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〖散文〗牛乳を飲もう!!
混ぜ屋はいろいろなところに出入りする。
混ぜ屋が作っているものが、
エサに入れたり、農場で追加で入れたりする。
だからこそ、驚きの連絡が入ったりする。
【処理不可能乳発生回避に向けた
緊急の取り組みについて】
というような表題で送られてくるのだが、
端的に言うと、
牛乳を飲んでください!!
ということだ。
このような連絡は、ままあるらしい。
混ぜ屋に入るまで、気にも留めたことはなかったが、
一般の新聞なども取り上げるくらいには、
話題になっていたらしい。
こういった状況もあり、
お願いが業界団体に配布されることもあるらしい。
本題の「牛乳を飲んでください!!」になった理由としては、
Jミルクが10月1日時点の需給予測で試算したところ、12月下旬には約5000トンという「いまだかつてない規模」(Jミルク)の処理しきれない生乳が発生する可能性がある
ということらしい。
新型コロナと牛乳の関係
新型コロナはいろいろなところに影響を及ぼしているのだが、
一般社団法人 日本乳業協会が、
2020年11月16日(月)に行った、
牛乳・乳製品から食と健康を考える会において、
第101回 新型コロナウイルス感染症拡大が
酪農・乳業へもたらした影響と対策について
が開催されたらしい。
一時期、バターが足りなくなったりしたのは何故か、
などの質問にはここで答えている。
もっと、もっと、
牛乳を飲んでください!!
それでもなお、牛乳の消費量が足りていないらしく、
12月3日に、一般社団法人 Jミルクより、
#大切なお願い
緊急牛乳消費促進に向けて
というものが掲載された。
#1日1L
という運動を行って、
家庭から牛乳の消費量を上げていこうとしている。
みんなで「+500万本」目指しましょう。
ということだが、数字だけを見ると、やはり途方もない…
1人1日、1本の牛乳を飲んだとして、
500万本を12月で飲もうとした場合、
5,000,000本÷31日=161290.323人
つまり、16万人以上の人間が1日1本飲まなければならないことになる。
日本の総人口が、2021年11月1日の概算値として、
12507万人なので、16万人で割ると、
781人におよそ1人がやればいいということになる。
もう少し、違う考え方をすると、
日本の総人口の25人に1人が牛乳をいつもより1本多く飲めば、
必要な消費量がある程度まかなえるのである。
どうやって、消費するかは考え物だが、
農林水産省のYoutubeチャンネルにおいて、
様々な取り組みを行っているので、
ぜひ見ていただきたい。