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アメリカ、パレスチナの国連正式加盟を阻止
【アメリカ、パレスチナの国連正式加盟を阻止】
- 決議案はアルジェリアが提出し、ロシア、中国、フランスを含む12カ国の加盟国が広く支持した。-
2024.04.19
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(写真クレジット:AP/Yuki Iwamura)
#アメリカ は4月18日、パレスチナの #国連正式加盟 に関する安保理決議に拒否権を発動した。
#アルジェリア が提出したこの決議案は広く支持され、日本、フランス、韓国、スロベニア、ロシア、中国を含む12カ国が賛成票を投じた。スイスと英国は棄権した。
アメリカのロバート・ウッド国連副特使は、パレスチナの国家化はイスラエルとパレスチナの直接合意によってのみ達成されるというワシントンの立場を繰り返した。
アメリカは「ここニューヨークでの時期尚早な行動は、たとえ最善の意図があったとしても、パレスチナ人民の国家資格を達成できないことを長い間明らかにしてきた」
と彼は言った。
パレスチナ自治政府(PA)のマフムード・アッバス大統領府は声明で、アメリカの拒否権発動は「露骨な侵略だ…」と述べた。
これはこの地域をさらに奈落の端に追いやる」と述べ、「不公平、非倫理的、不当」だと批判した。
#パレスチナ のリヤド・マンスール国連大使は、今回の失敗によって国家樹立への意志が打ち砕かれることはないと述べた。
#エジプト 外務省は、安保理が決議案を可決できなかったことに「深い遺憾の意」を表明した。
パレスチナ抵抗運動ハマスも、#安全保障理事会 での米国の #拒否権発動 を非難した。
また、「占領に偏ったアメリカの立場を最も強い言葉で」非難し、国際社会に対し、「アメリカの意志を超え、パレスチナ人民の闘争と彼らの正当な自決権を支援するよう圧力をかけるべきだ」と呼びかけた。
「私たちは、占領を打ち破り、権利を奪い、エルサレムを首都とする独立した完全主権のパレスチナ国家を樹立するまで、われわれパレスチナ人民は闘争と抵抗を続けることを世界に保証する。」
パレスチナ政府関係者がスカイ・ニュース・アラビアに語ったところによると、採決に先立ち、ワシントンは「アラブ・グループに決議案を撤回するよう圧力をかけ」、これを阻止しようと積極的に動いていたという。
同関係者はニュースチャンネルに対し、「パレスチナ側の決定とアラブ諸国は、米国の拒否権の脅威にもかかわらず、決定を撤回し、採決にかけるつもりはない」と語った。
PAは何年も前から、国連での国家承認と完全承認を求めてきた。2011年に初めて正式加盟を申請したが、その後、失速した。
安全保障理事会の常任理事国であるロシアと中国は、パレスチナとイスラエルの間の2国家解決というイニシアチブを長い間支持してきた。
(了)
【参考記事】
【アメリカの命令でエクアドルが国連安保理にパレスチナ建国反対を働きかけ】
- エクアドルの極右政権は、国連安保理でパレスチナに反対し、イスラエルを支持する拒否権を発動することを回避するために、ワシントンを支援している。-
- 1945年以来、イスラエルとパレスチナに関連する国連安保理決議案は36件拒否されており、そのうち34件はアメリカの手によるものである。-
引用元