大好きな地域でもありました。
初めて訪れたときは、真夏で、それこそ日が長いこと沈まない白夜をはじめて体験しました。
2回目に訪れたのは、冬の暗くて寒い時期で、朝は9時過ぎにようやく外が明るくなってくる、そして午後15時にはもう暗くなりはじめる、そんな圧倒的に夜の長い時期でした。
暗くて寒いと、気持ちが沈みがちですが、大好きな場所を訪れているという高揚感から私は、短い滞在期間を余すところなく楽しめるように、勤しんでいました。
当時(2008年頃)、すでにセルフレジ(自分で端末をもってその場で商品バーコードを読み、その端末で決済する方式)になっていたスーパーに驚き、ごくごく普通に売っている牛乳のパッケージのかわいさに胸を射抜かれ、街の至るところに見受けられるシンプルでハイセンスな北欧デザインにため息をつく毎日。
クリスマス時期だったこともあり、街中に溢れるクリスマスデコレーションや家々を品のいい温かい光で満たすライティングも、時間を忘れて見入っていました。
そのように「好き」「楽しい」「ワクワクする」ものに囲まれながら過ごした数日間で、すっかりリラックスモードに入りました。
ある夜。
宿泊していたコペンハーゲンのホテルでのこと。
突然、
「人が人らしく笑い、愛し、尊敬し合える世の中に生きたい」
というフレーズが頭の中にぱっと思い浮かびました。
インスピレーションを受ける、とはまさにこのようなことを指すのだろうな、と思います。
私が生きたいのは、そういう世界なんだ、と初めて言葉になって降ってきたフレーズを、すぐさま私は書き留めました。
以来、私はこのフレーズを自分の指針にして歩んでいます。
それから間もなくして転職した企業向けの人材育成の会社。
そこでの経験から、もっと深めたいと思い、大学院へ進むことを決めた渡英した30代。
そこからドイツでの結婚・出産というライフイベンを経て、今は個人として、私に出来ることをお手伝いしています。
Preferred(より好ましい) Future(未来)へ向けて。
これから詳しく、色々とご紹介していきたいと思いますので、どうぞお付き合いください。
Ai (Preferred-Future)
https://www.preferredfuture.net/