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「悪いことは重なる」って話で書き始めたけど最後は「人間の頭すごい」。

「悪いことが2つ重なると事故が起きやすい。三つ重なったら自身がいくらなんとかしようと思っても事故はほぼ避けられない。あとはもうトロッコ問題」。

こんな感じのツイートを先日した。ちょっとこれだけだとあんまりなので少し補足しておきたいというのが今回の投稿です。

ある朝の通勤途中。私が階段を下りてまして。左に杖をついた高齢女性。目の前に中年男性。もう少しで階段も終わりというあたりで左の女性が大きくセンターに膨れてこっちに寄ってきた。このときに右の下方から高齢男性が下を向いたまま階段を上ってくる。弱弱しい足取りでふら~と。ここで私は左右からほぼ挟まれる形に。で、悪いことに目の前の中年男性が残り一段くらいで急に歩みを遅くする(なんでっ? まるで降りるホーム間違ったから急に止まるみたいに)。三方がふさがってしまい、でも、こちらも降りているわけだからある程度の慣性が働く。頑張ったけど完全に止まることはできずに中年男性に数ミリくらい接触してしまった。前の人の靴のかかととこちらの靴のつま先が少し接触したのだ。「ぶつかって相手がこけた」とか「もつれるように二人とも倒れ込んだ」とかそんな派手さは全然ない。靴の前後が「グッ」とくっついただけ(地味すぎる)。その後のことはどうでもいいのだが一応言っておくと。中年男性が振り返り、こっちがマイルドに詫びを口にした。これで終わり。このときに(三つも悪い条件重なったもんな。これはもうどうしようもないな‥)と思った次第。

まあここまでではなくても、車の運転なんかしていると(今の危なかったな‥)なんて状況はたまに起きてしまうと思います。これだけだったらなんとか回避できたんだけどよりによって同時にこっちも起きてしまったから‥。こういうの怖いですよね。仕事においてもこういうことありますよね。「普段ならこんなミスしないんだけどちょっと急いでたし、あとあの人に頼もうと思ってたら今日在宅ワークしてるし。それと先方もチェック甘いんじゃん‥。なんでよりによってこんなところ間違えるかな‥(ため息)」。

「悪いことは重なるもんで」なんて言い回しが昔からあるけれどほんとにそうだと思います。でどうしたらいいのか。私のざっくりの結論です。①人混みに入らない。②全体を見る。この2点です。説明しますと。①、できれば人混みには入りたくない。入らないで済むなら入らないほうがいいですよね。密すぎるとトラブルってもんも起きやすくなるんで。②、俯瞰する。自分が今その空間の中のどのへんにいるのかをふんわり掴んでおく。その空間のさまざまな物体が異なる速度で移動しているのだけれど時間に伴いどんな風に配置が変わっていくのか。ややこしく言ってしまったがとにかく全体に気を配ること。

「余裕を持つ」なんてのはケースバイケースかなあ。普通は正しいことなんだけど、狭いところで一人だけ空間的な余裕を作りたがる人がいたら、それはそれで周囲に迷惑な話なわけで。集団に入ってしまったときは集団の流れに乗るのが普通。断じてそれはできないというのなら「無人島で自由に暮らしてください」となる。

結論としては、悪いことが重なってしまう状況は起こりえる。起きにくくするなら、人混みに入っているときは注意して、それと全体の様子を見ること。それと、今思ったけど、悪いことが起きそうだなっていうときに勘が働くようになるといいですよね。これはたぶん観察力です。日頃から物事の小さな変化に気づくことが大切なんじゃないでしょうかね。但し、四六時中神経配れなんてのではない。そんなの疲れますもんね。私の場合は好きなもの苦手なものがけっこうはっきりしてまして。服ならこんなやつ。バッグならこういうの。靴はこんな感じ。運転中なんかも「この道好き」とか「あの建物良い」とかよくあります。(なんか苦手だな‥)と思ったビジュアルはどこがどうだから苦手なのか具体的に言えます。けどクレーマーではないので(笑)、人に文句をいうわけではないです。あくまでも自分の好き嫌いを頭の中で整理しているわけです。関根勤さんが昔こんな感じのことをテレビでおっしゃってました。「口に出したり行動してしまってはダメだけど頭の中でなら何してもいいんですよ。僕なんか妄想だらけで」。AIはたぶん考えたことはほぼすべて隠さずにアウトプットしちゃうかもしれません。人間は頭の中だけにとどめておくことができる。下手したら真逆のアウトプットをする。もしかしたらそのへんに違いがあるかもしれません。AIもすごいけど人間の頭もすごいですよね。なんの話だったのでしょうか。えへへ。

おしまい






















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