【若手DJ向け】現場での注意・配慮事項
若手DJの皆さまは、これから先たくさんの現場で腕を試されることかと思います。
その都度自分で練習をしたり箱主催の練習会に参加したりと努力すればするほど技術を磨いていくことは可能ですが、DJを楽しむにあたっての所作や知識などの部分は教わらないと身に付くことはありません。
そこで、ここの記事では、DJを楽しむ上での技術以外の部分で皆さまのお助けになれる情報を書き記していきます。
「これは自分も共感できる!」
「次の現場から実施してみよう!」
と思っていただける内容ばかりかと思いますので、だいぶ長くなってしまっておりますが最後までお読みいただけますと幸甚です。
私も未熟ではありますので、こちらの事項を都度思い返しながら反芻している状態です。
是非皆さまも現場で実践してみてくださいね。
01、DJネームは複雑にしない
これは "しない方がいいよ" 程度のお話です。笑
DJネームを複雑にすると、まず当然のように正式な名前を覚えてもらうのに手間取るという懸念があります。
イベントで初めてお会いした方に自身のX(Twitter)のページをお伝えする時にも、結構戸惑っている方を何人も見てきました。笑
あと、DJネームに環境文字や記号を入れたりすると、イベントのフライヤー(告知用の媒体)を作成してもらうときに、文字が出てこなかったりして作成側を困惑させてしまうということもあります。
DJネームは、自身が売れて様々な方の目に触れる機会が増えるとなると、変更するのにだいぶ勇気がいるようになります。
派手でかっこいいDJネームに憧れはあると思いますが、質素な名前だけどかっこいいプレイをキメるのも素敵なのではないでしょうか。
若手の皆さまの場合、まだDJネームを変更できる段階にいらっしゃるかと思いますので、検討されても良いかと思います。
02、連絡は欠かさず、迅速に行う
社会に出ると、耳に胼胝ができるほど聞くようになる『報連相』ですが、DJを楽しむ上でも必要となります。
DJ当日にどうしても外せない予定が入った場合は、その予定が決まったらすぐにイベントの主催者に不参加連絡を行いましょう。
主催は連絡を受けたらすぐに演者の補填に取り掛かります。少しでも早く連絡をすることで、当然その分演者を探す時間が多くなることになります。
昨今はイベント被りが起こらない週末が無いくらいにはクラブイベントが乱立しておりますので、演者確保の段階から難航します。
そのため、主催にこれ以上の負担をかけないような思いやる気持ちが大切です。
同様に、私用で開始時刻に間に合わない時や早退する時にも早めに主催に伝えておきましょう。
事前に連絡が無い場合、主催は遅刻や早退を考慮せずにタイムテーブルを作成します。当日も演者が時間通りに来ないと、誰もが焦ることになると思います。
タイムテーブルが完成してから思い出したかのように連絡をすると、再度タイムテーブルを練り直す必要が出てきます。これは、事前に連絡を差し上げておけば省けた手間です。
主催が他の準備に充てられる時間が多くなるよう、こちらに関しても念頭に置いておきましょう。
03、ドリンクは機材の上を通さない
こちらは旧Twitter(現X)上を度々良くない方面に賑わす話題ですね。
なぜ機材の上をドリンクを通すのが良くないのか、いつもなら少し考えたらわかる話かと思います。
ですが、現場ではお酒が飛び交い会場の雰囲気も最高潮になっており、各々がまともな思考にいたらない場面も出てきます。
そんな時に起こりがちなのがこちらのトラブルです。
私がお世話になっている箱では尋常ではない数のお酒が飛び交うこともあり、ここ約2年間で4回ほど機材が水没して修理した話を耳にしています。
当然、修理費用は当事者やイベントの主催が負担することになります。
楽しかった会場の雰囲気が一気に冷えることにもなります。
通電させたらショートするので、イベントを続けられなくなる可能性もあります。
その後の箱運営にも結構な影響を与えてしまいます。
もし自分がやってしまったら…と想像しただけでも青ざめてしまいますよね。そうならない為にも、ドリンクは絶対に機材の上を通さないようにしましょう。
機材越しに乾杯しそうなシーンに出くわした時は、声がけをして静止するようにしましょう。こちらは雰囲気以上に重要なことだと思います。
04、ドリンクを機材の周囲に置かない
上記同様、機材に水分がかからないようにするためですね。
自分は気を付けていても、現場では何が起こるかわかりません。
特にDJブースは足元が暗いことが多いです。ドリンクを持っている時に、視認できない場所に物が落ちていてそれに躓いてしまった場合、機材にかかってしまう可能性は十分に考えられます。曲名の確認に来るVJさんとぶつかってしまうことも考えられます。
万が一の場合を想定して、自身のDJの時は機材の周囲にドリンクを置かないように注意しましょう。
05、お酒は泥酔しない程度に楽しもう
お酒って、何よりも最高の嗜好品ですよね。
私も肝臓を壊す前は、毎週のようにお酒を飲んでは幸せな気分に浸ってました。
特にクラブなどの音楽も流れて雰囲気もお酒が進むシーンにおいては、自分でも気付かないうちに通常時よりも多い量のお酒を摂取してしまいがちでした。
さて、皆さまご存じの通り、自身の限界値以上の量のお酒を摂取すると泥酔状態または酩酊状態に陥ることがあります。
このような状態になると、自身がDJをすることはおろか、動けなくなって他の方の介助を必要とせざるを得ない状態にもなりかねません。
自分は思う存分お酒を飲んで幸せなまま泥酔状態になるかもしれませんが、介助者がいくら仲が良くて身近な友人だとしても、迷惑がかかって不快に思わないことはないでしょう。
最悪の場合、クラブの床に戻してしまったり、トイレから出られなくなって会場側にも迷惑をかけるケースにもつながります。
例えイベントがどんなに素晴らしくても、少しでも不快なことに巻き込まれたら満足して帰ることは出来ませんよね・・・
自分が最後まで楽しむことはもちろん、自身の友人を含めた他の参加者全員が満足した思い出のまま帰るためにも、理性を失わない程度の量で止めておきましょう。
時にはDJが素晴らしいため、小さくても度数が高いお酒が飛んでくることもあります。その時は有難く受け取っておき、自身の限界値を考えた上で対処するようにいたしましょう。
お酒を飲んでも顔が赤くならない人は、特に注意が必要になります。
クラブでは周囲の人もお酒が入っているため、いつも以上に積極的にお酒を勧めがちになります。
そのため、自分を守れるのは自分のみ、と思っていた方が良いかもしれません。
06、楽曲は正規ルートで入手した曲のみ
DJを始めた方の中には、現場でDJする前は曲を掘るためにYouTube等の動画配信サービスから抽出した音楽で個人的に楽しんでいた方もいるかと思います。
個人で楽しむ分にはまだ良い(本来はダメ)のですが、実際に現場に出てから抽出した音源を使用してDJを楽しむことは禁止行為となります。
ひと昔前の音楽抽出用のアプリやサイトを用いて動画配信サイトから音楽を抽出すると、どうしても粗くて軽くて薄っぺらい音楽になったので、クラブで流すと一瞬でバレていました。
ですが、最近のアプリやサイトは昔と比べものにならないほど進化しており、高性能な音源で抽出することが可能となっております。
そのため、クラブで流すと全く気付かれずに流し切ることも可能な状況になっております。
音質さえ良ければクラブで流してもいいんじゃないか、とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
確かにクラブでは音質を重視されます。皆さんだってイベントに参加した際には音質の良い音楽を浴びていたいですよね。
しかし、普段の生活をご想像いただきたいのですが、私たちが何かを得るためには自然と対価を支払っているので、当たり前のように手に入れることが出来ています。
イベントの場合も同様で、演者に直接的なインセンティブが入るわけではありませんが、参加者はお金を払ってイベントに参加されています。中には遠いところから多額な遠征費をお支払いいただいてまで参加してくださっている方もおります。
生々しい話になってしまいますが、参加者の方々が参加費をお支払いいただいているからイベントが成り立ち、我々DJ陣が楽しめていることにもなります。
そのため、抽出した音源で楽しむなど烏滸がましい話であり、我々はCD購入然りCDレンタル然りサブスク購入然り、何かしらの対価を発生させた良質で音も綺麗な音源でDJすることが、参加してくださっている方への礼儀や敬意表明にも繋がるのではないでしょうか。
そもそも、アップされてる動画や音源が抽出できること自体がおかしな話なんですよね…
07、SNSにセトリを貼る人は要注意
この話に関しては、実際にここに書くべきなのか非常に悩みました。
ですが、私が日頃会ってお話出来る方よりもここに残す方が遥かに多くの方にお伝え出来てリスク減に繋がると思いましたので、ここに筆を執ることにします。
さて、自身の出番が終わった後、SNSに流した楽曲のリスト(セトリ)をアップする方もいらっしゃるかと思います。
アップする理由は様々で
「自分はこんなスタイルでやってます!」
「このイベントってこういう曲が流れて楽しいよ!」
「今回はこれを流したくてこんな感じに!」
「ここはこういう繋ぎだったんだけどわかった?」
等々、各々の想いのこもったセトリで見てる方にとっても次の参加を決める指標となることは間違いないです。
どの理由に関しても良いと思います。私自身も想いがあってセトリをアップすることがございます。
ただ、これだけは覚えておいてください。
特にアップする理由もなく「周囲の人がアップしているから自分も~」な人は、セトリをアップするのは控えておきましょう。
なぜなら、過去にSNSでセトリを見たというとある企業と揉め事になりました。
理由は簡単で、参加者からの金銭収受がありながら無断で楽曲を使用している、という著作権の部分の話でした。
金銭収受がある場合、いくら趣味でやっているとはいえ、その瞬間に営利目的となり、この場合は事前にJASRACへの申請が必要となります。
JASRACに申請済の場合は、イベント後に使用料を支払う条件で登録済み楽曲であれば金銭収受が発生しても問題ないのですが、JASRACに登録が無い楽曲に関してはこちらが適用されません。
すなわち、当該楽曲はこちらに該当してしまったわけです。
但し、例外があります。
それは、参加者からの金銭収受が無い場合です。この場合は、楽曲の使用を趣味の範疇として見なされます。
ただ、こちらも企業によっては金銭収受が無くても禁じられている場合がございますのでご注意ください。
その後、特定のジャンルの楽曲はJASRACへの登録がほとんど無いため、こちらを使用した際には当該楽曲部分は不可視化してアップするといったルールが知らぬ間に行き渡っており、今日現在にいたります。
(特定のジャンルに関してはこちらでは触れません。気になった方はXなどで私までご連絡ください)
企業側からの忠告があったにも関わらず、また同様の事象を見つけられた場合には忠告だけで済まないかもしれません。
その場合の影響は、アニソンクラブイベント全体にも波及してしまうことも考えられます。ご自身だけならまだしも全体に影響を及ぼすとなると、当事者への責任は計り知れないでしょう。
こちらの当事者とならないためにも、細心の注意を払い、責任を持ってアップすることを常に意識しておきましょう。
そのため、特に理由もなくアップすることは控えよう、と先述した次第です。
08、USBメモリは2本持つようにしよう
皆さんは『PCでDJをする時に気を付けてることはありますか?』と聞かれた時にどう答えますか?
「PCに問題が生じた時のために、曲を入れたUSBメモリを持っておく」
きっと大半の方はこう答えると思います。
もちろん私もそう答えると思います。
ですが、可能であれば以下の回答だとより適切かと思っています。
「PCに問題が生じた時のために、曲を入れたUSBメモリを持っておく。2本ね。」
では、なぜ2本持っておくと良いのか。
1つが、1本目のUSBに何らかの問題が発生して読み込めなかった場合に対応するため。もう1つが、2台のCDJに曲データを読み込ませるためです。
2台のCDJに曲を読み込ませるだけならUSBメモリは1本でいいじゃん、とお思いかと思いますが、実はこれ、会場側の配慮でCDJ同士をLANケーブルで繋いでくれているから出来ることなんです。
CDJ同士がLANケーブルで繋がっていない場合、USBメモリを差したCDJと反対側のCDJには曲データを読み込むことができません。
この場合、持参した2本のUSBを左右両方のCDJに差し込む必要があります。
ただ、アニソンDJが楽しめる会場でCDJ同士がLANで繋がっていないという話は滅多に聞きません。
他ジャンルのDJさんがよく出入りしている会場に関しては、USBが2本ないとプレイできない環境も残っているそうです。
また、初めて行く会場の場合、会場設備や配線がどうなっているかわからないと思います。公式HPを確認しても機材周りの配線まではさすがに書かれておりません。
そういう時にも、万が一の時を考えてUSBメモリを2本持参した方が良いでしょう。
09、出力時の音量に注意する
皆さんがアニソンイベントに遊びに行った時に、急に大音量で音楽が流れ出して心臓が止まりかけたといった経験をお持ちかと思います。
ですが、これに関しては、本当は経験が無い方がいいんです。
急に大音量で音が流れ出すと、もちろん先述の通りの身体への影響があります。
他にも、音の出力部分であるスピーカーやウーファーの内部にもかなりの影響を及ぼします。
最悪の場合、大音量での出力の信号によって、出力機器が破損することがあります。
過去に一度だけ、大音量を出してしまったが故にスピーカーが壊れた現場に居合わせたことがあります。
幸いにもその会場にはPAさんが常駐していたため、予備のスピーカーをスムーズに繋いでくれて進行には問題ありませんでした。
ですが、イベント終了後に当事者とイベントの主催に修理代金が請求された話を聞き、当時の自分の反面教師にしていたことも記憶に新しいです。
では、どのようにしたら自分の出番で音が大音量で鳴らないように出来るのでしょうか。
実は、その為に用意されているのが、イベント開始前の音出しの時間です。
この音出しの時間になったら、まずはイベントの主催に音量のレベルはどのくらいかを訊ねましょう。
それか、他に音出しをしている演者がいたら、その人に音量のレベルを訊ねましょう。すると、大体の方が「オレンジ1本まで」「-3まで」のように回答されると思います。
この場合のオレンジ1本というのは、ミキサーのインジケーター(各チャンネルの光る部分)の色を回答しています。-3というのは、同じくインジケーター部分の数値を回答しています。
音量のレベルがわかったら、使用するチャンネルの縦フェーダーが下がっていることを確認した上で、実際に使用予定の楽曲のサビの部分を流します。
すると、チャンネルのインジケーターが反応するので、あとは教えてもらった音量のレベルを目標にTRIMツマミで調整します。目標としている音のレベルまで行ったら、縦フェーダーを上げて音を出して実際に音の鳴り方を確認しましょう。
会場側で各チャンネルの音量にさえ注意すればマスター音量が合うように設定されている場合が多いです。
ですが、念には念を入れて、音が出たらマスターのインジケーターにも注意をして、箱が指定している出力レベルを超えていないか確認しましょう。
また、イベント前に予定があって音出しの時間に間に合わない場合もあると思います。
その場合は、自分の前の演者がプレイしている最中に自分が使用するチャンネルのレベルを確認しましょう。
前のDJがCDJを使ってプレイしている場合、大体の方が2、3チャンネルを使用することになります。
その場合、自分もCDJでプレイ予定であれば、前のDJが最後の曲を流している最中にどちらかのチャンネルをもらって、今流れている曲のレベルに自分が流す曲のレベルを合わせます。時間が限られているので、最初はかなり焦るかと思いますが慣れると難なくこなせるようになると思います。
自分がコントローラーでプレイ予定の場合は、前のDJがプレイ中に空いている1、4チャンネルどちらかに繋いで今流れている曲のレベルに合わせることが出来るので、こちらは余裕を持って対応可能かと思います。
この項目の内容は特に重要なことですので、いくら若手とはいえ看過されないことが多いです。番手前になったらこちらを思い出して、機材に悪い影響を与えないよう注意しましょう。
【補足】
PCでDJする場合、DJソフトに "オートゲイン機能" が搭載されているのでどの楽曲も同等の音量で流れるようになっておりますが、USBメモリでプレイする場合は先述の機能がありませんので、流す前に都度音量レベルを確認してからフェーダーを上げるようにしましょう。
事前にエディットしてきた楽曲をUSBメモリに入れて流す場合は音が小さくなることを覚えておきましょう。当然、音が大きくなるよりはましですが、音量レベルに気を配っていないと曲を切り替えた時に音が窄むことになり、参加者からの視線をもろに浴びることになるのでこちらにも気を付けましょう。
そもそも音が出ない場合は、別途投稿予定の「音が出ない場合の対処法」をご覧ください。(投稿日は未定)
10、USBケーブルはそのまま使用する
場所にもよりますが、行った先の会場にPCを接続するためのUSBケーブルが常設されている箱があります。
この場合は、そちらのケーブルを有り難く使わせていただきましょう。
ケーブルを抜き差しすることにより、多少なりとも端子部分の摩耗が進行します。
各々が持参したケーブルを交代時に抜き差しする場合、摩耗の進行速度に大きな差が生じてきます。
そのため『少しでも長く機材が使えるように』と箱側の思いがあっての常設ケーブルですので、DJ側は有り難く使わせていただきましょう。
箱に常設ケーブルが差さっていない場合、可能であれば、1番手のDJが差したケーブルを最後のDJまで使い回す方法を推奨します。
DJが8人いて各々がケーブルを抜き差しすると8回になりますが、1本のケーブルを全員が使えば抜線回数は1回で済むことになります。
なお、USBケーブルを持っていく必要が無いという話ではありません。
現場では、いつ何時ケーブルが断線したり不具合が起こるかわかりません。
その場合を踏まえて、常日頃からUSBケーブルは現場に持参することを意識しておきましょう。
ちなみにこちらの話はコントローラーでプレイする場合に必要となる赤白ケーブルでも同じこととなります。
11、DJ参加でも箱側からしたらお客様
DJはイベントを開催する上ではもちろん主役です。
ですが、DJが主役でいられるのも、イベントを開催できる場所があるから、という事を忘れてはなりません。
『DJは箱があるから楽しい時間を過ごすことができ、箱はDJがいるから売上げを上げられる』
このように、DJと箱は共生関係にあると思っています。
たまに『自分はDJだから特別だ』のように振る舞い、最初の1杯のフリードリンクだけ飲んで楽しんで帰る人も散見されます。
ですが、DJのドリンク代は箱の経営を続ける上で貴重な財源となります。
自分が今楽しめているのは、主役になれる場所があるおかげ、という認識を持つことが重要です。
12、イベントの告知は頻繁にしよう
若手の方に関しては、技術はもちろんですが、それ以上にイベントへの熱意・意欲を重点的に捉える主催が多いです。私もその中の一人です。
出演の機会を得られた時には気持ちは燃え上がりますが、イベントが近付くにつれて緊張に押し潰されそうになって控えめになったり消極的になったりしがちです。
ですが、そんな時こそ自分もイベントの立派な一員だと考え、告知の段階からイベントに熱心に(真摯に)向き合っていきましょう。
告知の時はイベントのハッシュタグを活用し、イベントを一緒に盛り上げる仲間をタグ付けすると他の人にも気付かれやすいです。
定期的にハッシュタグを検索して、他の方の投稿をリツイート(リポスト)することも告知が拡散できる意味で非常に重要です。
自身が若手の時は自動投稿botがあったので活用していましたが、今はbotを使用するとアカウント凍結に繋がる恐れがあります。
そのため手動での投稿が主体となりますが、一度投稿文を打ったらメモ帳アプリなどに転記しておき、そちらをご自身の告知定型文として保存しておくとよいでしょう。
少なくとも2日に1回は告知することを心がけましょう。
イベントに呼ばれた時点で主催は貴方のことを評価しています。
なので、胸を張って評価に見合った告知とプレイをしましょう!
13、担当VJさんに感謝を伝えよう
こちらは私が出番後の習慣としていることでして、皆さまも是非取り組んでいただきたいです。
DJさんは自身の出番以外はフロアでゆっくりと楽しむことが可能です。ですが、VJさんは複数のDJさんの映像担当となるため自由に動けない時間が多いです。中にはイベント中ずっと座って担当していないといけない時もあります。
もちろんVJさんもご自身が好きでVJを楽しんでいるわけですが、DJプレイの盛り上げに一役買ってくれているのが映像になります。
映像が無いと、良い音楽を流しても参加者がタイアップがわからなかったり、ShazamやGoogleで引っかからない同人楽曲などを流した時に参加者が手に入れたくても手に入れられない、DJイベントとしての雰囲気自体が作り出せない等、今では映像無しの状況が考えられないくらいです。
私はそんな縁の下の力持ちであるVJさんに、出番が終わったタイミングで必ず感謝の声かけをしています。
特に私が普段から好んでいる楽曲が映像が無いとわからない曲が多いので、VJさんには本当に頭が上がりません。
流れている音楽に合致する映像を黙々と流すVJさん、技術ももちろんですがずっと座っているとイベント終了時には本当に疲れると思うんですよね。
なので、皆さんも是非出番が終わったらVJさんに一声かけて感謝を伝えることを習慣化されてください!感謝を伝えられるだけで、普通に控室に戻るのとは全く違うと思います!
- 最後に -
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
9,500字超えの非常に長いものとなってしまいましたが、共感いただける項目がありましたら是非次の現場から取り組んでみてください。
一度に全ての事項に挑戦するのはもちろん困難です。ですが、今度のDJイベントを支えていく若手の皆さま一人一人が一つでも多くのことに取り組まれることで、今後のDJイベント全体により良い影響を与え、より良い方向に向かわせることが出来る、と信じております。
これからも共にDJを、DJイベントを、心の底から楽しんでまいりましょう!
ぷれい(@sora_ama_pray)