仕事と子育て、行ったり来たり【スタッフnote】
こんにちは。THEATRE for ALL事業部の西です。
各プロジェクトのアシスタントをしたり、マーケティングをしたり、precogが運営するTHEATRE for ALLにまつわるいろいろなことに取り組みつつ、基本は子育て中心の生活をしています。
子育てあるあるなのかなんなのか、ここ数年、自分自身の興味のあることとかが一旦離れて、吸収することもあまりなく、なんだかぽつんと、みたいに感じることがあり、どうしたものかと思っていました。
自分ではなかなか脱出できずにいたのですが、ありがたいことに仕事を通じて今までの自分にはなかった新しい感覚が入ってくるようになり、子育ても初めてながら数年やっていると苦手でも馴染んでくるところもあり、そして仕事と子育てで見えるものが不思議と繋がってきた感じがしています。
そんな、ここ最近思うあれこれについてです。
行ったり来たりする問い
precogで仕事をしていると、よく「問い」に遭遇します。日々、「問い」です。
そして仕事を終えて、小学生の子供と会話をしていると、そこでもよく「問い」があります。問われることもありますし、問いが生まれることもあります。
さて、私が小学生の頃、着替えは教室で男女一緒、出席番号や背の順は男女別だった記憶なのですが、我が子が通う小学校では、女子は1年生の時から更衣室を使い、出席番号や背の順は男女混ざっています。
区別するところと混ざるところが、私が小学生の頃とは違うことがよくあります。
仕事で向き合うさまざまな「問い」が、この子が大人になる頃には当たり前になっているのかもしれない、と、ふと思ったりします。
という具合に、子供の宿題など見ながら仕事のことを思い出し、仕事をしていると子供が大人になった社会はどうなっているのかなと思ったりします。
同じような「問い」が子育てと仕事の間を行ったり来たりします。
価値観の棚卸し
子供と向き合うと、自分の子供の頃をよく思い出してみます。
ああいうことがあって、ああいう感じだったから、こんな感じの価値観になったのかもしれない、じゃあ子供にこういうふうにやってみよう、とかそういうことです。
子どもには何がどう見えていて、どう感じていて、どういうこととして経験が記憶されていくのか、人の価値観が形成されていく様子はとても興味深いものです。
子育てをするようになって、以前は全く興味がなくて見えていなかったことが見えてきたり、逆に、興味があったものがそうでもなくなったり、興味や好みにも変化を感じるようになりました。
じゃあなんで今までの私はこういう考え方だったんだろ?と、ふと思いまして、価値観を見直してみることにしました。
今までの自分の考え方とか感じ方は、過ごしてきた環境の中で身につけた価値観や思い込みであって、もしかしたら違う見方があるのかもしれない、とか、改めて考えてみたら自分の中にも違う考えがあるのかもしれない、とか。
何かを考える時、無意識にぱっと出てくる自分の反応を、本当にそう思うのか?なんでそう思うのか?いちいち考えてみたりします。
そうして、これまで溜めてきた価値観を一旦取り出して整理していたら、固まっていた自分の考えが薄まったような感じがしました。
スペースも空いて、新しいことを入れられそうです。
子供の時は親から与えてもらった環境で価値観を形成して、まるでそれが自分オリジナルのものであるかのように思っていたけれど、そしてそれはそれでよいのですが、それとは別に、今更ながら自分自信の価値観を形成する段階にいるのかもと思ったりします。
子供には、大人になったら価値観の棚卸しを勧めようと思います。
まとめ
まとめるというほどのことでもないですが、強いて言えば、今、課題とされているいろいろなことがいい方に変わっていき、子供が大人になったら、
と、驚かれるようになっていたらな、とか考えながら、これからも仕事と子育ての間を行ったり来たりしていこうと思っています。
文:(西多恵子(THEATRE for ALL事業部/マーケター/プロジェクトアシスタント)
株式会社precog(プリコグ)は、芸術祭、映画祭、演劇・ダンス公演、スクール事業など、舞台芸術をはじめとする、さまざまなアートプロジェクトの企画・運営を手がける制作会社です。近年では、アートと福祉の取り組みにも力を入れ、芸術に関する新たな事業の開発にも取り組んでいます。
【スタッフnote】では、プリコグスタッフの日常や、仕事を通して得た新たな気付きや知見の数々、プロジェクトにかける想いなどをお届けしていきます。
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