アメリカの命令でエクアドルが国連安保理にパレスチナ建国反対を働きかけ
【アメリカの命令でエクアドルが国連安保理にパレスチナ建国反対を働きかけ】
- エクアドルの極右政権は、国連安保理でパレスチナに反対し、イスラエルを支持する拒否権を発動することを回避するために、ワシントンを支援している。-
2024.04.18
『インターセプト』紙が入手した米国務省のリーク文書により、以下のことが明らかになった。
< ホワイトハウスは #エクアドル への影響力を行使し、国連安全保障理事会(UNSC)のメンバーに対し、4月18日に行われるパレスチナの国連加盟を認める可能性のある投票に反対するよう働きかけている。>
「#アメリカ政府 は、国連安保理の非常任理事国であるエクアドルに対し、パレスチナ人に利益をもたらす可能性のあるさらに別の決議案に拒否権を発動することで新たな広報上の混乱を避けるよう、安保理非常任理事国にこの圧力をかけている」と報じられている。
「#パレスチナ の人々のための政治的な地平線への最も迅速な道は、イスラエルとその近隣諸国との間の正常化協定にあるというのが、アメリカの見解であることに変わりはない。」
『インターセプト』紙によると、「このアプローチが有意義かつ永続的な方法でパレスチナの目標を目に見えて前進させることができると信じている」と電報の1つは述べている。
「したがって、今後数日から数週間のうちに、『パレスチナ』の国連加盟を勧告する安保理決議案が #安保理 に提出されたとしても、そのような決議案を支持しないよう強く要請する。」と4月12日付の電報は付け加えている。
エクアドルの米国大使館から発信された4月13日付の2本目の電報は、パレスチナの国連正加盟国獲得は認められないという米国の立場に対するエクアドルの全面的なコミットメントを表明している。
伝えられるところによると、エクアドルのガブリエラ・ソマーフェルド外相は、ワシントンと協力し、エクアドルの国連常任代表であるホセ・デ・ラ・ガスカに、日本、韓国、マルタに対し、木曜日に行われる採決に反対するよう働きかけるよう命じたという。
電報はまた、国連安保理常任理事国フランスへの働きかけについても触れている。
「どのような決議案であれ、アメリカの #拒否権 なしに必要な票を獲得できないことが重要だった。」
米国大使館の公電にはこうある。
「エクアドルは、『パレスチナ』決議案を拒否することで、(米国とともに)孤立していると思われたくはないだろう。』
エクアドル政府からの懸念は、メキシコ大使館の不法な襲撃をめぐるメキシコとの深刻な外交危機から生じている。
この動きは、ダニエル・ノボア大統領の極右政府を、ジュネーブ、ウィーン、カラカスの各条約違反で国際司法裁判所(ICJ)に提訴することになるだろう。
ICJでの提訴の一環として、メキシコは正式な謝罪がなされるまでエクアドルを国連から追放するよう求めている。
「エクアドルによる4月5日のメキシコ大使館襲撃とその国際法違反を非難していた米国が、このような行動に出たことは非常に衝撃的だ。
エクアドルが半球で孤立していることを最大限に利用して、エクアドルの要求を遂行させようとしている。
エクアドルは、さらなる犯罪を犯すことで、その犯罪から逃れる方法を買っているだけなのだ。」
とエクアドルの元外相ギヨーム・ロングは『インターセプト』紙に語った。
今週初め、スカイニュースアラビアは、パレスチナに国連の正式加盟を認める安保理決議草案を阻止するためにアメリカが積極的に取り組んでいると報じた。
「ワシントンはアラブグループに対し、明日木曜日に投票が予定されているパレスチナを #国連 の正加盟国として認める決議案を撤回するよう圧力をかけている。」
とパレスチナの政府関係者は、首長国の報道機関に語った。
1945年以来、#イスラエル とパレスチナに関連する国連安保理決議案は36件拒否されており、そのうち34件はアメリカの手によるものである。
(了)
【参考記事】
【アメリカ、パレスチナの国連正式加盟を阻止】
- 決議案はアルジェリアが提出し、ロシア、中国、フランスを含む12カ国の加盟国が広く支持した。-
引用元